■センター試験得点 点/900点
■センター試験得点選択科目 物理 化学 地理
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
62 |
+ |
56 |
+ |
40 |
+ |
48 |
+ |
36 |
=242/440点 |
自己採点 |
60 |
+ |
55 |
+ |
40 |
+ |
45 |
+ |
35 |
=235/440点 |
■受験した感触・・・ 案外詳しく自己採点する余裕があった。ぎりぎり受かったのでは?というポジティブな気持ちだった。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
地方公立高校からの東大合格
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
僕は、東大合格者数が今年と去年は1人、2年前3年前は0人という高校に通っており、近くに有名な塾もないような環境で勉強していました。似たような環境の方には、参考にしていただけると嬉しいです。受験勉強を始めたのは、東進の先生に勧められたことと地元の団体の東大見学会に参加したことをきっかけに東大を目指し始めた高2の夏からです。そこからやってきたことを科目別に記していこうと思います。
英語(目標70~80)
高2の秋までは、高速マスター基礎力養成講座などで基礎を固めました。英語の基礎とは、この単語熟語文法と英文の構造理解だと考えています。同日体験受験で、センターは9割、二次は70点以上も取れてしまい完全に慢心してしまいました。高3になってからは、理系科目に時間を取られたこともあって、過去問演習講座と東大特進英語とリスニング教材をちょこちょこやるのみになってしまいました。その結果順調に成績は伸び悩み、本番の二次試験は自己採点60点という微妙な結果に終わりました。理系科目が特別できる人でなければ、英語は必ず取っておかなければならない科目なので慢心せず勉強しておくことをおすすめします。ちなみに、受験会場が法文二号館の大教室だったのですが、リスニングはかなり聴きにくかったです。あの環境で高得点を狙うなら相当な実力が必要だと感じました。
数学(目標60~70)
数学は、得意ではなかったので5割程度とれればいいと考えていました。高2の冬までは、網羅系参考書と長岡恭史先生の数学ぐんぐん【応用編】で基礎を固めました。その後は数Ⅲを独学で進めていました。高3の夏までは、理科の学習が遅れていることに気を取られてあまり時間を割かず、長岡先生の東大対策数学【Ⅰ・A/Ⅱ・B】-中級から上級そして超上級へ-や問題集を少しずつ進めていました。夏が終わるあたりで自分の実力のなさに気づいて焦り始めましたが、過去問を20年分やることでなんとか3完程度は狙えるようになりました。しかし最後まで一番不安の残る科目となってしまい、もっと早くから力を入れておけばよかったと後悔しています。正直東大数学をなめていました。本番では、手がつかなさ過ぎて絶望しましたが、後半の追い上げで3完弱を成し遂げてなんとか耐えました。
物理(目標40~50)
物理は一番好きな科目で、かなりの時間を費やしていました。高1の終わりから高3の始めにかけて苑田尚之先生の高等学校対応 理系物理の基礎、ハイレベル物理を受講し、丁寧に理解していきました。その後は講座の復習や問題集や過去問演習講座等で理解を深め、さらに実力を伸ばすことができました。この科目は理解さえしてしまえば確実に点数が取れるので、潔く苑田先生の通期講座を真剣に取り組むことを勧めます(ただし死ぬほど難しいです)。また、理解を深めるために物理が得意な友人達と議論することもしていましたが、かなり効果がありました。こうして理解を深めていった結果、本番でも普通にできました。
化学(目標30~45)
化学は、高3の春から夏にかけて無機化学と有機化学を参考書で必死に独学しました。苦しかったですが意外となんとかなります。傍用問題集で基礎事項をさらった後、大西哲男先生の東大化学で演習を積みました。その後過去問を消化していくと5、6割程度までは上がったのですが、時間の制約によりそれ以上はなかなか上がりませんでした。それ以上は処理能力勝負なので特に拘りませんでした。それで十分だと思います。本番は計算ミスなどで低めでしたが耐えました。
国語(目標40)
国語は適当でした。現代文は林修先生の講座を、古典は暗記事項をある程度覚えた上で過去問に取り組めば大丈夫でしょう。センターに関しても二次試験の勉強で培ったものをもとに過去問10年分の本試追試をやることで乗り切れました。国語は時間を割きすぎないことが一番大事だと思います。
センター試験(目標810)
12月あたりから地理と国語の過去問を始め、他の科目は直前に過去問を少しだけやりました。特殊な試験とはいえ簡単なので、実力があればちょろっと過去問をやるだけで十分です。センター対策に時間を割かなければならない状況で冬を迎えている時点で実力不足だと思ってそうならないよう勉強してください。とはいえ数点差で合否が変わる入試において対策次第で簡単に点数が上がるセンター試験を疎かにするのはもったいないのできちんと対策しましょう。
■東進東大特進コースについて
東大特進コースはガチ良コンテンツなので積極的に利用しましょう。第Ⅲ期講座の苑田尚之先生と第Ⅵ期テストゼミの林修先生と宮崎尊先生のLIVE授業を大阪に受けに行ったところ、ハイレベル(そう)な生徒たちに刺激をもらえました(と同時に、こいつらは当たり前のようにこのレベルの授業を受けてるのかと絶望しました)。東大特進はいい講座ばかりですし、受講して損はないと思います。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
以上で述べてきたように、地方とはいってもオンライン授業の発展により東大に受かるための勉強をすること自体は難しくなくなってきています。大変なのは、周りにレベルが高い仲間が少ないことと情報が少ないことです。自分よりできる人がいないと慢心しがちですし、東大特進コースの存在を知ることさえなかなか難しいことです。そこで、積極的にSNSを活用することをおすすめします。自分もSNSで仲間を見つけたり、情報を集めたりして頑張っていました。地方受験生が不利なのは事実ですが、今や努力次第で克服可能なことだと思います。そして何よりも自分で道を切り開いて合格する経験はその後に活きていくと思います。今後もそういった果敢な後輩がどんどん現れてくれることを願っています。頑張ってください。