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長崎県 私立 青雲高等学校 卒
東京大学 理科一類

杉田 祐輔さん

■センター試験得点 825点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 82 69 37 52 36 =276/440点

■受験した感触・・・ 数学詰み。1日目終わった後は落ちたと思った。英語次第。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A

自分で選ぶ勉強を

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 これからの大学生活において互いに切磋琢磨しあえる環境に身を置きたいという思いと、上京して今までとはまた異なった経験を積みたいという思いから東大を志望しました。とはいうものの、受験勉強をする最中で自分の志望動機を強く意識したことはなく、ただ漠然と東京で暮らしてみたいなあというモチベーションで勉強に励んでいました。志望動機はどんなものでもいいと思います! この体験記を手に取って読んでいるあなたには、もうすでに東大を目指してみたいという気持ちが備わっていると思うので、あとは努力して勉強するのみです!私からは自分の経験に基づいて各科目の勉強についてアドバイスをお伝えしたいと思います。ここからは個人の意見です。

受験勉強は、量より質? 質より量?

 受験勉強において一番大事なのは、効率です。東大を目指す人たちは、一年前ともなるとみな限られた時間を受験勉強に費やします。部活動や就寝時間などによって個人差はありますが、高3生の勉強時間はだいたい皆同じようなものです。だからこそ、効率的に受験勉強を進める事が大事です。問題をとにかく解きまくる人をよく見かけますが、解けばいいというものでもないのです。個人的には、目指すべきは、「最良な質、適度な量」です。

国語 目標35~

 二次試験において、国語は点差がつきにくい教科です。例年は、あまり得意でない人から比較的得意な人まで30点から45点の間に固まります。現代文が安定しているとかなり心強いですが、コスパは悪いです。古文漢文は現代文に比べ点がとりやすく、暗記事項も多いので勉強すると点が伸びやすいです。また、英語もそうですが、言語は触れ続けることが重要です。毎日何か文章に触れましょう。

数学 目標60~

 数学が合否を分けると言っても過言ではないでしょう。数学は最も差がつきます。これを得意にするとチャンス!……なのですが、そう甘くないのが東大数学です。数学が得意だという人でも、5割の60点を安定して取るのは難しいです。
 安定して点数をとれるようになるには、ある程度は量をこなす必要があります。一つの問題に取り組むにあたって、考え方のプロセスをその問題だけでなくほかの問題にも応用できるようになるくらい、解答の流れを自分のものにするよう意識してください。そうして、一つの問題に触れることで五つの異なった問題が解けるようになります。解答のパターンを多く知る者ほど有利です。

理科 目標70~

 勉強して最も伸びるのは理科でしょう。定義をしっかり理解することが最重要です。定義に少しでも抜けがあると、問題を解く際に引っかかってしまいます。逆に、定義がしっかり理解できていると、現象が容易に把握でき、すらすらと問題が解けるようになります。定義を詰めるには、教科書を繰り返し読み込むのが一番よいでしょう。教科書は最も正しい参考書です。基礎が完璧になったら問題集を扱うのもよいですが、秋からは過去問をメインにした方がいいかなと思います。東大理科の独特な形式に慣れたり、時間配分を意識して解く練習をしたりしましょう。

英語 目標70~

 英語も得点を取りやすく、なおかつ点数が安定する教科です。英語が本当に得意な人たちは100点ほどを安定して取る人もいます。英語が強いと他教科の点数の配分も組み立てやすくなるでしょう。英語は継続して取り組まないと成績が伸びない教科だと思います。私は中程度の英語の文章を毎日読み続けていました。英語には日々触れ続けてください。また、要約力や和訳の質のような、英語とは少し離れた能力も問われているような気がします。これに関しては、問題を解き続ければ自ずとコツがわかってきます。根気よく続けてください。

■東進東大特進コースについて

 私は高3の一年間では、過去問演習講座をひたすら進めていました。過去問演習講座(東京大学)は、11年間分の過去問演習と、答案採点及び解説授業がついている講座です。演習後に充実した解説授業を受けることで、過去問の形式に慣れながら、解けなかった問題や理解が行き届いていない分野を隙なく学ぶことができました。答案返却の際に、採点担当の方から解答におけるアドバイスをいただけるという点もこの過去問演習講座を取る利点だと思います。
 東大本番レベル模試は必ず活用したほうがよいです。東大模試は、大手予備校は大体多くて年3回ほど行っていますが、東進では同日、6月、8月、10月、1月の5回実施されています。本番のような緊張感のなかで時間配分を考えながら東大形式の問題を解く経験は東大模試でしか培えないので、できるだけ積極的に模試を受けてください。また、東進の東大本番レベル模試は比較的返却が早く復習を行いやすいのもポイントです。是非有効活用していただけたらなと思います。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 入試は、当日のマインドがとても重要です。入試当日は、模試とは比にならないほど緊張します。不安な気持ちに襲われることも必ずあります。自分もそうでした。そんなときに、入試当日までに積み重ねてきた努力を思い返してみると、自信が生まれてきます。これだけやってきたのだから大丈夫と。
 正しい道を経て努力すれば、必ず報われます。私は前述のようなアドバイスをさせていただきましたが、あなたにはあなたなりの納得するやり方があると思います。自分の選んだ道を正しいと信じて、(時には本当に正しいか確かめて、)受験勉強に励んでほしいなと思います。
 入試本番で不安を自信に変えられるような、そんな努力をして、是非合格を掴み取ってください! 応援してます!