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埼玉県 私立 狭山ヶ丘高等学校 卒
東京大学 理科一類

武岡 侃寿さん

■センター試験得点 821点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 0 0 0 0 0 =0/440点

■受験した感触・・・ 自己採点で間違いを見つけたりするのが怖かったのでできませんでした……

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 E 理科一類 B 理科一類 B 理科一類 E

各科目の勉強法

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は高校一年生の夏に初めて模試を受けたのですが、当時の私はほとんど大学を知らなかったために志望校の記入に悩みました。ただ、そんな私でも名前と難易度を知っていた大学が東京大学でした。それ以降東京大学を第一志望に何となく書いていましたが、大学調べをしていてもピンとくる大学が見つからず、三年生の初めに担任の先生に「志望校を東大にするなら今のうちに決めておいたほうがいい」と促され、私は東大を目指しました。また、理工系に興味があったので、それらの研究が日本最高峰であり、入学から学べる科目に自由度のある東大は私に合っていました。私は東大受験生の中ではかなり遅いスタートになっていたと思います。スタートが遅くても東大合格は十分にできるのでそんな方たちの参考になればと思います。

勉強の上で

 受験期以前の二年生までは、定期テストにかなり力を入れました。定期テストでは基礎を徹底して勉強していたおかげで、いざ受験勉強を始めよう、というときにすぐに応用の問題やレベルの高い問題、東大過去問に入っていく事ができました。また、受験期の勉強では得意科目(数学、化学)を伸ばすよりもほかの科目より低い科目(特に英語)を伸ばし、全体的に得意といえるところを目指しました。苦手な科目があると、ほかの科目で稼がなければならない上に、得意科目といえども必ず安定してとれる保証はありません。各科目が相補的に得点をとれるよう意識しました。

国語

 現代文はもともと得意寄りの科目だったので、夏以降に過去問で演習をする程度でした。しかし、古典と漢文は私の最も後悔している部分です。模試や演習の中で明らかに単語力に欠けていると気づき、単語集を真剣に読み始めたのは12月に入ってからでした。それ以降そこそこできるようにはなったものの、やはり全く安定して点数が取れなかったのでこの文章を読んだ今この時から古文単語の記憶は少しでも始めておくことを強くお勧めします。

数学

 数学は得意だと思っていましたが、東大受験生となると最終的に一番の課題になったのが数学でした。おそらく最も差がつきやすい科目なので、少しでも多くとりたいところです。私はあまり先取りはせずに授業で身に着けていったので本格的に全範囲の演習に取り組み始めたのは夏からでした。基本的には過去問演習と東進の第一志望校対策演習で演習を積み増した。11月以降では、全くあるいはほとんど解けなかった問題を自分なりにノートにまとめて分析し、直前期に活用しました。また、演習では問題を解けることも大切ですが、解答を見て「なぜこうなるのか」と理解することを大事にしました。

理科

 東大の実際の試験についていうと、理科は特に時間が足りません。夏からそれまでに蓄えてきた基礎を元に演習を行いましたが、過去問演習では解くことよりも取れる問題を見極めること、確実に得点することを意識しました。年によっては化学に少し多めに時間を回したり、解答用紙に立式だけ残して計算せずにいったん飛ばすなどの戦略を組み立てました。今年の東大入試では特にそのような戦略がカギを握ったと思います。

英語

 リスニングは早くから毎日少しでもいいから聞きましょう。私がリスニング対策として毎日聞き始めたのは11月からでしたが、共通テスト間近になってからリスニングができるという実感が出てきたので、もっと早く始めていれば得点源にできたのでは、と思います。リーディングは夏以降過去問や長文対策問題でとにかく量をこなしました。

共通テスト

 12月は東大演習をしながら1日2教科ずつを目安に演習しました。1月の共通テストまでの二週間は全て共通テスト演習をしました。たかが共通テスト、されど共通テストなので油断は禁物です。演習のほかに、この時期は特に教科書を読みました。化学では、間違えるたびに教科書の該当箇所にマーカーを引いていました。本番ではすべての教科で難化することを想定し、多少ミスしても大丈夫!という気持ちで挑みました。今まで自分が納得するまで勉強したことで本番はとても楽しんで受けられ、そのおかげもあって30点以上も自己ベストを更新できました。

■東進東大特進コースについて

 授業として受講していたのは安河内哲也先生の最難関レベルの英語の講座だけでしたが、授業を受けた後ではいままで一番低かった英語の偏差値が一番高くなることがあるまでに伸び、共通テスト、東大型の問題の両方で点数が伸びました。あと一歩のところで英語が伸びない、といった人やハイレベルな英語の講座をとりたい、という人におすすめです。
 また、過去問演習講座では25年分の演習ができる上に細かい添削をしてもらえます。東大の試験ではすべての科目で記述があるので自分ではなかなかできない部分の添削をしてもらえることで、自分の答案の何がよくないのか、どのようにまとめたらよいのかを知るのにとても役に立ちました。
 第一志望校対策演習では東大型の問題が多くあり、25年分の過去問は12月には終わってしまっていた私にとっては東大対策をするのに最適な講座でした。また、東進の東大本番レベル模試は、解答用紙が本番のものと酷似しており、本番を意識して受けることができました。そして東進の模試は何よりも返却がとても速いのですぐに復習をすることができ、確実に自分の実力に繋がっている感覚もありました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験は張りつめて考えがちのものですが、時には息抜きすることが大切です。音楽を聴いたり、好きなものを食べたりすることも大切な受験の一部です。また、私は睡眠をしっかりとることをおすすめします。睡眠不足では体調に支障をきたしますし、勉強したことも頭に定着しませんから。ぜひ、充実した、満足のいく受験期を過ごしてください。応援しています。