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愛知県 国立 名古屋大学教育学部附属高等学校 卒
東京大学 理科一類

杉山 健斗さん

■センター試験得点 789点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 69 61 33 51 40 =254/440点
自己採点 70 60 45 40 35 =250/440点

■受験した感触・・・ 英語の試験時間中に集中が完全に切れてしまったときは焦った。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 B 理科一類 A 理科一類 B 理科一類 B

私が東大に受かるまで

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 まず、私が勉強に本腰を入れ始めたのは高2の12月の終わり頃です。共通テスト本番レベル模試の成績が良くなく、見返してやる、と思い、猛勉強しました。すると、共通テスト同日体験受験で結構良い成績を取ることができました。そのまま調子に乗って、今度は東大入試同日体験受験を受けてみると偏差値は48.5で判定はE判定という無惨な結果となってしまいました。この結果を受けて私は「この状況から合格することができれば、いつか武勇伝として語ることができるんじゃないか」と考え、東大を第一志望とすることに決めました。しかし、周りの東大志望の子たちに比べれば、自分は相当遅れていると思ったので、やみくもに勉強して一年間過ごすのではなく、ちゃんと戦略を練って受験勉強をする必要があると感じました。以下が私が当時立てた作戦です。

東大に逆転合格するための作戦

①とりあえず、未履修の科目を先取りしてしまう。

②一通り先取り学習ができたら、その後は膨大な量の問題演習に時間を割く。


①については単純明快ですが、当時の私は、数Ⅲ・化学に関しては全範囲、物理に関しては力学以外の全範囲について全くなんの知識もない状態だったので、とりあえずこれらの科目を一通り学習することが必須だと思いました。正直、学校の授業ペースは速いとは決して言えるほどではなかったので、独学で勉強することを強いられました。ここで大いに役に立ったのが東進の授業でした。いくらでも早いペースで授業を受けることができる映像授業は、当時の作戦を達成するにあたって、まさに私が求めていたものでした。ハイペースで受講を進めていき、6月の段階で未履修の範囲を完全になくすことができました。東進の宣伝っぽくなってしまったことはお詫び申し上げます。

②の作戦は、私が見事合格にこぎつけることができた理由の大部分を占めています。冒頭で書きましたが、短期間でも問題集を使って猛勉強することで成績がぐんと伸びた、という経験があったので、当時の成績から合格まで到達するためには、『圧倒的な量の問題演習』が必要不可欠だと思いました。実際、一通り履修が終わった6月の初めからひたすら問題演習をこなし、8月の東大本番レベル模試ではA判定を取ることができました。特に理科に関しては、現役生でありながら、浪人生と同じくらいの演習量をこなしていていた自信があります。そのため、理科に関しては、現役生とは比べ物にならないくらいの高得点を取っていました。しかしこれは才能ではなく、先取りと膨大な演習量が功を奏した結果だと思います。

 高校3年生の一年間はこれら作戦にのっとって受験勉強をしていき徐々に成績を伸ばして、見事合格することができました。

■東進東大特進コースについて

受講講座

 授業に関しては、青木純二先生の「数学の真髄 基本原理追究編 文理共通・理系」が私の一番のおすすめです。私は自分の数学の点数が伸び悩んでいた高2の終わりに受講しました。学校では全く教わらないことを授業中で扱うこともあり、受講していた当時は、果たしてこの授業を受けて意味があるのか、と思ったりもしました。しかし、今思えば、その一見遠回りに見える授業が、数学の本質、つまり数学の真髄を理解するための最短経路を示してくれていました。この授業を受けた後は数学のことが好きになり、自然と勉強する時間も増え、成績も格段に伸びました。数学好きの人にも、数学嫌いの人にもお勧めできる授業です。
 その他のおすすめとしては、苑田尚之先生の「ハイレベル物理」です。これは授業のレベルも高く、コマも多いので、物理が好きな人や物理で高得点を取りたい人におすすめします。

東大本番レベル模試

 なんといっても、結果が返ってくるのが他の予備校の模試に比べて、圧倒的に速いです。他の予備校の模試は結果の返却まで一カ月以上かかったりするので、その時には試験のことを忘れてしまっていたりすることもあるのと思います。試験中自分が何を考えて解いたのかを覚えている間に、得点を見て復習できるのはとても魅力的です。また、年に四回も実施されるので、自分の成長を実感することもできます。

過去問演習講座

 直近の過去10年間の過去問を解くことができます。採点もしてもらえるのでありがたいです。数学や国語などの記述型の教科は自己採点では甘くなってしまう場合が多いと思うので第三者の採点は受験勉強に大いに役に立つと思います。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 高校生活というのは短くあっという間ですが、生涯忘れることはないほど鮮明に記憶に残る期間だと思います。ですから、高校生活を受験勉強に使う、友達や恋人と遊ぶのに使う、部活に打ち込むのに使う、どれでもいいと思います。ただし、自分の選択に後悔してほしくはないです。私は、特に高校3年生としての一年間は受験勉強にひたすら打ち込んでいました。後悔はしていません。でも、東大に合格した私が言うのも嫌味っぽく聞こえるかもしれませんが、勉強だけがすべてではないと思います。しかも私自身、勉強ができる人がすごいともあんまり思いません。私が好きな人は大体勉強に興味がなかったりします。だからどうか、勉強じゃなくて全然良いので、貴重な高校生活を後悔しないように使って下さい。