■センター試験得点 840点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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化学 |
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=0/440点 |
■受験した感触・・・ 推薦でしたので二次試験は受けませんでした。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
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志望学類 |
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理科一類 |
A |
理科一類 |
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理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
考えて勉強し、常に成長する
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
幼いころから漠然と天文が好きだった。中学に入学して入った天文部で天文学の面白さを知り、研究やコンテストを通じて、将来天文学の研究者になることを志した。そして、優秀な学生が集まり、最高の研究環境がある東京大学理学部天文学科を志望した。当初は、一般受験で東京大学に入ろうと考えていたが、結果的に推薦で合格することができた。ここでは私の行った一般入試の対策と推薦と一般の両立について書こうと思う。
一般受験対策
私が大学入試に向き合い始めたのは高1の秋頃である。学年が上がるにつれ「時間を正しい場所に使うこと」を意識しながら勉強するようになった。時間が足りなくなりがちな受験勉強では、このことがとても重要になる。私の場合、伸びないと思った勉強はすぐにやめ、他の方法を模索することを意識した。そして、長期的に見て、今自分の行っていることの目的を常に意識するようにした。むやみに勉強するのではなく、長期的なプランを持つことで、限られた時間を効率よく使うことができた。
また、常に理解をアップデートしていくということも重要だ。特に理科については、数回の勉強で100%の暗記や理解をすることは難しい。自分のベースとなるテキストやノートを決めておいて、演習の中で少しでも分からないことがあったらすぐに戻り、常に成長するという意識を持っていてほしい。
そして、直前期には本試や模試の過去問などを利用しながら、どうしたら限られた時間内で点数を最大化できるか=後で解き直したらできたものを減らすかをよく考えた。1セットごとに解き方の目標を立て、それをこなし、振り返りながら自分に最適な戦略をノートにまとめるということを繰り返した。このノートを模試の前にみることで、自分に最適な方法で問題に向き合えるようにした。
推薦と一般の両立
多くの人が想像している通り、推薦と一般の両立はかなり忙しかった。11月頭に書類提出、12月頭に面接があるため、これに合わせて夏休み明けから推薦の準備を始めた。理学部の場合、提出する書類として3000字の作文と実績を示す資料があり、実績を示す資料は比較的早く完成したが、作文にかなり長い時間がかかってしまった。10月中旬に第1稿が完成し、そこから先生方と相談しながら完成させた。書類提出1週間前は書類準備に全振りし、かなりピリピリしたので、なるべく早くに作文を書きあげることをお勧めする。そして、1次発表後、1週間で面接対策を行った。具体的には志望動機の確認、提出した研究の確認、高校物理・天文学の復習、先生方との面接練習を行った。この時、面接対策としてやるべきことに優先順位をつけ、やらなければいけないことからこなしていった。実際、大学範囲の天文学も詳しく勉強しようと思ったが面接までに終えることはできなかった。
私は、一般受験の対策に人より少し余裕があり、推薦入試に振り切る時間を作ることができた。よく推薦はチャンスがあるから出願したほうがいいという意見を聞くが、私はそれは危険な気がする。推薦は必ず時間を取られるし、一般に振り切った方が受かる確率が高い人もいる。そこで「推薦で受かったらどのようなメリットがあるのか」「推薦で受かる見込みはどれほどか」を考えることで推薦出願を検討することをお勧めする。両立はかなり忙しいので、一般対策の進捗状況と相談しながら、受かる見込みが一番あるような道を進んでほしい。
■東進東大特進コースについて
私が思う東進の特に魅力的なコンテンツは以下の2つである。
授業
東進の授業は自分の好きな時期・時間に授業を受けることができる。このことを利用し早期に速習できることが東進のメリットであると考える。理科の場合、私は高2の冬までに苑田尚之先生のハイレベル物理を終え、高3の春までに鎌田真彰先生のハイレベル化学を終えた。この時期に範囲を丸々1周終えたおかげで、過去問に入る前に授業の徹底的な復習や演習の時間を確保することができた。実際私はどの模試でも理科で高得点を取ることができ、自分の武器となった。
具体的な講座の話であるが、苑田尚之先生の授業は物理の本質に触れており、自分で現象を考えることができるようになった。実際、このことは面接における口頭試問にも役立ち、見たことのない現象を自分で説明することができた。将来物理に関する学問を志望している人にお勧めしたい講座である。
過去問演習講座
過去問演習講座は過去問へ取り組むことへのハードルを下げるという点で非常に有益なものであると考える。過去問演習講座を利用すれば、問題と解答用紙を印刷し解いて提出するだけで、東進学力POS上で問題、答案、解答例を簡単に管理できる。重くて手が付けにくい過去問演習であるが、この講座を利用してとりあえずやってみようの精神で取り組むことをお勧めする。
東進コンテンツは有益なものが多いといえるので、時間を割くべきものを判断し、必要だと思うものを選択して取り組んでほしい。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
せっかくの高校時代、受験勉強以外にも様々な経験をしてほしい。推薦入試を考えている人は自分の本質を探すきっかけとなったり、それ自体が自分の強みになったりする。また、一般入試を考えている人も、そこで得られたものがモチベーションになったり、出会った仲間と励まし合いながら勉強したりできる。
一般受験も対策した身として、受験期がかなりつらい期間であることは痛感している。自分の熱意を再確認したり、友達と支え合ったりしながら辛い期間を乗り越え、そして自分の志望を実現することを陰ながら応援している。