ページを更新する ページを更新する
メインビジュアル

広島県 国立 広島大学附属福山高等学校 卒
東京大学 理科一類

林 昂希さん

■センター試験得点 802点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 70 62 43 27 37 =239/440点
自己採点 70 70 40 30 30 =240/440点

■受験した感触・・・ 数学が簡単になったお陰で耐え。化学は始まった瞬間頭真っ白になった。結局五分五分

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 C 理科一類 A 理科一類 B 理科一類 B

得意科目がない人こそ、戦略を持った勉強を

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は、高1の夏から東進に入り、高2の秋頃から東大を目指し始めました。東大が難しいと言われる大きな理由の1つは、受験科目の多さだと思います。国語は古文だけでなく漢文もあり、配点も一般的受験生が無視できるレベルではありません。しかし、裏を返せば、どの科目も満遍なく取れれれば、得意科目が無くても合格点に辿り着くことが出来るということです。私は特に得意科目を持っていなかったので、この考えを基に点数戦略を持って勉強に取り組みました。各科目の目標点数は、YouTube等で調べ、自分に1番可能性がありそうな配分を考えました。以下、各科目毎に自分の戦略を書きます。1つの参考にしてください。
  • 英語:75点目標 リスニングは20点を下回らないように、過去問で解いた問題のスクリプトを音読したりして訓練しました。基本的な文法を参考書でやったら、早めに過去問に移行して良いと思います。東大は解く問題のパターンが多い分、慣れが必要です。時間配分は、インターネットで見たものを真似して、そこから自分でアレンジするのが近道です。
  • 数学:60点目標 「2完2半」を最終目標に設定し、過去問でひたすらそれに近づく練習をしました。参考書などで6問の中で2,3問取れるレベルになってくると、後は150分で点数を最大化する練習さえすれば出来ると思います。この際、得意な分野から解くのはおすすめ出来ません。東大は難しい問題が幅広い分野から出題されるので、それが自分の得意分野だった場合、解けずにそのまま崩れる、という事態に陥るおそれがあります。本番は3完1半でした。数学は相当の実力がないと運要素が強いと個人的には思っているので、あまり頼りすぎない方が良いと思います。
  • 国語:40点目標 理系の東大志望で1番懸念される科目かもしれませんが、攻略の秘訣はずばり古典です。東大理系の古典は決して難しい文章が出題される訳ではなく、基本的な文法、単語レベルできっちり記述できるレベルになっています。そして、知識が強い分安定しやすいため、古典を固めればある程度の点数は保証されます。現代文は、他の科目との兼ね合いで判断すれば良いと思います。伸び代の期待が薄い人は無理にやらなくても大丈夫です。
  • 理科:70点目標(35/35) 物理は、原子などの特定の分野を「捨てる」というのは絶対に駄目です。出たらどうするんだ、という話なので。物理は世間では「点を稼ぎやすい科目」と言われることもありますが、40点ぐらいを目指す人はそのような気もします。各大問の基本~標準レベルの問題を解ければ意外と点が伸びるので、広く丁寧に学習することが大事です。化学は、無機有機で稼げるように練習を組みましょう。入試の特性上、理論分野を全部解くのは不可能に近いです。同じ1,2点と考えれば、解く時間の短い有機化学や無機化学の、計算の少ない所を固めるのが近道です。

 また、共通テスト対策ですが、これは人それぞれです。750でも良いと考える人もいれば、800欲しい人もいるでしょうから。私は後者であり、社会がとても苦手だったので、共テ2週間前からは勉強時間の半分を地理に充てていました。あとは、体調管理だけは十分に注意してください。私は2次試験の1週間前に発熱で3日間ぐらい勉強に集中出来ませんでした。直前の体調不良は、精神的にもダメージがきます。

■東進東大特進コースについて

受講講座

 私が東進で受けて特に良かったと思ったのは、過去問演習講座です。添削も4日ぐらいで返ってくるため早く復習でき、何より解説授業がとても充実しています。特に林修先生の現代文の解説が凄かったです。意味ベースで自分の思いのままに解いていたので、出来るだけ先生の構造的な解き方に近付けられるよう真似しながら練習しました。苑田尚之先生の物理の授業では、基本とは何か、について考えさせられました。「簡単=基本ではない」という言葉がとても印象的です。

模試

 共通テスト本番レベル模試はとても役に立ちました。他塾の共テ模試と違い、東進の共通テスト本番レベル模試は最初から全単元を範囲に作られます。そのため、東進の利点である先取り学習が自分に活きているかどうかを確認することが出来ます。この模試を軸に、自分の復習計画を立てて勉強出来ました。

高速マスター

 私は単語帳をやるのが嫌いで、ずっと逃げてきたのですが、高速マスターの英単語にとても救われました。閉鎖的な空間で単語をやることで、家でダラダラ単語帳をやるよりとても効果的に頭に定着させることが出来ました。また、数学も典型例題を速く処理する練習ができました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験は、長く本当に苦しいもの。これは、揺るがない事実です。全員が勉強を楽しめる訳がないですし、乗り気にならない人もいるでしょう。しかし、段々と受験日が迫っている、というのもまた事実です。受験日当日や合格発表日に自分に落胆しないよう、やり抜いてください。周りの人は全員あなたを応援しています。