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神奈川県 市立 南高等学校 卒
東京大学 理科一類

坪内 温暉さん

■センター試験得点 811点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 65 52 28 51 30 =226/440点
自己採点 75 45 35 45 35 =235/440点

■受験した感触・・・ 数学でテンパって点を稼げなかったが、うまく2日目で切り替えられた。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 C 理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A

基礎の徹底

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

受験の契機

 私は小さい頃から算数や数学が好きでした。中学のうちに数学Ⅲまでの内容をひと通り学んで、高校生の時には大学数学も学んでみていました。大学生になっても純粋数学を学んでみたいという気持ちが生まれました。一方で、数学を学ぶうちに数学などの知識を社会に活かす情報工学などにも興味がわいてきました。そうして進路で悩んでいた中で、日本でトップレベルの設備と学生、教授のいる東京大学では大学2年で学部を決められることを知り、大学で幅広く物事を学び、自分にあった進路を見つけたいと思うようになりました。これが私が東京大学を目指そうと思ったきっかけです。

成績爆上げ夏休み

 数学や理科に関しては先取り学習をしていた分自信があったものの、他教科に関しては定期テスト対策くらいしかしておらず正直焦っていました。今思い返すと、この焦りが私をいちばん成長させてくれていたなと思います。頑張らなければと意気込んでいた私はまず、苦手な現代文と英語の授業を予習、受講、復習のサイクルを徹底して行いました。夏休みに入ってたくさん時間ができると、受講と同時進行で過去問演習講座をハイペースで進めたり、英語や古文の単語を叩き込んだりと苦手克服のためにひたすら頑張りました。その結果、8月末の東大本番レベル模試では6月に初めて受けた時よりも全教科で格段に成績が上がり、特に国語では19点、英語では24点の伸びがありました。夏休みの前には成績が伸びるか不安でしたが、その不安や焦りをうまいこと勉強のモチベーションに変えることができたことがこの自分でも驚異的な伸びの一因だったのかなと思います。これから受験を控えるみなさんも、きっとどこかで不安や焦りに襲われることがあるかと思いますが、そのことを悪いことだと思わないでください。そうした感情は、間違いなく本気で合格したいと思っている証なので、絶対にみなさんを驚くほど成長させてくれます。

ちょっとした後悔

 受験が終わった今でもこうすればよかったなと思うことがあり、それらの経験がみなさんに活きるといいなと思ったので以下書いていこうと思います。
  • ケアレスミスを軽視していた

私は本番の数学の試験でケアレスミスで大問を2つ落としてしまいました。普段から私は模試や演習でケアレスミスをしたときに、単に次気を付ければいいやと流しがちでしたが、本番を終えてその考えでは甘いなと痛感しました。ケアレスミスも点数に影響する以上、日ごろからしっかり対策することが大事だと思いました。みなさんには、過去のケアレスミスはなるべく覚えておいたり、見直しの時に違う方法で解いたりなどケアレスミスに対しても十分に対策を練ることを強くお勧めします。

  • 英単語などの暗記をもっと早めから取り組むべきだった

先取りして損することは何一つないと思います。むしろ先取りをすることで周りと差を付けられるし、余裕が生まれ、演習に割ける時間が後々増えてきます。自分にはまだ早いなどと思っていると自ら壁を作ることになってしまうので、やれることは完璧に理解できないとしてもどんどんやっていくことが将来の自分を助けるためにも大切になると思いました。

■東進東大特進コースについて

受講講座

 私は、林修先生の「現代文記述・論述トレーニング」と、「東大対策英語」という講座をとっていました。
 林先生の授業の初めに、現代文という科目自体の構造がどのようなもので、何をすることが求められているかを解説してくださり、今まで現代文の記述を感覚的に解いていた自分はこんなにも現代文の問題は論理的に筋道を立てて解けるものなのかと衝撃を受けました。また、各問の解説においても林先生は説得力ある説明をしてくださり、文章の論理構造を紐解く良い訓練になったと思いました。
 英語では様々な生徒に問題を解いてもらったデータを活用して我々がミスしやすい表現や解釈をピックアップして丁寧に教えてくださり、密度の濃い、有益な授業をしてくださったなという印象です。

過去問演習講座・単元ジャンル演習

 東進の過去問演習講座は年数が11年分あり、さらにどの問題にも丁寧な解説や解説授業がついてあって復習がしやすく、量と質を両方とも確保した良い演習ができるシステムだと感じました。また、2周目以降もできるので、前回からの伸びが実感しやすく、同時に自分の苦手なところを浮き彫りにすることができました。
 志望校別単元ジャンル演習の良いところは、AIが自分の苦手な分野を分析して、その演習セットを優先度順に提示してくれるところだと思いました。自分で今日何をするかと考えなくても上から順に演習を積んでいけばそこそこ効率の良い演習を行えるので、演習に集中できるとともに演習量をその分より多くすることができました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 勉強する上で大事なことは、基礎の徹底だと思います。単語や公式に加え、公式がどういう場面で使えるのか、そもそもこの教科は何を求めているかといった、簡単ではなくとも問題を解くうえで土台となることもすべて基礎で、すべて大事なことです。この基礎があって初めて応用力が備わったり点が安定したりするので、みなさんには基礎を大切にしてほしいと強く思います。
 受験の上で大事なことは、モチベーションだと思います。受験は苦しいことも多々ありますが、何事も楽しく捉えてみることが成績の向上に不可欠です。苦手なことでも、どこかに楽しさを見出してください。そうすると、いつの間にかそれが好きになっているはずです。