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岐阜県 県立 岐阜高等学校 卒
東京大学 理科一類

福田 康太郎さん

■センター試験得点 812点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 79 35 34 38 41 =227/440点
自己採点 70 45 33 35 30 =213/440点

■受験した感触・・・ 数学0完渋い 2日目で耐えててくれ~

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 B 理科一類 D 理科一類 A 理科一類 A

楽しむこと

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は、中学生の頃から勉強していたプログラミングがきっかけで、情報系の学部に進みたいと考えるようになりました。高1の頃は東工大の情報理工学院を志望していたのですが、高校で勉強を進めていくうちに数学や物理など他の学問にも興味が湧き、2年間の教養学部前期課程がある東大に進みたいと思うようになりました。無事合格を頂いたので、高校生活後半(≒受験生活)についての感想等を書いていこうと思います。

勉強について

  • ~高2

高2の夏休みに東進に入学しました。岐阜というローカルな場所にいながら、東大にも通じるようなハイレベルな授業を受けられると思ったのが決め手でした。招待講習で最初に長岡恭史先生の授業を受けたとき「???」となったのは記憶に新しいです。その時に受験した共通テスト本番レベル模試で未習範囲の多さに絶望し、先取り学習の必要性を感じたのが受験勉強の1つのスタートラインでした。その後、高2秋に数Ⅲ、冬から春にかけて物理/化学の先取り学習を行いました。先取り学習をするメリットは、受験において後々有利になるという点だけでなく、先取りする教科の内容を学問として楽しむ余裕ができる点でもあると思います。特に、私のような地方公立高校に通う人におすすめします。

  • 高3

6月の終わり頃から過去問演習を始めました。始めたての頃は東大のレベルに中々対応できずもどかしい思いをすることもありましたが、次第に東大は基礎的なことを深い次元で要求しているのだと気づくようになりました。ここで私が意識してやっていたことは、問題文を観察しながら、東大の先生方が入試問題を通して言いたいことを考えることでした。入試問題、特に東大の問題の中には、これから学問の道へと進んでいく受験生に対するメッセージが読み取れるものがたくさんあります。それを探してみるのは、宝探しのような感覚がして非常に楽しいと思いますね。点数が伸びなくなって落ち込んでしまったときも、これらのメッセージに立ち返ることでモチベーションを保つことができました。

勉強以外について

 ここまで勉強のことをつらつらと書いてきましたが、決してそれ以外のことを疎かにしていたわけではありませんでした。私の学校では高3の8月末に文化祭があり、その実行委員として夏休みは多忙な日々を過ごしていました。東大模試を受けながら文化祭準備を続ける日々は辛いものでしたが、忙しさの中にも楽しさを見出すことができました。結果、私のクラスが上演した劇は大成功を収め、多くの方から賛辞をいただきました。今から振り返ってみると、ここでチームとして成功体験を積み上げたことが、その後の受験生活、さらにいえば人生単位でメンタルの支えになったと強く感じます。

■東進東大特進コースについて

東進の授業

 先取り学習の手助けとなったいくつかの講座について感想を述べようと思います。
  • 長岡恭史先生「数学ぐんぐん」「微積もぐんぐん」……論理性や本質理解に重きをおいた授業により理解力が深まった。網羅性も高く、初学が終わった段階で受講すると飛躍的に成績が伸びると思う。
  • 苑田尚之先生「ハイレベル物理」……単なる公式・パターン暗記ではなく、物理学の入口としての物理を学ぶことができた。初学の段階でついていくのは中々に苦労したが、その後の物理の学習が一気に楽になった。
  • 鎌田真彰先生「ハイレベル化学」……暗記で済ませがちな分野でも「なぜそうなるのか?」に焦点を当てて授業が展開される点に魅力を感じた。練習・確認問題が各講に付属しているのもよい。
 理数科目の本質を学べるこれらの授業は、私の学習法に非常に合っていたと思います。たくさん演習量をこなすことももちろん大事ですが、それに拘泥するよりかは、1つ1つの事項を丁寧に噛み砕き、時には立ち止まりつつ学習を進めていくのが有効であると思います。

過去問演習講座

 普段授業を受けている先生がそのまま解説授業を担当されており、スムーズに復習ができました。すべての解説授業を見るのは時間的に厳しいと思うので、特にできなかったポイントを分析してそこだけ受ける、というやり方もよいと思います。

東大本番レベル模試

 本番形式に慣れるチャンスが年4回もあるのは東進にしかできないことだと思います。返却までの期間が短く、復習する上でたいへん役に立ちました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験生活を振り返ったとき、私の強みは「勉強に限らず、何事も楽しめる人だった」という点にあると感じます。大学からの学びの入門として純粋に今の学びを楽しむ態度を身に着けたことが、私が受験で得た最大の財産です。みなさんもぜひ、ものごとを楽しむ見方を身に付けて、これからの人生を豊かなものにしていってほしいと願っています。