■共通テスト得点 946点/1000点
■共通テスト得点選択科目 物理 化学 政治経済
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
102 |
+ |
49 |
+ |
38 |
+ |
37 |
+ |
15 |
=241/440点 |
自己採点 |
95 |
+ |
50 |
+ |
30 |
+ |
40 |
+ |
15 |
=230/440点 |
■受験した感触・・・ 確実に落ちた。本当に力が発揮できなかった。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
B |
「本番の魔物」
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
自己紹介
はじめまして。部活は硬式テニスとダンスで、テニスは高3の春、ダンスは高3の秋まで続けていました。趣味はポーカー、好きな食べ物は塩です。
〜高2夏
全力で部活と遊びと学校行事に没頭していました。学校以外で学習はしていなかったものの、授業はちゃんと受けて、ある程度の成績は確保していました。ここで数学や理科の基礎固めをきちんとできていたことが最終的にこの上ないアドバンテージになりました。
高2秋〜高3夏
ここでは総合的な基礎固めをするとともに、入試標準レベルの参考書を触っていました。夏休みは部活で勉強時間は人より少なくなりましたが、勉強時間が少ないという焦りのおかげか机に向かってる時間はかなり密度の高い学習ができました。
高3秋〜12月
部活を全て引退し、文化祭も終わりましたが、全力で勉強できたかというとそうではなく後悔しています。この時期から東大の過去問を解き始め、1年間の徹底的な基礎固めのおかげである程度戦えると確信しました。この時期も必要に応じて基礎固めは続けました。
共テ直前期
1ヶ月前から5:5、10日前からは9:1の比重で共テ対策をしました。基礎固めが盤石な理系なら理系科目は大丈夫でしょう。国語と社会は30回分ずつ過去問や市販の共テ演習を解き、共テに慣れました。毎年6回共通テスト本番レベル模試を受けている東進生は本当に強いです。とはいえ、共テの点数は想像以上に響く上(二次の1点の重さは直前期になってやっと気づく)、共テ後の精神安定剤になり、併願校確保にもつながるので、悔いのないよう力をいれてほしいです。
共テ後〜二次
この時期に過去問を25年分ほど解きました。2月下旬は誰でも緊張します。私は固形物があまり食べれなくなり、ほぼゼリーで過ごしていました。寝ても勉強の夢しか見ないし、起きたら勉強のことしか考えられないし、焦りと緊張で勉強に身が入りませんでした。この時一番の支えになるのはやはり友達です。私のおすすめは多少の勉強時間を犠牲にしてでも毎日学校に行って勉強し、勉強の合間に友達と談笑することです。休憩のつもりのSNSやスマホゲームは脳にとっては全く休憩ではありません。少なくとも私はXの何倍も友達に救われました。
伝えたいこと
まず、とにかく基礎を固めてください。例え二次の前日でも、必要があれば教科書に戻りましょう。全ての問題は教科書が完璧であれば理論上は解けるはずです。
また、勉強以外の受験対策を怠らないでください。試験前の緊張ほぐしルーティーン、答案を早く書く方法、国語の記述は0.3mmのシャーペンを使う、リスニングは最悪の環境を想定して練習する(私は風呂場で換気扇を回しながらスピーカーをタオルで包んでリスニングを練習していました)など、例を挙げればキリがありません。単純な勉強能力はある程度拮抗しているので、このような細かい努力で変わる数点が最終的に合否を分けます。また、常に「採点されること」を意識して答案を作ってください。入試は相対評価なので、何らかの方法で受験生を選別しなければいけません。あくまで私の勝手な考えですが、白紙解答との差をつけるために与えられるいわゆる「下駄」を取りに行くために本番はとにかく何か書いた方がいいです。実際私は本試の化学と数学がほとんど解けませんでしたが、試験開始数分で難化を確信し下駄狙いに切り替え、完を狙わずにそれっぽい記述を書きまくったおかげでおそらく合格しました。同じ学力でも答案の意識だけで何十点も点数は変わると思います。
■東進東大特進コースについて
受講講座
神の講座。これを受けた高2の頃は「こんなん使わないだろ」と思いながら渋々受けていましたが、直前期になってこの講座で学んだ考え方が次々と登場し、本当にやってて良かったと思いました。
無機・有機化学の教科書範囲を解説する講座です。化学が苦手だったので、暗記が多い分野を早めに先取りできたおかげでかなり余裕ができました。
東進について
チームミーティングは週1の楽しみで、同じ高い目標を持つ友達や担任助手と話すことで毎回モチベーションが上がりました。また、勉強や人生について悩み事があったり不安なときは仲の良い担任助手と気軽に話すことができ、同級生の友達とは違った安心感を得ることができました。
東大特進について
有名な先生方のハイレベルな授業を受けることができます。東大特進の現役東大生スタッフさんには勉強だけではなく大学生活に関してなど何でも質問でき、良い刺激になりました。また、東大特進の自習室を使うと周りも皆同じところを目指すトップレベルの高校生だと意識してモチベーションが上がりました。また、直前期に配信された東大完成特別講座大問分野別対策や東大特進公式ラインなど、本当に東大特進の全てが東大受験に特化していて、東大特進に通っていたら困ることはないと言えるくらいおすすめです!
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
「第一志望の二次試験にしか存在しない魔物」は確実に存在します。私は本番、3次関数の積分を見て三角関数に置換して諦めたり、物理で大問1個まるまる雪崩れたり、「額」の漢字が書けなかったり……自分の力の6割しか発揮できないと思ってください。
本番の魔物を倒す方法はないですが、耐える方法はあると思います。まず、何があっても安定して点が取れる軸科目は本番の魔物に倒されにくいです。私にとってはそれが英語と物理でした(物理は倒されましたが)。あとは圧倒的な学力をつけるしかありません。どれだけ余裕のA判でも気を緩めず首席を取る勢いで努力を。余裕のない人はそれ以上の努力を。皆様の合格を心から願っています。