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愛知県 私立 東海高等学校 卒
東京大学 理科一類

手嶋 遼さん

■センター試験得点 725点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 77 56 32 21 35 =221/440点
自己採点 75 60 40 12 30 =217/440点

■受験した感触・・・ 一番得意な物理で何で……

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 C 理科一類 E 理科一類 D

自分の好きな勉強法で

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私が東大を意識し始めたのは高1の夏頃でした。これだけ聞くと早めのスタートにも思えますが。スタートした時点での学力が低すぎたので実の所かなりギリギリの戦いをしていました。数学の校内偏差値30で東大を目標に掲げたのはむしろ自分の蛮勇を褒めるべきなのでしょうか?それでも合格できたのは、他人の勉強法を鵜呑みにするのではなく、そこから発想を得て自分なりの勉強法を構築していったからだと思います。皆さんも、私のアドバイスはサラっと眺めておいて、あとは自分の好きな勉強法で突っ走ってください。

うまくいったこと

  • 夏頃までは他塾と兼塾していたのを、今後は両立が厳しいと判断し東大特進一筋に絞ったこと

東大特進は明確に受講日時が決まっているわけではないので「直前期にまとめてやろう」と思っていると絶対できないです。自分の処理能力と相談してどれだけ講座を取るか決めましょう。

  • 睡眠を十分にとったこと

睡眠時間を削るのは勉強時間を増やすのにてっとり早い手段なので成績を伸ばすのに良いように思えますが、勉強の質が著しく落ちるので厳禁です。

最低六時間は寝たほうがいいです。私は普段は六時間睡眠で、直前期の一ヶ月は七時間半は寝るようにしていました。

うまくいかなかったこと

 多すぎてどれを書こうか迷うくらいですが、特に参考にしてほしいのをいくつか挙げててみます。
  • 共通テスト

ミスのオンパレードで驚異的に低い点数を取ってしまいました。でもミスは言い訳にはできないからシンプルに実力不足ですかね……

  • 私大

慶應理工学問Bまさか補欠だとは思わなかった……結局合格できましたが、正直こんなギリギリになるとは予想してませんでした。舐めるの厳禁です。

  • 受験票

共通テストの受験票を紛失しました。私史上最大の失敗です。共通テストの受験票は二次試験でも使いますし、二次試験の受験票と合わせて入学手続きにも必要です。なんとか3日ほどで再発行できましたが、あのときは本当に肝を冷やしました。こんなことで落ちたら悔やんでも悔やみきれないいのでこれだけは本当に気をつけてください。

教科別勉強法

  • 国語……現代文は林修先生、古漢は単語帳やら有名な参考書で基礎をさらったらひたすら過去問をやっていました。
  • 数学……網羅系で基礎をガチガチにしてから塾の教材と過去問で応用問題の演習を積みました。
  • 物理……過去問を解いて基礎が曖昧なところを探しだし、そこを理解できるまでとことん考えました。
  • 化学……無機の知識は時間とともに抜けていくので、何度も何度も見返しました。
  • 英語……単語帳を5冊ほどそこそこやりこみました。あとはどんなに時間がなくても毎日多少は英文にふれるようにしました。リスニングは慣れです。
  • 総合……人の勉強法を参考にはしましたが、自分で考えた勉強法を一番大切にしました。

■東進東大特進コースについて

受講講座

 現代文は林修先生、数学は青木純二先生、物理は苑田尚之先生、化学は鎌田真彰先生、英語は宮崎尊先生をとらせてもらいました。林先生は最高級の授業はさることながら、何気ない雑談の中も大切なアドバイスが込められていたので受講できて本当に良かったですし、青木先生のおかげで難問に対するアプローチの仕方がわかりました。苑田先生の論理的で極限までごまかしを無くした授業は理解できたときとても気持ちよかったですし、なんといっても鎌田先生のなんでも載ってる万能の教材は素晴らしかったです。宮崎先生の文法用語をあまり使わない授業は私にとても合っていましたし、先生の指導のおかげでずっと課題だった東大の文法問題の正答率が飛躍的に高まりました。感謝しかないです。

東大本番レベル模試

 返却スピードがとにかく速いので問題や自分の解答がまだ頭に残っているうちに復習できました。問題も良かったですし、個人的にありがたかったのは解答用紙が本番そっくりなので、「裏面に受験番号を書き忘れた!」などという悲劇の防止にもなったことです。

その他

 受講のスピードを自分で管理できるのがありがたかったです。学校の試験や模試を避けて受講することが容易にできましたし、自分の学習状況を一番良く理解している自分が受講計画を立てることで授業の効果を最大限に引き出す事ができました。校舎に電話を掛けるとスタッフさんが丁寧に応対してくださって、私の疑問に納得がいくまでつきあってくれたのもとてもためになりました。本当にありがとうございました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 高校一年生、二年生のときの成績が悪かったから……という理由で志望校を下げる方がいらっしゃいますが、合否を分けるのは高校三年生になってからの成績の伸びです。模試が悪かったときに落ちこむだけでは成長は0なので、何故低かったのか、改善点はどこかを客観的に分析した上で、自分の成長を信じて根気強く勉強し続けてください。