■共通テスト得点 911点/1000点
■共通テスト得点選択科目 世界史 地理 物理基礎 化学基礎
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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世界史 |
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地理 |
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開示得点 |
66 |
+ |
28 |
+ |
76 |
+ |
38 |
+ |
37 |
=245/440点 |
自己採点 |
75 |
+ |
22 |
+ |
55 |
+ |
38 |
+ |
30 |
=220/440点 |
■受験した感触・・・ 得意なはずの数学で0完、国語と地理の採点が甘くない限り落ちた。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
文科一類 |
A |
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文科一類 |
A |
文科一類 |
A |
得点戦略をたてよう
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
私は高1秋の全国統一高校生テストを受験し、東大特進コースから案内をもらったことで東大受験を考え始めました。それまで学校のテスト対策以外していなかったので、ここからの受験の道筋を書いていきます。
高2
高1の冬に入った東大特進コースに加え、春ごろに家の近くの東進にも入りました。苦手意識のあった英語を何とかしようと英文法の講座を取りましたが真面目に受講できず、ここで決定的に英語が苦手となりました。英語で躓くと高3で地獄を見るのでやっておくことをおすすめします。現代文は林修先生の授業を受けていました。高2の間は比較的好きな数学の勉強時間の比重がかなり大きかったのですが、安定するところまで行く人は少ししかいないのでおすすめしません。世界史は学校の授業に従っていました。この頃は暇な休日なら3時間程度は勉強するようにしていました。
高3春
家の近くの東進では「数学の真髄―基本原理追究編―」を受講し、東大特進コースでは林修先生の現代文、松田聡平先生の数学、村瀬哲史先生の地理を中心に受講していました。この頃に英単語英文法をやり直したことが、夏以降に英語が伸びはじめる原因になったと思います。それでも英語は苦手であり続けたので、基礎に立ち返るとしてももっと早いほうがよいと思います。友達に誘われて競技数学にも少し触れました。受験数学の力が高まるかはさておき、面白いです。
高3夏
東大特進コースでは春と同じ先生の授業を受け、他は参考書中心の勉強をしていました。個人的には、そのレベルに達していないなら無理して過去問をやる必要はないと思います。ただし模試の結果などから目標点数、得点戦略を考えておくことは大事だと思います。この頃に教科書を使って世界史の先取りを始めました。夏休みは一日5時間弱勉強していましたが、終わりごろにコロナにかかり勉強できず夏の東大本番レベル模試も受験できませんでした。健康管理はしっかりしましょう。
高3秋
9月ごろから過去問演習講座で得意な数学・要求知識の少ない地理などを中心に解いていました。他の時間は英語と世界史をしていました。少しずつリスニングもやっていましたが、少し放置するとすぐにできなくなるのでやると決めたら毎日やるべきだと思います。全体的に、夏の最後に勉強しなかったことを引きずりあまり勉強できていませんでした。
共通テスト前
12月の共通テスト本番レベル模試の翌日から共通テスト対策を始めました。得意ならば正月からでもよいと思います。地理と理科基礎は10年分の本試追試と問題集10セット以上を解き、他科目も予想問題を3セットと昨年の本試追試は解きました。ここで古典が取れていたので放置しましたが、本試では失敗したので基本単語ぐらいはやっておきましょう。この時期に近現代史をやりました。また、感覚を鈍らせないよう数学は東大の過去問を解いていました。
共通テスト後
少しだらけましたが、最終東大本番レベル模試が迫っていたおかげでやる気を取り戻せました。やる気を取り戻すためにも受ける価値のある模試だと思います。この時期から英語と世界史の過去問にも本格的に着手しました。リスニングが五択になってからの問題は通しで解き、それ以前はバラバラに時間を測って解いていました。時間がなかったので世界史は第二問第三問だけを解きました。私大の過去問は、慶應義塾大学経済学部は英数のみ3年分、早稲田大学政治経済学部は1年分解きました。最後の一週間は現代史、リスニング、古典、数学と即効性があるものをやっていました。
■東進東大特進コースについて
受講講座
私は主に数学、現代文、地理の講座を受講していました。
- 数学 主に松田先生の授業を受けていました。テキスト、特に例題の質が非常に高いと思います。テストゼミの難易度は高いですが価値があると思います。
- 現代文 高2頃から林先生の授業を受けていました。私は聞いて納得するだけになってしまいましたが、うまく活かせれば大きな武器になると思います。授業で扱ったもの以外過去問を解くことはしませんでした。
- 地理 村瀬先生の授業をオンラインで受講していました。基本的な部分からやり直してくれるので初学者でもわかるのが良いところだと思います。東大本番レベル模試の過去問から出題されることもあったのも嬉しかったです。
- 世界史 荒巻豊志先生の「東大世界史」のプレ講座を受講しました。世界史の総合力が上がる感じがしました。
過去問演習講座
25年セットを活用しました。大体の答案は三日程度で返却されるので忘れないうちに復習できました。プリントでの解説とIT授業での解説の二種類があるので、教科や問題によって使い分けられるところが便利です。直前期は時間がなかったのでプリントを使っていましたが、知識に穴が生まれがちな地理の講義はできるだけ受けるようにしていました。過去問は貴重なので、形式を把握する以外の目的で解くことは一定の実力(この基準は人によって違うと思いますが)がつくまで避けたほうがよいと思います。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
一部の上位層を除き、東大受験は得点戦略をしっかり立てることが大事だと思います。私の場合は自分の模試や先輩の開示得点を参考にしながら最低点+20点ぐらいになるように自分なりの得点戦略をたて、模試を受ける度に得点戦略と主にやる科目を変えていました。最初のほうでも言及しましたが、数学は中々安定しないので他科目で受かるつもりで勉強したほうがよいと思います。また、試験会場は回線が遅く、机の縦幅が狭いです。参考書やノートはスマホにダウンロードしてくるか紙媒体のものを持っていきましょう。