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神奈川県 私立 栄光学園高等学校 卒
東京大学 理科一類

中嶋 一颯さん

■センター試験得点 813点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 84 53 38 22 36 =233/440点
自己採点 83 58 35 9 30 =215/440点

■受験した感触・・・ 8割くらいの力しか出せなかった印象。物理は難しすぎたが、みんな出来ていないだろうと思って気にしなかった。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 D 理科一類 E 理科一類 C 理科一類 C

実力を高め、それを最大限発揮する

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私が東京大学を第一志望校にしたのは、高3の春でした。学校の先生に「特に研究したいことが見つかっていないなら、とりあえず高い所を目指せ」と言われたことがきっかけでした。本格的に受験勉強を始めたのもその頃でした。かなり遅いスタートで、模試もD判定やE判定ばかりでしたが、あまり気にせずがむしゃらに勉強を続けていたら少しずつ問題が解けるようになっていきました。後輩の皆さんに向けて、私がしたことと私からのアドバイスを書きたいと思います。

勉強について

  • 過去問

東進の過去問演習講座で演習を行いました。過去問演習講座では、素早い採点・添削と分かりやすい解説授業で効率的に学習することができました。模試の過去問はあまりやりませんでした。本試の過去問の方を優先して解くべきだと思います。

  • 英語

もともと得意科目だったので、学校の授業に完璧についていくことを心掛けました。また、12月頃から入試当日までは、東進のリスニングアプリを使って移動中に英語を聞いていました。

  • 数学

学校の授業に加え、長岡恭史先生のテストゼミ講座を取りました。演習量を積んで場慣れすることで、本番での対応力に繋がったと思います。

  • 国語

基本的には学校の授業と過去問で充分でした。共通テスト対策が二次試験にも活かされたと思います。

  • 物理

苦手科目だったので、苑田尚之先生の講座をいくつか取りました。苑田尚之先生の授業で、物理現象の根底を理解できたことで、本番で自信を持って答えられました。

  • 化学

学校の授業だけだと全範囲を履修し終わるのが10月だったので、鎌田真彰先生の講座で1学期中に有機分野の先取りを行いました。演習を通して基礎を固めていき、得意教科として本番でもそれなりに点数を稼ぐことができました。


 全体的に言えば、学校の授業・東進の講座・自習のバランスの取り方が大切だと思います。誰かに言われた通りにやるのではなく、自分にとって一番効率的なやり方を自分で見つけるべきだと思います。地道に努力を続けて、自分に自信が持てるような力を身につけましょう。

勉強以外について

 実力をつけて、それを発揮するためには、過酷な受験勉強を乗り切る強さと、本番のプレッシャーに負けない強さが必要です。そのために私は、周りの人に頼ることを大切にしていました。一人で抱え込まずに、家族や先生、同級生などと積極的に話をして、良い心理状態でいるように心掛けました。その中でも、志望校が同じである友達の存在は大きく、近況報告や疑問点の共有などを通して仲間の存在を実感し、安心することができました。
 加えて、体調管理も非常に重要です。私は2月の頭に発熱してしまい、5日ほど全く勉強できない時期がありました。入試当日は体調に問題なく受験できたので良かったですが、勉強できないと心理的なダメージが大きいです。特に直前期は、常に体調が万全であるように心掛けましょう。

 合格するには、学力と当日のパフォーマンスの両方を高めるための努力を日々積み重ねるのみです。焦らず弛まず怠らず、頑張ってください。

■東進東大特進コースについて

  • 鎌田真彰先生の「ハイレベル化学 PART2」で、学校の授業を先取りする形で有機分野の学習をしました。早めに基礎知識を学べたことで、安定して得点できる教科になったと思います。
  • 「過去問演習講座」を利用して、過去問演習を行いました。採点・添削された答案が4日ほどで返ってくるので、記憶が残っているうちに復習できて非常に良かったです。解説動画もわかりやすかったです。過去問は、自分で解いて自分で採点しても課題が見えにくいので、人に見てもらい、採点・添削してもらうことが実力アップにつながったと思います。
  • 苑田尚之先生の「東大物理」の講座で、苦手分野の克服に努めました。一見難しそうに見える現象も、本質を理解すれば簡単であるということを授業を通して実感できました。解説を聞いた後に、苦手だった問題が解けるようになっている自分がいることがとても嬉しかったです。
  • 「東進リスニング」のアプリで、移動中に英語を聞きました。移動時間を有効活用し、耳が英語に慣れて、リスニングを得点源にすることができました。
  • 「東大本番レベル模試」は、4回全て受験しました。他塾の模試と比べて圧倒的な採点スピードで、記憶が残っているうちに復習できました。
  • 担任の先生とは月1回くらい面談を行いました。自分がやるべきことを明確にする上で大きな助けになりました。先生が受験生だった頃の体験談も聞けて、受験の具体的なイメージを持つことができました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 入試は、(自分が出せる得点の最大値)×(試験当日の自分が発揮できる力の割合)≧(合格最低点) を達成できるかの勝負です。どちらか一方だけが高くても合格できません。両方を高い水準に持っていけるように頑張ってください。