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愛知県 県立 一宮高等学校 卒
東京大学 理科一類

松永 恭佳さん

■共通テスト得点 922点/1000点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 地理

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 51 66 51 31 29 =228/440点
自己採点 55 65 45 30 30 =225/440点

■受験した感触・・・ 何かの間違いで受かっててくれないかなあ

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 E 理科一類 C 理科一類 C 理科一類 A

滑りこみの極意

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は直前急成長型で何とかかろうじて合格できた人間です。

東大を志望した理由

 私は明確な将来の目標などを持っていませんでした。そこで何かしら頑張ろうと思い、どうせなら日本最難関と言われる東京大学をとりあえず志望校にしよう。という軽い考えで最初は志望していました。今思うと、私は目の前の目標がないと頑張れない人間で、より入試難易度が易しい大学を目指していたら目標や自分の満足できる基準が低くなってしまい、その大学でさえ受からなかったかもしれないと思います。さらに、将来のやりたい職業などが決まっていない私にとって進振り制度のある東大がとても合っていると思ったことも理由の1つです。

高1〜高2秋

 部活に打ち込んでいたので基本的に課題をやるだけで自主的に勉強する事はあまりなく、テスト週間の2週間はがっつり勉強をして定期テストの点数、順位を上げることを目標に勉強していました。部活に打ち込んだ事は、気分のリフレッシュになって集中力の面で勉強にも大きなプラスになったと思います。この時の自分にとても感謝したい事は、学校の授業に真面目に取り組んでいたことです。習った瞬間に噛み砕いて自分のものにしてしまえば、受験期に忘れていても、すぐにその記憶を引き出し使うことができます。

受験期

 高2の冬に東進に入り、勉強もあまりしていない私は中高一貫の高校生や他の高校生にどれだけ遅れているかに気づき、焦って受験勉強を開始しました。以下は教科ごとに私が勉強の際に意識していたポイントや勉強法などです。
  • 国語

現代文 勉強することで点が上がる未来が見えなかったのであまり勉強していません。少ない演習の中で演習した文章のテーマは、本番にも似たようなテーマが出たらいいなと思いながら、しっかりと理解するようにしていました。記述の上で、傍線部の分析と要素を一つでも拾うという意識は大切だと思います。

古文・漢文 たまに難しい問題もありますが、大体は基本的な問題で点の狙い所でした。単語、文法をひたすらやって演習をこなして古典の世界の常識も学ぶように意識したところ、点が安定してきて、本番でも1番点が取れた自信のある科目です。

  • 数学

1番の苦手教科でした。勉強は解法のインプットとパターン化を徹底することで解法が視えるようになりました。インプットには解けなかった問題の解答を時間をおいて何も見ずに再現する勉強法がとてもおすすめです。パターン化には別解を考えたり友達と共有したりする勉強法が1番効果的だと思います。直前期は、これまでやってきた問題の復習やミス防止のための計算練習をしていました。

  • 物理

多くの問題を解いて、見たことのない問題にも対応できる対応力を身につけるようにしていました。数学よりもパターン化しやすく、基本原理を常に考えながら解法をインプットする事が大切だと思います。数学と同様に再現する復習の仕方を続けていました。

  • 化学

とにかく演習復習あるのみでした。

  • 英語

最低限の文法、単語知識を身に付けた後、はじめは読む速さを身につけるために質より量を目指しました。そこで役に立ったのが共テの問題です。難しい文法もあまりなく、量も多いので速さを鍛えるのにはうってつけです。ある程度読むのが速くなってきたら問題の正答率を上げるため量より質を目指し、ゆっくりと精読する勉強に切り替えました。

 全体で1番意識した事はミスを当たり前にしない事です。間違いを復習して勉強していくと問題が解けるようにはなりましたがミスする癖は治りませんでした。ミスだから本当なら解けてたと侮っていたからです。ミスでもしっかりと復習をしたことで1番点数が伸びたと思います。

■東進東大特進コースについて

過去問演習講座

 私はこの東大過去問講座がなければ合格していなかったと思います。そのくらい活用してこれをメインで勉強を進めていました。自分の解答を客観的に採点してもらえて、採点者に伝わる記述技術を磨くことができるのはもちろんのこと、自分でも採点できるほど、細かく部分点の採点基準がのっていて、解説授業は問題の解説だけでなくそれ以上に学ぶことも多く、完答したものでも解説授業は必ずさらっと見たりしていました。英語、国語の授業は背景知識や教養的な部分でも多くの知識がすっと頭に入ってきました。数学は解答に書いていないような解法を思いつくに至るまでの思考の説明、物理は教科書に載っていないような本質を理解していないと使えない考え方の説明、化学はどうして反応が起こるかなど細かい部分の説明があり、とても参考になりました。

東大本番レベル模試

 なんといっても返却がとても速く、忘れてしまう前に復習できるのでとてもよかったです。回数も多いので、この模試を基準に勉強計画を立ててモチベーション維持にもつながりました。

担任・担任助手

 担任の先生にはとてもお世話になりました。東大受験への心構えや共通テスト前はどうすればいいのかなどの戦略を教えていただきとても役立ちました。担任助手の先生も話しやすく、気軽に質問に行くことができてわからないことがあるときはすぐに質問にいっていました。

難関物理演習

 問題を解くのみならず日常の話題から問題を作る過程が見られてとても面白かったです。また大学で学ぶ物理もとても楽しみになりました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 勉強しながら過去の瞬間瞬間の積み重ねが今につながると痛感しました。
 勉強は早ければ早いほど、量も多ければ多いほど確実に有利なのでぜひ早めに取り組んで合格してください。