■センター試験得点 806点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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化学 |
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地学 |
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開示得点 |
0 |
+ |
0 |
+ |
0 |
+ |
0 |
+ |
0 |
=0/440点 |
■受験した感触・・・ 受けていません。(推薦)
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科一類 |
B |
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理科一類 |
B |
理科一類 |
A |
学びの目的を見失わない
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
東大を推薦で受けようと思った理由
高1の夏に参加したオンラインのオープンキャンパスがとても楽しかったので、東大を志望するようになりました。推薦での受験を2年生の時に勧められたものの、当時推薦で使える実績は何もなく、学校での研究活動をやっていた程度でした。唯一私が自信を持っていたことは、誰にも負けないくらい地学が好きだということでした。高校で開講されていなかった地学を独学で勉強し、地学オリンピックの日本代表になることを目指していました。高1までは予選落ちで悔しかったので、2年生になると毎朝1時間地学の勉強を続け、時には博物館の地質の学芸員の方に色々教えていただきました。そして高2の3月に代表になり、8月の国際大会まで、今思えば他教科が心配になるほど地学ばかり勉強していました。この時期に、東京大学理学部を推薦で受けることを決意し、推薦と二次試験の準備を並行して進めていきました。
推薦入試(書類~面接)
書類では科学オリンピックや部活、研究など高校での経験や、大学で地球史を学んで将来は海外で研究したい、といったことを書きました。面接は緊張しつつも楽しみにしていました。思っていたより口頭試問が多く驚きましたが、最初のうちは楽しく答えていました(答えるというより、議論を深めていく、という感じでした)。しかし、あまり得意でない海洋分野の問題を最後に出題され、誘導に乗れずパニックで答えられないまま終わりました。その数分後に答えを思いついたので本当にショックでした。もう推薦ではダメだ、二次試験で合格するしかないと思いました。(今考えると、この時落ちたと思ってよかったと思います。二次試験の勉強に集中できました。)
共通テスト
面接があった12月中旬以降は、二次対策から徐々に共テ対策に切り替えていきました。私が受験において唯一後悔していることは、共テ当日に理科の選択を決めていなかったことです。学校で化学と生物、独学で地学をやっていた私は、演習では化生地どれもほぼ点数が変わりませんでしたが、点数に振れ幅がありました。当日、とりあえず化生のつもりで、問題を見て場合によっては変えようと思っていましたが、私にそんな器用なことはできませんでした。まず解き始めた生物が難しく感じ、チラッと地学の問題を見ると解けそうでしたが、手をつけた生物を放棄する勇気もなく、結局第1解答科目の生物は全くできないまま終わってしまいました。その後の化学は落ち着いて解けましたが、後で地学を解くと生物より20点以上良くてショックでした。もっと早く自分の意志で選択科目を決めて、集中して勉強すべきでした(ちなみに、二次試験は化地のつもりでした)。また、物理を選択しなかったのは単純に物理が苦手だったからです。しかし地学選択ならもう一つは物理にした方が負担は減ると思います。
共通テスト後~合格発表
共テが終わったらすぐ苦手な化学の演習をすると決めていました。化学と数学に力を入れ、その他の教科はキープするというスタンスで勉強していました。過去問をこの期間に7年分解くつもりでしたが、学校の授業の予習・復習でそんな余裕はありませんでした。この時期に学校がある人は、その授業で何をするのか事前に聞いて、早いうちに勉強の計画を立てるべきだと思います。2月中旬に合格発表があり、推薦は落ちていると思って二次に向けて気合を入れていた時期だったので、何かあっけなく受験が終わった感じでした。
■東進東大特進コースについて
受講講座
- 数学……長岡恭史先生の講座を3年間受け続けました。難しかったですが、分からない問題をそのままにすることは絶対にしませんでした。難しいからこそ、できるようになりたいという思いが強く、最後までやり抜くことができました。ほかの参考書などではあまり目にしない考え方に最初は戸惑いましたが、慣れると論理的に考える癖がついてとても役立ちました。
- 現代文……点数が伸びなかったので高校2年生の時に林修先生の講座を受けました。そこで初めて現代文という科目について理解できたと思います。講座を受けるまでは何となくしか分かっていなかった解き方がよく分かりました。最初の頃の授業で、「この問題を間違える人の意味が分からない」と言われたセンターの問題を間違えていた時はショックでしたが(笑)、講座を受けて解き方を理解した後は、その選択肢になる理由がはっきりわかってすっきりしました。
- 過去問演習講座……東大の過去問の添削は非常にありがたかったです。自分で採点していては気づかないミスも多く、採点基準も自分ではよく分かっていなかったので、自分の力がどのくらいなのか知れたのは助かりました。解説授業も問題を解く流れが示されていて分かりやすかったです。
東大本番レベル模試
ほかのどの模試よりも答案返却が速く、復習するのに助かりました。ほかの模試と比べて特に地学は難しく、分量も多いと思います。地学の演習はなかなかできないので、よい練習になりました。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
私の勉強の目的は受験ではなく、常に教養を求めて学んでいました。この姿勢が推薦に向いていたと思います。目の前のことに集中して、勉強をだれよりも楽しもうとしていました。毎日の復習と(勉強以外のことについても)一日を振り返ることを習慣にするとよいと思います。目標を高く持って、勉強の目的を見失わずに頑張ってください。応援しています。