■センター試験得点 815点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
85 |
+ |
78 |
+ |
34 |
+ |
35 |
+ |
45 |
=277/440点 |
自己採点 |
71 |
+ |
67 |
+ |
31 |
+ |
35 |
+ |
38 |
=242/440点 |
■受験した感触・・・ 数学で思ったよう取れず理科と英語も大幅なアドバンテージを得られなかったので不合格だろうと思っていた。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
演習こそ力であり、パワーである
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
毎年90人近い東大合格者を出す学校に所属していたこともあり中3の頃から東大目指して行けるところまで行こうと思い、最終的にそのまま東大を受験しました。幸いなことに、私のような確固たる意志を持っていない人間にとって東大の2年間教養課程を挟むシステムはよく親和していました。
受験勉強に割ける期間は4年間あったので気楽に勉強を進めることができました。まず中3から高1までは数学を重点的にやり、高1の冬から物理を、高2の秋から化学を始めて3月までに全分野の学習を終了させました。同時に高1から高2にかけて英語の基礎を固め、高3をすべて演習に回しました。時間がたくさんある間は自力でじっくり考えていられるので、2年間数学だけをゆっくりやっていられたのは非常によかったです。
英語と数学はそこそこの水準を高3の1年間維持し、数学は少しずつさらに磨きをかけて大量得点を目指しました。実際の試験ではそこまでうまくいかなかったのが残念な限りですが、これも実力でしょう。化学も秋ごろから少しずつ6割~7割が安定するようになりました。物理は直前まで悪戦苦闘し、思うように得点に結びつけられない状態が続きました。何とか本番までに大きな不利は解消したものの得意まで持っていくことはできませんでした。それでも半分は獲得できるようになりました。
これといって勉強に工夫を施したことはありませんでしたが、どの教科も基礎概念を学習しながらひたすら演習して概念を自分のものにすることで突破してきました。いつでも演習はパワーに直結します。初学の段階で使い方がわからない概念は問題を通して使う場面をイメージに組み込み、ある程度学習してわかり始めた概念を演習して扱い方に慣れ、ある程度理解度が上昇しきったところで総合的な演習で頭の働きを最適化し、より早く問題を解けるようにする。ある意味で最もわかりやすい突破方法ですが、実際に科目を伸ばす上では確実に有効でした。学習初期段階では各種問題集、その後は過去問を始め各種模試の問題など演習素材はたくさんあります。演習はとどまることを知りません。
常に不定期だった国語に加え高2の間は数学を、高3の間は英語が疎かになりがちでしたが、どの教科についても触れていない期間が長ければ長いほど実力が減衰します。その辺りの調整がうまくいかず、久々に問題に触れるたびに実力が減衰した状態から始まることが多々ありました。受験はすべての点数を合算して決まるので、各科目のバランスは勉強量だけでなく勉強する期間にも依存するということを見落としていたのが反省点です。
■東進東大特進コースについて
高2から第Ⅲ期までは林修先生の現代文と栗原隆先生の古文を中心に取っていました。科目への向き合い方や答案作成の時に考えるべきことなど、有用なことを学び取れたと思っています。その他は高3で長岡恭史先生や宮嶋俊和先生の数学を受講していました。進度から判断して物理と化学はパスして自力で演習を進めていましたが、最後の方は取ってもよかったかもしれないと思っています。
また、東進側で「ハイレベル物理」を取ることで参加できる東大特進のライブ授業が役立ちました。映像で1周目を受講し、ライブ授業で2周目を受けられるので1周目と解像度がだいぶ異なります。
その他東進のコンテンツ
秋冬の間は過去問演習講座と第一志望校対策演習を中心に使用しました。第一志望校対策演習は伸ばしたかった数学と実力を底上げしたい物理を中心に利用しました。昔の東大本番レベル模試が出典であろう難問が混ざっているのが良かったです。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
私は点数で競う競技が本質的に好きだったので半分ゲーム感覚で問題演習や模試を楽しめ、ここまで残れたという面もあったのではないかと思います。受験勉強もある意味で競技ですから、1教科でも楽しいと思える勉強があるだけで相当意識が変わってくるのではないでしょうか。