ページを更新する ページを更新する
メインビジュアル

東京都 私立 駒場東邦高等学校 卒
東京大学 理科一類

松田 怜士さん

■センター試験得点 758点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 73 57 46 32 33 =241/440点
自己採点 70 65 35 30 20 =220/440点

■受験した感触・・・ リスニング聞きやすい部屋なんじゃないの!?

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 E 理科一類 C 理科一類 E 理科一類 C

滑り込みの極意

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

志望校について

 私が東大に入学したいと思い始めたのは、高二の秋です。高校の友達が皆東大を目指し始めたので、私も自然と東大を志望するようになりました。高三の一年間での学力の伸びは計り知れないものなので、早い時期に志望校を決める人は強気になりましょう(私もそうでした)。最初に志望校を低めに設定すると、勉強を舐めてしまうなど、良くないことばかりなのでやめましょう。高望みが大事です。

 次に、私の二次試験科目別対策についてです。括弧の中は目標得点です。

現代文(20/40)

 現代文の対策は、漢字の問題集と過去問をやりました。過去問演習講座で問題を解いて、解説授業を聞くという流れを繰り返したことで、最低限の記述力を身につけることが出来ました。

古典(20/40)

 古文単語や漢文の句法をひたすら覚え、知識問題を大方得点できるようにしました。また、古典は記述の書き方が難しいので、添削によって記述を訓練しました。

数学(60/120)

 秋までは、そこそこ難易度の高い問題集を使って、問題の考え方を身につけました。ここでは、質の良い問題集一冊で十分だと思いました。その後は、過去問を解いてその復習をするという流れを繰り返しました。本番では振るわなかったですが、それは解く順番のミスであって、私の学力は足りていたように思えたので、この方法で良いと思います。

物理(35/60)

 夏休み前までは基本の徹底、そこから少し難易度の高い問題集に取り組むというのが私の予定でした。ですが、苦手範囲から逃げ続けた結果、共通テスト当日になっても曖昧な電磁気の公式がありました(しかも結構メジャーな公式)。運良く共通テストにその範囲は出なかったのですが、焦った私は次の日から即座に物理の猛勉強を始め、東大入試までに間に合わせることが出来ました。私は運良く助かっただけなので、成功体験ではありませんが、苦手を潰すのが第一と断言できます。何か思い当たる人は早速対策を始めましょう。

化学(35/60)

 大西哲男先生の「東大化学」には非常に恩恵を受け、化学の苦手意識をなくすことが出来ました。「東大化学」のテキストの問題に取り組み、過去問で腕試しという方法をとっていました。本番ではひどいことになりましたが、模試では高い点を取れていたので、有効な勉強法だと思います。

英語(70/120)

 単語は、標準的な単語帳だけでなんとかなりました。また、例文暗唱はかなりの効果をもたらすので、英語が苦手な人にオススメです。私も英語が苦手で勉強法は褒められたものではないですが、過去問を時間内に解く練習をして、自分に合う作戦(解く順番など)を立てることは必要です。最重要科目なので頑張りましょう。

 最後に、メンタル面でひとつ

共通テスト失敗後の立ち直り方

 点数を見てもらえば分かると思いますが、私は共通テストの点数が非常に低く、落胆していました。そのとき私が実践していたモチベーション維持術を紹介します。
  • 地理が61点だったので、総合的な学力でいえば地理90点取った790点の人と一緒のはず
  • 750点台の人の中で一番賢ければ受かるはず
  • 低い点取ったおかげで共テボケ(共テ後に燃え尽きること)が起きず、有利なはず
  • 共テの配点低いんだからいけるはず
 と思い込む。そして、共テのことを忘れる。
 参考にしてくれたら嬉しいです。

■東進東大特進コースについて

授業

 私は大西先生の「東大化学」を受講していました。テキストの問題を解くことで東大化学の問題の形式に慣れることが出来ますし、そもそも良問が集められています。授業も丁寧で分かりやすかったです。一番私の学力を上げてくれたコンテンツです(本番は散々でしたが)。本当にオススメです。

過去問演習講座

 答案の添削をしてくれることはありがたかったです。また、同じ問題でも複数回添削してくれるため、確実に復習をこなすことが出来ます。直近の数年分を完璧にこなすことで力がつきます。

東大本番レベル模試

 東大本番レベル模試は返却の早さが最大の魅力だと思います。問題を解いて、その記憶が残っている内に復習が出来るので、自分のことをより深く分析することも可能になります。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験勉強で一番大切なのは、ずばりメンタルです。どんなに勉強が辛くなっても続けてください。どんなに成績が悪くなっても、状況をポジティブに捉えて踏ん張ってください。必ず成績は伸びます。果てしないほど伸びます。決して諦めないでください。そして、東大受験という貴重な体験を楽しみましょう。応援しています。