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大阪府 私立 高槻高等学校 卒
東京大学 理科一類

山岸 大翔さん

■共通テスト得点 833点/1000点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 地理

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 91 34 46 31 25 =227/440点
自己採点 100 25 40 50 25 =240/440点

■受験した感触・・・ 1日目数学0完でショック……物理と化学で点が取れてますように……

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 C 理科一類 A 理科一類 B 理科一類 B

数弱帰国子女が東大に受かるための必勝戦略

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

受験開始

 私が東大を意識し始めたのは高2の夏休み明けでした。その時まで勉強習慣はあまりなく学校の文化祭や部活に勤しんでいたが、学校の定期テストだけは1週間前から自分で計画を立てて取り組んでいました。自論にはなりますが、中高一貫校の人は特に高校受験がないので中弛みしやすいので学校の定期テストや東進の全国模試など何か定期的にある学力を測るものだけはせめて真面目に取り組んでおくべきです。これをやるのとやらないのでは随分差があると思います(これを読んでくれている人で既に勉強に力を入れている人は迷わず続けてください)。高2に上がるまでに勉強が好きな人は、何か一つ好きな科目をやり込んで確固たる得意科目にしておくのも後々役に立つと思います。

推薦との両立

 私は高校時代ゲーム開発に取り組んでいて、大会などでの実績を生かして東大の学校推薦型選抜も受験しました。一次試験は突破し二次試験も学校の先生などと入念に面接対策をして挑みました。自己評価では完璧なプレゼンをしたつもりでしたが、結果は不合格。面接試験はどういう基準で審査されているかわからないので、推薦も受験する人は面接試験後も手を抜かず一般のために勉強しましょう。「受かってたらいいな」のマインドでいるとたとえ落ちたとしても、結果が出て1週間強後の一般試験への影響を減らせるでしょう。

高3夏

 現役生にとって高校3年生の夏休みは、唯一まとまった時間を取れるのでとても大切です。私は毎日朝9時から夜9時まで家の近くの市民センターの自習スペースに通って勉強しました(これは受験終了まで続くこと)。家で集中できない人が大多数だと思うので、そういった人は早い時期に自分が集中することができる場所を見つけましょう。それは塾の自習室でも、図書館でもどこでも良いです。そしてそこの主になりましょう(周りの人からいつも居る人だと思われるようになるということ)。勉強内容としては主に数学・物理・化学は問題集をやっていました。帰国子女の人であれば英語は学校の授業さえ聞いていれば十分です。帰国子女という大アドバンテージを存分に活かして理系科目を集中的にやりましょう。国語は林修先生の講座をとってしっかり復習をしていました。

高3秋

 夏模試がちょうど返ってくる頃でしょう、しっかり復習をして秋模試に備えることがこの時期の一番大切なことです。物理・化学は問題集で重点的に行いました。過去問演習も9月ごろから始めました。一年一年ただ消化するだけではなく、問題点・改善点を書き出しました。これを直前期にみることでよい良い復習になりかなり力がついた気がします。

共通テスト

 私が受験した年から足切り倍率が上がったため、しっかり目に共通テストは1ヶ月前から対策しました。社会科目を過去問中心に解いていきました。東大受験生にとっての共通テストはどれだけ問題形式に慣れているかが点数に直結すると思うので、直近の過去問はしっかり解きましょう。

直前期

 とにかく過去問演習です。言われなくてもこの時期になれば必死に勉強していると思うので、自分が今やるべきことを明確化して効率的に点数を取れるようになる勉強をしましょう。やれるだけのことをすれば大丈夫です。試験5日前ぐらいから私は完全に過去解いた問題の復習に切り替えました。結果的にはこれが功を奏したと思います。

■東進東大特進コースについて

 私が東大特進の授業を受けた中でおすすめしたい先生が二人います。
 まず一人目が数学の松田聡平先生です。基礎・応用に関わらず東大合格に必要なことを効率よく学べます。特に授業の最初にある小テスト形式のExtractが基礎が抜けていないかの確認に最適です。東大数学は年によって難易度・問題の傾向がよく変わるので盤石な基礎をつけることで数学の点数のブレを少なくするのが合格への近道です。授業で使うテキストも東大受験生のために最適化されていて、他にはない唯一無二のものです。年間の講座をとることで東大に出てくる一通りの単元が受験で戦えるレベルには仕上がると思います。
 二人目はこれを読んでいる人も全員がご存知だと思いますが国語の林修先生です。とにかく解説がわかりやすく、難解な文章でも丁寧に構造を抑えて解けるようになりました。これは全てに当てはまることですが、授業を受けたあとは定期的(3日後・2週間後がおすすめ)に復習しましょう。復習するときは単にテキスト・ノートを見返すだけではなく、間違えた問題は実際に答案を作り直してみるべきです。一見時間がかかるようですが、新しいことを詰め込んでいくよりも効果的だと思います。
 東大特進の特徴として受講する講座を完全に個人の裁量で決めていけるので、自分の勉強法にあった受講の仕方をして有効活用してください。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 とにかく思ったことをすぐに行動に移すことが大切です。高1生へ、今から行動すればどの大学へも行けます。将来自分が何をしたいかを考えてみたり自分の進路について関心を持ってみることが大切です。高2生へ、まずは数学と英語を磐石にして東大志望ならば理科2科目のうち1科目は高3になるまでにある程度仕上げておくとかなりアドバンテージです。まだ時間はあるが、しっかり計画性をもって勉強するべきです。高3生へ、受験は思ったよりも一瞬で来ます。合格発表の後自分が後悔しないように生活してください。数学が苦手な人や安定しない人は理科に重点を置いて理科を得点源にするべきです。これを読んでいるあなたを東大でお待ちしています。