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静岡県 県立 韮山高等学校 卒
東京大学 理科一類

長島 郁弥さん

■センター試験得点 791点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 0 0 0 0 0 =0/440点
自己採点 65 65 20 35 25 =210/440点

■受験した感触・・・ もうだめだ。おしまいだあ。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 A 理科一類 A 理科一類 B 理科一類 C

過程を無視するという過程

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は受験を意識したのは高二の夏と遅く、地方の「進学校」出身なのもあり、東大合格に向けた道のりは余裕ではありませんでした。そのため、入試はギリギリで滑り込みでした。「滑り込み」は縁起が良いのか悪いのか。これは私のような非進学校の田舎者、滑り込みセーフを狙う方に特に読んで欲しいです。

過程を無視

 褒められたことではありませんが、私は大学で学問の基礎基本は学ぶとして、入試ではひとまず合格を狙おうと思いました。いわゆる受験のための勉強です。学問として学ぶという面では最悪のことをしていて、結局これで良かったのかも分かりません。もしかしたら、東進の先生方のおっしゃる、本来の学問さえ学べていれば簡単なことしか聞かれていないということなどを正直冒涜しているかもしれません。東大でもここまでの下位層っているんだなと思いながら聞いてください。バカとブスこそなんとやらです。私が受験勉強で意識したのは以下の二つです。
1)模試の成績の確認

判定だけを気にしたりするのではなく、どこで何点取れたか、何が足りなかったかを徹底的に数値化しました。何ヶ月で何点伸びていて、このままだと入試本番に何点取れそうか、それは目標点に比べどうか、といったものの確認を点数として確認するのはもちろん、足りないものの数値化に最も気をつけました。テストで点が取れない場合、主な原因として、知識不足と解くスピードがあると思います。知識不足はほぼ直接的に点数という数値で現れますが、怖いのは時間が足りない場合です。時間が足りずに点が低い場合、そのままでは、成績のデータに、時間が足りずに解けなかった問題の知識は入っているのか、あと何分あったら持てる知識全てを出し切れるのかは反映されません。やるべきことを客観的に決められるデータの不足は自分にあった対策を練る上で致命傷となってしまうリスクも大きいです。そのため、私は東進の過去問演習講座などで、時間内に解いたら何点で、時間があったら何点かをしっかりとデータ化するようにしていました。

2)優先順位を決め、捨てる勇気を持つ

キャパオーバーよりかは合理的な判断になると思います。やはり合否は点で決まるので、突き詰めて言えばより短期間に、より点が上がりやすい分野が最優先事項で、点が上がりにくいならあまりやる必要は無いと思います。私には学問は本来どうこうなどと言えた頭の良さ、余裕はないのでこのような考えに走りました。おすすめできるような良い勉強(?)法ではないです。多分。


でもやっぱり。。

 やはり受験のための勉強をしてしまった後悔もあります。大学では反省して基礎基本から深く学び直したいです。ならここまで書いてきたのは何なんだという話ですが、それは私が聞きたいです。せいぜい皆様の反面教師にでもなれたら本望です。人は成功体験を聞くより失敗談を聞いた方が学ぶとも言いますしね。そしてここまで読んでいただいているのになんですがやっぱりこんな駄文読むなら他の人のの方がタメになりますね。これ読みづらいし。

■東進東大特進コースについて

受講講座

1)東大物理 苑田尚之先生

苑田先生の、問題を解くというより、現象をメインで扱う授業のおかげで、私のようなバカでも物理が自分の中では得意な方になりました。ちなみに書いている時は開示前です。つまりまだ物理が得意と言ってどんな生き恥を晒しているかはわかりません。私は物理が得意です。共通テストの点はわかってます。私は物理が得意です。

2)現代文記述論述トレーニング 林修先生

私のこの文章力を見るに、トップレベルの講師でも受ける側がしっかりと内容を噛みしめないと学力は上がらないみたいです。ということは一つくらい授業をしない塾があっても良さそうですね。しかし、林先生の授業は視覚的に分かりやすく、復習がしやすいです。もしかしたらこれでも私の記述力はマシになったのかもです。


東大本番レベル模試

 見ての通り判定がどんどん落ち込んでますね。足りない頭で原因を頑張って考えてみたところ、ライバルより理科の点が早めに伸び……マシになったので、それにうつつを抜かした英弱兼数弱っぽいです。とことんバカですね。でもそんなバカでも模試の解説はわかりやすかったです。やはり授業をしたほうが塾としていいんですかね?そして東大本番レベル模試こそ、現実を直視するのにうってつけです。最も楽で正確な実力のデータ化だと思います。

その他

 上記の意識した二つのことは東進の先生との面談で言われたことですが、私の解釈だと歪んでるかもです。しかしこの考え方なしに私は受かっていたか、ですが多分落ちてます。なにせ元が元ですしね。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 総じて思うのですが体験記全体のうち失敗談というか、反面教師っておそらく少ないと思います。こんな自虐だらけの読む気の失せる病みツイートのような文を読破できる方や、ここから何かを感じ取れる天才に言うことなんて私からはありません。読んでくれる人がいるかも分かりません。ぜひこれを読んでくださった方には学問の深みを味わい、そして楽しんで欲しいです。……どの口が言っているのでしょうか?私も皆様と一緒にこれからその深みを大学で味わえればと思います。最後になりますが、受験、やっぱり辛いことも多いと思います。健康に気をつけて頑張ってください!応援してます!!