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長野県 県立 諏訪清陵高等学校 卒
東京大学 理科一類

宮坂 直人さん

■センター試験得点 833点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 0 0 0 0 0 =0/440点

■受験した感触・・・

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科二類 B 理科一類 C 理科一類 A 理科一類 C

計画性大事

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

東大の志望理由

 高1の新学期に出会った某逆転合格系桜受験ドラマ好きの友人に「お前は東大に行け」と言われたので目指すことにしました。

一般入試全般

  • 数学

中3の夏に東進の数学特待で先取りを始め、高校1年生の夏までに数Ⅲまで一通り終わらせました。直前まで全然点数が伸びず、模試でも20点台を連発し、諦めかけていましたが、最終東大本番レベル模試後に受けたある授業がきっかけで時間配分を厳密にするようになってからは過去問で2完2半以上で安定するようになり、時間配分の大切さを知りました。

  • 英語

高2まで一番力を入れていた教科です。ある程度の得意意識があったため高1の頃から過去問演習をし、傾向を把握するようにしていました。また、英検1級に挑戦することで単語力、読解スピード、リスニング力を底上げでき、傾向は違うものの二次対策にかなり役立ったと思います(結局面接で落ちました)。一回実力を完成させた後は勉強量を減らしても成績が安定したので早めに完成させることをおすすめします。数学弱者の自分にとって英語は心の拠り所でした。要約や英作文などの問題をリスニング前の前半に、1B、4A、5のような読解メインの問題は後半に解いていました。

  • 国語

恥ずかしい話ですがほとんど勉強をしていません。それなのに共通テストでは一番得点率が良かった謎な教科です。高1から高2のときは古文単語小テストの対策を全くやっておらず、3年生になってとても苦労しました。基礎知識を身につけたあと古文漢文は急に成績が伸びました。

  • 物理

当初は自分で参考書を進めて独学しようと思いましたが、全然分からず苦手科目になりかけました。しかし、高2で苑田尚之先生の講座に出会ってからは自分の知識の中に曖昧さがなくなり、模試でそれなりの点数は取れるようになりました。しかし、一通りの学習が終わったのが高3の夏ととても遅かったため、十分な演習量をこなすことができませんでした。

  • 化学

一番好きな科目でした。研究を始めるために高校範囲を高1の3月までに一通り終わらせ、大学範囲にも手を出しました。ただ、有機化学に熱中しすぎたせいで理論化学や無機化学の演習が疎かになり、模試で点が伸び悩みました。しかし、有機は計算が少なく得点源にしやすいので、いろんなパターンの問題を解いてみるといいと思います。

推薦入試について

  • 出願した理由

高3の夏休みの終わり頃、学校の友人が総合型選抜や学校推薦型選抜に出願しようとしているのを見て、やっぱりチャンスは多い方がいいよなぁと思い、ちょうど夏休みにあった研究発表会で賞ももらっていたので、化学部で行っていた研究をアピールポイントにダメ元で出願してみようと思いました。

  • 一次選考(書類)

志願理由書に加え、研究発表会でもらった賞状や研究内容をまとめた資料を送りました。私は文章力が無かったため、落ちるなら書類選考で落ちると思っていましたが、通りました。無理に堅い文章を書こうとせず、自分なりの言葉で考えたことを書いたのがよかったのかなと思いました。

  • 二次選考(面接)

化学部で行っていた光機能性分子の研究と、有機化学へ対する熱意をアピールしました。面接では研究内容そのものよりも研究を通して何を考え何を得たのかということを中心に聞かれました。

■東進東大特進コースについて

 主に受講していたのは青木純二先生の「数学の真髄」シリーズと苑田尚之先生の「理系物理の基礎」、「トップレベル物理」です。どちらも私の苦手科目でしたが、問題に対する根本的な考え方を学ぶことができ、苦手意識は薄くなりました。また、高1の夏休みに青木先生の授業を受けに行ったのですが、周りに東大志望の生徒しかおらず、あの緊張感の中で同じ志を持つ人たちと授業を受けたことは自分にとっていい刺激になりました。自分のように田舎に住んでいる生徒でも、一回は授業を受けに行ってみることをおすすめします。
 後悔したことは、過去問なんて自分でできると思い過去問演習講座を受講していなかったことです。問題集の解説を読んで自分なりに採点をしてみるのですが客観性など皆無なので本当に不安しかありませんでした。なので12月になって「AI予測問題演習」を受講し始めました。解説授業を受けられる科目は限られていますが、自分の答案が添削して返却されるので自分の実力を客観的に把握することができました。
 また、東大本番レベル模試は一週間で返却されるので、一ヶ月後に返却される他の模試と違い、本当の今の自分の位置を知ることができたのでとても参考になりました。
 東大特進では、スタッフの東大生が親身になって学習相談に乗ってくれるので、心の支えになりました。特に、私のように田舎に住んでいると実際に東大受験を経験した人が身の回りにいないので、実際に東大を受験して合格したスタッフの方の話はとても貴重で、参考になりました。
 東進には推薦向けのイベントもあるので推薦を検討している方もそうでない方も興味があれば参加してみるのもいいと思います。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 最後まで模試の判定が安定せず不安だらけの受験生活でしたが、今振り返ってみれば本当に楽しかったです。最後は推薦で合格したので不完全燃焼気味ではありますが、勉強でも推薦でもたくさんのことを学べたと思います。一つ、私は模試で合格最低点と追いかけっこをしているような人間だったので、それだと心に余裕がなくなってしまうということは言っておきたいです。向上心を絶やさず頑張りましょう!