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埼玉県 私立 栄東高等学校 卒
東京大学 理科一類

並木 勇輝さん

■センター試験得点 778点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 78 68 25 48 38 =257/440点
自己採点 77 70 46 38 39 =270/440点

■受験した感触・・・ 満遍なく点を取れたと思う。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 A

先手必勝

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私が東大受験を意識して本格的に勉強を始めたのは中3の頃でした。中高一貫校だったので、周りを見てもそのような人はほぼいませんでした。なぜこのような時期に勉強を始めたのかというと、自分の能力に自信がなかったからです。高3の受験生の必死さを見ると、自分にそのような追い込みは絶対にできないと感じたのです。今思えば、早めに受験勉強を始めていて良かったと思っています。
 以下、科目別に自身の体験を書いていきます。

英語

 英語は文法事項をすぐに終わらせた後、語彙を増やしつつ英文解釈を基礎からやっていきました。高校に入る頃には基礎も固まってきたので、長文読解や英作文の練習を始めました。高2になってからは東大の形式を意識して演習を積み、高3ではひたすら過去問演習をしながらそれまでにやったことの復習をしました。成績は読解量が増えるに従って上がり、安定しました。基礎がしっかりしていて、過去問で訓練をすれば高得点が狙えると思います。

数学

 数学は中学のうちに数Ⅲまで終わらせて、徐々に発展した内容をやっていきました。どうしても全内容を一周しただけでは身につきづらいので、問題を解いていく中で習得を目指すと良いと思います。またある程度の難易度まで問題が解けるようになった後は、解法を体系的に整理すると詰まることが少なくなり、余裕も出てくると思います。

国語

 現代文は高2まで本当に苦手で、勉強法も分からず成績も不安定でした。高3に入ってから、文章を読む際の頭の使い方を意識しながら勉強すると、急に成績が上がりました。やはり記述問題は訓練が必要なので、過去問等を使い演習を積んでいくと良いと思います。古文は現代語訳ができないとどうにもならないので、文法・単語ともに重要ですが、単語を忘れがちだったので個人的に苦手でした。漢文は訓読に頼らず白文のまま理解しようとすると解く時間を短縮でき文章の全体像もつかみやすくなりました。

物理

 物理は最初に理論さえ押さえてしまえば、問題演習を積むだけで高得点が狙えると思います。公式に埋もれないように気をつけると良いです。

化学

 学習を進めていく際に理由づけをして暗記事項を極力少なくしました。また問題演習をしながら学習するとより早く内容が身につきました。基礎が固まった後は構造決定の演習を他分野より重点的にやりました。慣れてくると得点が安定するので、こつこつ進めると良いと思います。

 以上のように学習を進めていきましたが、やはり早めに数英が固まったことで理科や国語の学習に時間を回せたことが大きいと思います。また勉強していく中で生まれた疑問をすぐに解決したことで理解が更に深まりました。

■東進東大特進コースについて

 やはり授業を自分のペースで進められ、いくらでも先取りできるのが東進の良いところだと思います。得意な教科の授業はどんどん進められ、苦手な教科の授業はゆっくり理解しつつ、繰り返し見ることができるので、他人に合わせることなく効率的に学習を進めることができました。また先取りをした教科は、再び同様の内容が出てきた際に見通しが良くなり、学習効果が更に上がりました。学校行事等で勉強時間がなかなか取れない時期はペースを落とすことができ、置いていかれることもないので安心して学習できました。
 講師の方々の解説も分かりやすく、自力では習得が難しい学んだことのない分野も噛み砕いて教えていただけるので理解しやすかったです。板書も後から見返して復習できるようにうまくまとまっていました。
 東大特進コースの授業では、休み時間に東大生スタッフの話を聞くことができ、合格後の大学生活について教えていただけます。授業の合間にリフレッシュでき、勉強のモチベーションも上がりました。
 教室へのアクセスも良く、授業が延びてしまった際も帰宅時間が極端に遅くなることは少なかったです。
 東大本番レベル模試は受けてから返却までの日数が少なく、記憶が新鮮なうちに復習をすることができるので学習効果がとても高かったと思います。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 入試本番では得意科目・苦手科目ともにある程度点数を取らなければなりませんが、やはりまずは得意科目をやれるだけやりましょう。無理に苦手科目に手を付け、勉強に対するモチベーションを下げてしまうと得意科目にまで影響してしまうかもしれません。また自分自身に合う勉強のスタイルも人それぞれですから、合わないなと思ったら中断して、自分なりに最適な勉強方法を編み出していきましょう。自分の意志でなく、いやいややらされているようでは成長に繋がりません。常に自分の頭で考えるのを心がけ、目の前のこと一つ一つに向き合っていけば、合格は知らず識らず近づいてきます。自分の芯をしっかりと持ち、頑張ってください。