■共通テスト得点 947点/1000点
■共通テスト得点選択科目 物理 化学 政治経済
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
99 |
+ |
44 |
+ |
51 |
+ |
36 |
+ |
18 |
=248/440点 |
自己採点 |
97 |
+ |
36 |
+ |
56 |
+ |
43 |
+ |
22 |
=254/440点 |
■受験した感触・・・ 終わった……頑張ってきたのに……絶望
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
成果が出るまでやり続ける
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
数学
間違えた問題は解説の理解にとどまるだけでなく、
1)解説における発想や問題文の解釈など、問題に対する取り組み方の言語化する。それを合理的だと納得できるまで徹底的に行う。
2)自分の思考の跡をたどって、どこが良くて、どこがダメだったか検討する。
3)1)2)を踏まえて、頭の使い方を修正する。
……のステップを踏むようにしていました。
東大特進で青木純二先生の授業には高1から毎回出席していました。通期講座の方も受講し、高2の夏から秋にかけて『数学の真髄―文理共通編―』、秋から冬にかけて『理系編』に取り組みました。高2冬から高3の5月にかけて、根本原理の理解を重視して時間をかけて演習しました。夏休み明けまでは論証力を高めるために、様々な別解にも触れるようにしました。以降は主に過去問演習に取り組みながら、隙間時間に入試問題に特化した演習問題を解き進めました。過去問を10年分ほど解いた段階で自分の弱点を補強するために、分野別の演習に取り組みました。秋頃は過去問の点数が伸び悩んで苦しみましたが、微調整を繰り返すうちになにか嚙み合った瞬間があったようで、12月ごろから点数が伸び始め、直前期で爆発的に伸びました。しかし本番では緊張と焦りから冷静に問題に対処できなかったので、本番をもっとリアルに想定した演習を積んでおけばよかったと思いました。
物理
高2の冬頃から教科書で独学の先取りを始め、冬休みに熱力学、波動、電磁気学を一気に学習しました。高2の12月から『ハイレベル物理』の受講を始め、原子分野までの受講が高3の6月頃に終了しました。新高3の東大特進プレ講座から苑田尚之先生の授業を受けていました。高3夏休み前までは標準レベルの演習問題、夏休み中は応用レベル問題と段階を上げながら取り組みました。夏休み明けからは過去問演習をメインに、必要に応じて苦手分野を補強しました。しかしなんといっても苑田尚之先生の授業が一番の強化イベントだったので、どんなに延長しても食らいつく気持ちで授業をしっかり受けたうえで、復習で苑田尚之先生の問題へのアプローチを反芻するようにしていました。
化学
化学は高2が終わった段階ではまだ理論分野すら終わっていない状態でした。春休み中に残りの反応速度・平衡分野を学習し、4・5月に無機・有機・高分子化学を終わらせました。6月に標準問題、夏休み中に応用問題に取り組みました。夏休み後は過去問に取り組みながら、大西哲男先生の『東大化学』のテキストを使って各分野の強化を図りました。化学は必要な知識と演習を積めばある程度のレベルまで到達できました。計算に自信がなかったので、基本的には有機化学の構造決定で点を稼いで、残りは知識問題をとりながら、比較的楽な計算問題を拾う作戦でいました。元々化学は得意科目ではなかったので、今年の難化した化学には、逆に焦らず「取れるところを取ろう」と冷静に対処することができました。
英語
帰国子女なので英語には比較的時間を回さずに済みましたが、宮崎尊先生の『東大特進英語』の授業は教養を深めてくださるので好んで受講していました。形式慣れする中で東大の問題は高得点を安定して取れるようになりました。ちなみに2B-4A-B5-3-2A-1ABの順で解いていました。前半には短時間で解ける問題を配置して、後半にじっくり構想し、文章を熟読して解きたい問題を持ってくるようにしていました。4Aは間違いのパターンを網羅して、文章を読めば不自然にパッと気づけるようになりました。英作文の添削に生成AIを使っていました。ノータイムで返答してくれる上にシンプルな文構造で多彩な表現を提案してくれるのでとても参考になりました。
■東進東大特進コースについて
東大特進には高1の時から通っていました。主に林修先生の東大現代文と、青木純二先生の数学の真髄の授業を受けていました。高3からは苑田尚之先生の東大物理や、大西哲男先生の東大化学の講座も受講するようになりました。早くから東大入試に向けて良質な問題を特進のテキストで演習することができたので、着実に力をつけ、いい立ち位置をキープすることができました。通期講座でも青木先生と苑田先生の授業を受講しました。
特に苑田先生の授業は受講の有無で理解の深度も問題の見え方もまるで変わり、「全部見えるぞ!」と感動を覚えるほどでした。東大特進の講座では時間的に全分野扱いきれない都合上、通期講座の受講もおすすめします。通期講座を受けていたので、東大特進の授業が復習になり、苑田先生のアプローチを実践する練習の機会を得られ、通期講座では理解しきれなかった部分も補強できました。
夏休み以降は過去問演習講座(25年分)を使いました。添削が返ってくるのが早く、過去の受講生と自分の出来を比較できるのが良かったです。
東大形式の試験を練習する機会はそう多くはないので、秋以降の東大特進テストゼミは積極的に受けるようにしていました。特に青木純二先生のテストゼミでは答えが合っているかよりも、過程や日本語が正しいか厳しく添削していただけたので、ただ問題を解くだけでなく、適切でわかりやすい言葉で数学の解答を作る意識が身についたのでおすすめです。
英語の4Aの正誤問題対策には『東大完成特別講座大問分野別対策』で駒橋輝圭先生の授業がおすすめです。間違えのパターンを丁寧に幅広く解説してくれました。
東大特進のLINEアカウントに定期的に相談を投げかけていました。内容に応じて東大生スタッフの先輩方が丁寧に返信していただけるので、とても参考になりました。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
とにかく最後まで諦めなくてよかったと思いました。しんどくても、試行錯誤していれば実力は直前期にも伸びると思います。今年は数学が難化して、本番の緊張感で頭が真っ白になってほとんど手が付けられず、1日目の試験が終わった段階では絶望から2日目を乗り切る気力がわきませんでした。帰り道の静寂から他の人たちもできていないのは明らかだったので、友達と励まし合いながら、どうにか持ち直して2日目に全力を尽くすことができたので、合格できたと思います。