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新潟県 県立 燕中等教育学校 卒
東京大学 理科一類

山中 惇世さん

■共通テスト得点 941点/1000点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 地理

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 98 82 48 44 42 =314/440点
自己採点 90 65 40 35 40 =270/440点

■受験した感触・・・ 物理激易化なのにやらかしてて萎えた。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A

地方からの合格

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

東大を志した理由

 もともと高1のはじめくらいまでは別の大学を志望していましたが、ある時ふと「どうせなら最難関である東大を志してみよう」と思い、それから東大志望になりました。理学と工学のどちらを専攻しようか迷っていて、進振り制度に魅力を感じていたのも理由の一つです。

受験勉強について

 少しだけ先取りで勉強していたと思います。高1で数ⅡBまでを一通り終わらせ、高2の初夏くらいに数Ⅲが終わりました。理科は高2の夏くらいから初学を始め、高3の春くらいに終わらせました。個人的にはもっと理科を早く始めていれば受験期に大焦りすることもなかったのかなあと少し後悔しています。
 高3ですが、秋までは理科に力を入れて、というか理科しかやってませんでした。そのせいで英語と数学の地力が落ち、夏模試では散々なことになってしまいましたが。どの教科も基本的に放置してるとできなくなるので、毎日継続的に少しづつでもいいので触るといいと思います。
 秋から東大の過去問を始めました。過去問を使う上で大事なのは「自分に合った解き方・時間配分を見つける」ことだと思います。自分の得意苦手を把握し、得点を最大化できるような時間配分を見つけることは確実にアドバンテージになります。でも、それに固執し続けると難易度や形式の変化で大きく崩れてしまうので、ある程度の柔軟性を持たせておくことも大事だと思います。
 共通テストについては、12月ごろから対策を開始し、社会と国語を中心に共テ形式の演習を繰り返していました。正直東大を受けるレベルなら慣れが9割だと思うので、とにかく回数を積むのが大事だと思います。
 二次試験直前期は、冠模試の解き直しや、過去問をとにかくたくさんやって東大の形式にできるだけ慣れようとしました。あまり点数に一喜一憂せず、自分の弱点を補強することに注力するのがいいと思います。
 受験生としての一年を振り返ると、A判定が出たせいで慢心してしまい、直前期まであまり勉強に本腰を入れられないまま、結局6月から成績がほとんど上がらずに本番を迎えてしまいました。結局模試の成績よりも本番でどれだけ取れるかが大事なので、模試のことはあまり気にせず、継続的に頑張ることが大事だと思います。

その他

 私は地方の高校出身なので、情報量や東大を受ける人が近くにいないという点で不利でした。なので、SNSを使って情報を集めたり、東大を受ける人たちと交流していました(東大特進コースの存在もSNSで知りました)。耳寄りな情報を手に入れられるだけでなく、東大を目指して頑張る人がいることを実感できたので、メンタル的にも良かったと思います。使いすぎには細心の注意を払わなければいけませんが……

■東進東大特進コースについて

受講講座

 苑田尚之先生の「東大物理」、林修先生の「東大現代文」、駒橋輝圭先生の「東大英語 in Depth」と大西哲男先生の「トップレベル化学」を主に受講していました。どれもとても良かったので1つずつ紹介します。
 東大物理→苑田先生のすごさは色々な人が言及しているので自分が触れる必要はないかもしれませんが、とにかく説明が分かりやすく、物理という分野に対しての見通しが格段に良くなります。また、受験という枠組みを超えて物理の奥深さに触れることができるので本当に面白いです。
 東大現代文→東大の過去問を題材として、どのように現代文に向き合えばいいか、論理的に読解するとはどういうことか、などを解説します。この授業を経て、現代文を解くときの見通しが格段に良くなりました。
 東大英語 in Depth→東大英語の形式に沿った授業をします。各設問ごとに集中的な講義があるので、全部やればかなり点数を伸ばせると思います。あと問題で引用している文章がどれも面白く、楽しみながら英語に触れることができます。
 トップレベル化学→入試化学で要求される水準の知識を超えて、さらに踏み込んだ話題まで触れます。化学という学問をより深く理解できるのでおススメです

東大本番レベル模試

 年に4回もあるので、東大形式の問題演習を行う絶好の機会だと思います。問題の質も高く、本番を見据えたシミュレーションができると思います。また、成績の返却が早く、すぐに復習に取り掛かれるのも利点の一つだと思います。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 入学試験本番はだれでも緊張するものです。緊張すると普段は絶対にやらないようなことをやってしまったりするかもしれません。緊張することを前提としてシミュレーションを行うのがおすすめです。関連して、一回ミスしてしまっても基本的にリカバリーが効きます。あきらめずに次で取り返すマインドが大切です。頑張ってください!