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兵庫県 私立 灘高等学校 卒
東京大学 理科一類

西山 結陽さん

■センター試験得点 853点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 95 79 42 45 38 =299/440点
自己採点 90 74 35 36 40 =275/440点

■受験した感触・・・ 理系科目がいつもより難しかった。物理が難しすぎる……

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A

英単語帳は夏休みまでに終わらせる

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 東大には進振りがあり、理一ならばある程度幅広く学部を選ぶことができるのと、社会はダメダメだったので、理一を志望しました。
 学校の進度は速めだったので、数学Ⅲは高3の頭には終わっていました。また物理は高2の春頃に一通り終わらせました。
 本格的に受験勉強を始めたのは夏休みに入ってからだと思います。一学期の間は家に帰ってからはあまり勉強をしないような生活をしていました。夏休み序盤は有機化学無機化学を東大特進化学を利用して終わらせ、その後は主に化学と数学の問題集に取り組んでいました。
 二学期からは過去問に取り組み始めました。過去問以外には単語帳を回したり、数学の演習をしていました。10月以降は倫理政経の勉強に力を入れました。二学期少しだらけがちだったのですが、社会の勉強が気分転換になりました。二学期後半には最近の理科、数学の過去問を解き尽くしてしまっていたため、模試の過去問にも手を出しました。模試の理科の過去問は基本的に本番より難しいので練習になっておすすめです。特に物理については、万が一来年以降も今年と同じ難易度となるなら過去問では簡単すぎるので、模試で慣れておくのがいいと思います。
 12月は共通テスト対策をしました。共通テスト対策問題集を全科目買ったのですが、結局国語と倫理政経と化学しかしませんでした。やっても損はないとは思いますが、模試で安定して点数が取れているような科目は過去問数年くらいやっておけば十分だと思います。本番の一週間前からは古文漢文の単語を詰め込みました。古文単語は初めて覚えると大変なので、模試などのたびに覚えておくと後々楽になると思います。
 共通テスト以降は、まだやっていなかった過去問と模試の過去問、東大レベルの問題集をやりました。もっと早い時期にやっておくべきだと思いましたが、結局一部の問題集や単語帳は途中までしかやらなかったので、後輩の皆さんには何かしらの単語帳を夏休みまでに一周はしておくことをおすすめします。
 受験期失敗したなと思うのはスマホの利用です。家に帰ってから寝るまでの時間や隙間時間など有効活用すべき時間を、ツイッターやYouTubeなどに費やしてしまいました。ただ、その時間が勉強の息抜きにはなっていたので、スマホを完全に使わずにいるのではなく、いつ使うか自分でルールを決めて程よく使うといいと思います。

■東進東大特進コースについて

 通期講座の難関物理は先生がとても楽しそうに授業をなさるので、思わず引き込まれてしまい、物理が得意科目になりました。苑田尚之先生の東大特進での授業は、物理に関する誤った固定観念を吹き飛ばしてくれると同時に、学問に対する向き合い方を勉強させてもらいました。
 東大本番レベル模試は一日で全教科を行うので、受験に必要な体力を身につけることができました。回数も多く、その時時の自分の立ち位置を確認するのに役立ちます。また夏の東大本番レベル模試では雑音入りリスニングが放送されるのですが、本番も同じくらい音質が悪かったので、ここで慣れていたのが役に立ったと思います。
 長岡恭史先生のテストゼミはテスト問題一つ一つに様々な別解と解説、自習用問題を提供してくださり、演習量の確保に役立ちました。青木純二先生の数学の真髄では数学を何となくで解いていたのが、筋道立てて解く癖が付きました。
 鎌田真彰先生には通期のハイレベル化学と東大特進の東大特進化学どちらともを通じて、高校化学の背景にあることから受験的なテクニックまで幅広くお世話になりました。鎌田先生の東大特進のテキストは信じられないほど分厚くありとあらゆる情報が載っているので、共通テストや二次試験の直前に知識確認するのにとても役立ちました。
 過去問演習講座は解説授業が素晴らしいです。書籍の解説にはあまり載っていないような裏話や問題を解く戦略などについても語ってくださるので、単に演習する以上のものを得ることができました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 本番は普段の実力のn割しか出せない、というのは大袈裟だと思いますが、地方から東大を受ける人は特にホテルに泊まって慣れない状況で過ごすことになり、精神状態は普段とは全く違います。落ち着こうと思っても落ち着けるようなものではないですが、焦っているなと思ったら深呼吸したり、心を落ち着けるルーティン的なものを(音楽を聴くとか)用意しておいたりするといいです。