■センター試験得点 823点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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世界史 |
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地理 |
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開示得点 |
93 |
+ |
58 |
+ |
68 |
+ |
38 |
+ |
35 |
=292/440点 |
自己採点 |
70 |
+ |
55 |
+ |
60 |
+ |
38 |
+ |
32 |
=255/440点 |
■受験した感触・・・ 最低点爆上がりすぎて無理……。落ちたとしたら英語のせい……。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
文科一類 |
A |
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真面目さと謙虚さと向上心
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
受験勉強全体を通して
私は中3の頃から英数を中心に受験勉強を始め、コロナの休校期間を経て成績が伸びたため自信を持って東大志望を名乗り始めました。高1で受けた東大入試同日体験受験がB判定だったので、高2では合格点が取れるかもしれない、と思い、学校の授業や部活等もありましたが、高2の一年間は高3生になったつもりで勉強しました。その甲斐もあって確かに同日では文一の合格者最低点を超えたのですが、その分(おそらく優秀な人は高2でも高3でも優秀なのでしょうが)高3になってからの伸びが鈍く、最後まで不合格に対する不安は消えませんでした。しかし最終的に合格できたところを見ると、この先行逃げ切り型の戦略は少なくとも私にとっては間違いではなかったと思います。受験生時代の私のように、大逆転不合格を恐れている人も多いと思いますが、自信を持って勉強し続けてほしいです。以下、科目ごとにやったことを書いていきます。
英語
英検準一級が欲しかったので、中3からコロナの休校期間(高1春)にかけて有名な単語帳3種類分の単語を覚え、英文解釈と長文読解も参考書で継続していました。英検取得後は、高2の秋に集中的に文法を詰めた時期以外は、英語の比重を落として他の科目に時間を割いていました。反省点はリスニングです。早めにやっておかねばならないと色々なところで散々言われていたにも関わらず、私は音声を流すのを面倒臭がって共通テスト後までほとんど放置していました。共テで82点を取ってからでは遅いのです。東大本番はかなり聞き取りにくいという言い伝えもありましたし、会場が280人入る講堂だったので私はかなり身構えて行ったつもりだったのですが、それでも予想をはるかに超えて早口で聞き取りにくかったです。
数学
休校期間までに網羅系の参考書で典型解法と呼ばれるものに一通り触れ、その後青木純二先生の『数学の真髄(基本原理追求編、東大実践演習編)』を受けるなどして理解を深めました。心配性×飽き性だったので高2ではまた別の網羅系参考書に手を出し、冬まで周回しました。それと同時に高2の間は、東大特進の授業に参加したり、気になった参考書を解きまくったりして、多方面から演習を積みました。「参考書は一冊を完璧にする」というのは受験の鉄則のようなものですが、それは「一冊しかやってはいけない」というわけではもちろんないので、特にまだ受験が遠い段階では、たくさん手を出して損することもあまりないかな、と思います。難化傾向が続いたので数学を得点源にするのは危険だと思い、高3では最低限しかやりませんでした。しかし直前期は易化を期待して、東大本番レベル模試の過去問を大量に解きました。
国語
現代文は苦手でしたが、たくさんやれば伸びる、という感覚もなかったので林修先生の授業の予習以外はほとんど何もせず、比較的得意だった古文と漢文に頼っていました。古文単語と漢文の句形は何となく意味が分かるだけで満足せず、型にはまった綺麗な訳ができるように心がけました(曖昧な知識だと点数がブレるので)。
世界史
高2までは学校のプリントを中心に勉強していました。高3では荒巻豊志先生の授業を受けていました。実際に論述を書いてみると、まず100%の知識がなければスタートラインにすら立てないことを痛感し、教科書の熟読に力を入れました(メインで二冊読み、三冊目は必要な時だけ使いました)。私の場合、第一問は取れる気がしなかったので第二問が勝負だと思い、東大の過去問はもちろん第二問は東大本番レベル模試の過去問も大量に解きました。教科書を読むときは数行の記述問題で問われたときに完璧に書けるかどうかを意識しました。
地理
特別好きなわけでもなく点差も開きにくいため、高2までは全く注目していなかった科目。しかし数学で稼げないこと、思ったより自分は世界史が出来ないことに気づいた高3の夏ごろから焦り始めました。「地理の本質は暗記ではない」という言葉を都合よく解釈して暗記から逃げていた(正確には何を覚えればいいのか分からなかった)私は、10月から二次対策として地名や典型論述を叩き込みました。
■東進東大特進コースについて
東大特進コース
東大特進コースの授業はどれも非常に質が高く、受けてよかったと思います。私は中でも荒巻豊志先生の東大世界史に魅了され、一年間非常にお世話になりました。最初はなんとなく申し込んだのですが、初回の授業でたまたま前の方に座ってしまった私は授業の緊張感とレベルの高さに圧倒され、二回目以降は進んで前の方の席を取りに行っていました笑。正直なところ私は授業中の雑談についていけないことも多々あり、授業に出るたびに、世界史の知識不足はなおのこと、日本語力や教養の無さまでもを思い知らされて恥ずかしさや悔しさを感じ、次の授業までにはせめて世界史の知識くらいはちゃんと覚えていくんだ、というモチベーションにつながりました。先生の論述は圧倒的な知識に裏付けられた自信に満ちており、わざとらしく知識をひけらかすのではなく、東大の要求に対して筋の通った解答を作成する様子を見せていただけました。決して先生のような綺麗な答案を書けるようにはなりませんでしたが、なるべくまともなことを書けるようになろうと奮闘したことで、一年前よりも確実に頭が良くなったと思います(それが世界史の点数に反映されているかはともかく自分の感覚的に)。本当にありがとうございました。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
最後に私が一番言いたいことは、受かる人は受かり、落ちる人は落ちるということです。これは受かったから偉そうに言っているわけではなく、受験勉強をしながら常に意識していたことなのですが、落ちる人には必ず何かしらの落ちる理由があり、それは落ちてから次々と見つかってくるものだと思います。私も、もし落ちていたら後悔するはずだった思い出がたくさんあります。今の自分の行動が落ちてからの後悔要因にならないかどうかを考えながら過ごすと、一日一日を大切に使えると思います。落ちない人は受かりますから、最後まで気を抜かず頑張ってください!あなたの合格を心よりお祈りしています!!