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千葉県 県立 千葉高等学校 卒
東京大学 理科一類

橋本 将一さん

■センター試験得点 761点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 73 48 40 44 33 =238/440点
自己採点 70 50 30 30 40 =220/440点

■受験した感触・・・ 皆さんがこれを見る頃には私はもう、東大生でしょう。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 C 理科一類 D 理科一類 C 理科一類 D

全弱、東大に行く

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

体験

 私が東京大学を目指したきっかけは、高校3年生の時で、友人に東大志望が多かったからでした。だから私も東大を志望しようとした。それが苦悩の始まりだった……
 とはいっても、私は英語、数学は早いうちから網羅系の参考書などで勉強はしていたため、英数は参考書や、青木純二先生の数学の真髄を中心に受けて及第点は取れた。しかし、問題は理科、国語にあった。以下科目別の自身の体験。
  • 英語

入学時のコロナウイルスによる休校期間に、基礎的な文法の問題集を何周もして、頭に叩き込んだ。そして、それが明けてからは、もう一段階上の文法の問題集をやった。高2の終わりまでは、単語と文法だけを勉強していった。高3に入った後は、6月まで構文を勉強して、その後は長文の勉強に切り替えた。リスニングは、夏に武藤一也先生のリスニング講座を受けてから毎日東進のリスニングアプリで移動時間や寝る前に聞くようにしたら、もともと6月の模試で10点だったのが、本番では24点まで上がった。小説対策は、ハリーポッターを原語で読んだ。面白かった。まだ読み終わってない。

  • 数学

問題集を高2までは学校の進路と合わせてやっていたが、高3に入り6月までに、数Ⅲを勉強していないことの危機感や、部活が終わって時間ができた関係から、授業を先取りする形で問題集と微積もぐんぐんの授業を進めた。その後は、東大特進の数学の真髄や過去問演習をこなしているうちに入試が始まってしまった。

  • 物理

高2の1月くらいに始めたため、かなり焦っていた。だから、ハイレベル物理の受講をどんどん進める方針で勉強をしていたが、それでは全く頭に入っていなかった。授業の再現をすることをしていなかったのであった。だから、勉強の仕方を見直して、1つ1つの理解に時間をかけた。そうすることで他教科と比べたら点数をとれるようになってきた。ハイレベル物理は時間こそかかるが、自分のものにすればかなり有利に受験を進められると感じた。

  • 化学

高2の10月にハイレベル化学を受講し始めた。1日1受講と決めて進めていたが、(当時は部活等で勉強時間がほとんどとれていなかったため、)復習をかなり疎かにしていた。いつか暗記をする時が来るだろうと、覚えることから逃げ続けていた。そのせいもあり、東大本番レベル模試では、最後まで10点台の点数しかとったことがなかった。共通テストも70点台で危機感を持ちったため、暗記ノート作成をした。過去問や模試で出た記憶事項や計算スキルなどをまとめて、それを試験直前まで見直すことで、多少の自信が生まれて、難化した物理を早々に諦めて、化学でこれまでの自分からは想像できない点数を取ることができた。

  • 国語

もともと東大志望ではなかったため、高校1,2年では古漢の勉強すらほとんどやっていなかった。高3に入ると理科と数Ⅲの勉強に時間を費やしてしまい、手が回らなかった。国語の対策は12月から過去問を、演習→解説授業→解説授業を理解した脳で再演習 といったサイクルで学習した。ちなみに本番の手ごたえはすこぶるよかった(いつも感触は良い)。


過去問の取り組み方

 過去問は周りの人が夏に10年分を終わらせて焦るかもしれないが、実力が足りていないと感じる場合、夏に近年の過去問を全部消費するのは意味がないと思った。なぜなら、本番と同程度の学力を持った時点での対策を立てるのが難しくなるからだ。私は、夏休みまでは基礎を徹底的に学び、そこから過去問を解いていくという勉強方法をとったが、それにより、受験において1番大切な基礎を徹底することができて逆転合格につながったのではないかと思いった。模試過去問を買うなら別かもしれないが。

■東進東大特進コースについて

  • 過去問演習講座

解説授業がついているので、膨大な演習量とレベルの高いレベルの解説を受けられる。それにより自分の苦手としている分野の補強にもなる。ただ単に問題の解説だけでなく、問題を始めてみたときのアプローチの仕方などを、スーパー書画カメラを用いて受験生の視点で教えてもらえたことが実践力につながった。自分は基本的には理科と数学の授業しかとっていなかったので、その他の教科の授業も過去問演習講座で受けることができたのはかなり良かったと思う。また、返却答案では類題等を示してもらえるので、それを東進の過去問データベースから探して演習することで、かなり力がついた。

  • リスニングアプリ

東大入試本番の雑音入りリスニングを想定して収録されている音源も多くあるため、それを毎日聞いてシャドーイングをすることで、本番での対応力がかなりつくと思う。

  • チームミーティング

単調な受験生生活に花を持たせるものだった。チームの仲間と交流することで、受験の不安からひとときでも逃れることができた。

  • 東進模試

返却がすこぶる早いため、すぐに復習に取り掛かることができた。また、成績表もかなり詳しく書いてあるため、自分の弱点を探すうえではかなり有効なのではないかと思った。共通テストが終わって1週間後にあるため、2次試験の勘を戻すのにも重宝した。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 覚えることから逃げたら一生成績が上がらない人になってしまうので気を付けましょう。しかし、逃げなかったら逆転合格が待っているかもしれないので、個別事象であっても、記憶をする気概を持った方がよいのかもしれませんね。早めに受験勉強を始めてゆっくり覚えていけばいいのではないかと思います。
 あと、最後の1カ月は本当にしんどいので、浪人覚悟で突っ込んでも、きっと打ちひしがれます……