山田 大貴さん
■センター試験得点 823点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
英語 | 数学 | 国語 | 物理 | 化学 | ||||||
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開示得点 | 90 | + | 68 | + | 48 | + | 43 | + | 35 | =284/440点 | |
自己採点 | 90 | + | 76 | + | 40 | + | 32 | + | 31 | =269/440点 |
■受験した感触・・・ 物理が一見簡単そうに見えるのに、全然できなくて焦った。
第1回(6月) | 第2回(8月) | 第3回(10月) | 最終(1月) | |||||
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東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 |
理科一類 | A | 理科一類 | A | 理科一類 | A | 理科一類 | A |
現代文は東大特進の授業を中心に勉強していた。夏休みまでに文の読み方や答案の書き方をある程度のレベルで習得したら、それ以降は解き方を忘れないようにちょくちょく触れるだけだった。そこまで力入れていない。独力でこなすのが一番難しいし、点数を上げ、高水準で安定させるのも困難であり、力を入れすぎないことも重要だと思う。漢字は何もしなくても平気だろうとたかを括っていたら、本番で一問しかできなかった。足元をすくわれた。
古文、漢文は単語帳と学校の授業のみだった。しかし東大理系であれば、それで5割は安定した。他の受験生が古文漢文に力を入れないことが多いから、自分においては、古文漢文は他の受験生と差をつけられるありがたい科目になってくれた。高得点を取るのは難しいが、意外と安定する科目だから、理系だからと手を抜きすぎのはよくない科目だろう。
東大の問題形式は他の大学とかけ離れていて、問題量も多いため、慣れないうちは全然点数を取れなかった。しかし、他の大学よりも単語のレベルは低いし、長文読解の比重も少ないから、慣れてしまえば、英語が得意でなくてもある程度までの点数は取れる問題だと思う。ただとにかく時間がきつい。英語は点数が安定するため、英語の点数が上がると精神的に楽になる。リスニングは特に安定するから早めのうちに身につける方がよい。選択肢問題だから、音声がはっきり聞こえなくても正解を選ぶことができることがほとんどだ。リスニングの出来の有無で判定も一つ二つ変わってくるほど比重も大きい。
物理と化学を別々で考えすぎないことが大事だと思う。過去問はセットでやるべきだ。東京大学の理科は物理と化学二つ合わせて150分となっている。難しくて問題数も多いが、合格するために必要な点数はそれに応じて低いから、全ての大問をしっかり解かなくても大丈夫(理一、理二のみ)。私は、有機化学の構造決定の問題が苦手で、模試等では構造決定の問題はほとんど解いてなかった(知識問題や分子式決定だけといった感じ)。そしたら、2024年東京大学入試では構造決定問題が出なくて驚いた。構造決定問題を頼りにしていた同級生が苦戦していたから、一つの分野に頼りすぎるのは良くないのかもしれない。
問題を完答する能力は人それぞれ違うし、このような拙文を読んだところで何も変わらないだろう。しかし、自分の能力以上の点数をとるために、途中点を意識した答案の書き方は、皆共通して心掛けるべきだと思う。自分は、答案の最初に計算をするのではなく、問題を解く方針を答案の最初に明記してから計算を始めるようにしていた。
国語を論理的に解くことをここで初めて知ることができた。それまでは解答根拠を拾ってくる場所が無作為だったが、先生の授業を受け、文や段落の構造関係を考えて選ぶことで記述の精度が格段に上がった。
東京大学英語第5問は小説であることが多いが、英語の小説を扱う機会は意外と少ない。この授業でその訓練を多分にさせていただいた。また、授業の合間にある英語の小ネタが面白かった。
私は、この授業で、基礎から応用まで多くのことを教えていただいた。また、2次試験を意識した答案の書き方というのも、この授業で初めて意識するようになった。途中点を上手に取る上手い答案と、下手な答案の違いを理解するというのは、地力以上の得点を得るために非常に重要だと、この授業によって実感したものだ。