■センター試験得点 814点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
74 |
+ |
77 |
+ |
49 |
+ |
39 |
+ |
29 |
=268/440点 |
自己採点 |
85 |
+ |
70 |
+ |
40 |
+ |
30 |
+ |
25 |
=250/440点 |
■受験した感触・・・ 結構難しくなっていたが、どうにかなったはず。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科一類 |
D |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
地方から目指してみて
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
おおまかな戦略について
私は地方公立高校から東大を受けたので、学校の進度は遅めで、物理は12月まで、化学は11月までかかりました。このような環境から目指すにあたっては、とりあえず全部軽くさらってから深くしていく、というよりは遂次習ったことを一気に深くしていく、という形をとっていました(例えば円運動を習ったらそれを一時的に集中して解くといった形)。また、基本的に科目に偏りは作らないほうがいいと思います。結局、偏りをつくってしまうと、その科目が標準的な難易度ならば全く問題はないのですが、今年のように難化したりするとその科目もほかの科目も振るわず落ちることとなってしまいます。ただ、例外として、英語は集中的に鍛えたほうがいいです。英語で得点を稼ぐのと、数学で点を稼ぐのでは、数学のほうが一般的には難しいでしょうし、私のように3完できるか、というくらいの人にとっては、そもそも2完が安定するかも難しいからです。また、理科に関しては自分の実力のせいもあるのでしょうが時間が少なすぎるので高得点を狙うのはなかなか難しいと思います。
英語
英語は得意科目でした。夏のころから大体80点くらいは取れていて、基本的には長文演習をメインにやっていました。比較的得意だったことの一因としては、高2のころまでに英文解釈的なことを学校でやっていたことが一つにはあると思います。ある程度読むスピードを付けることも重要ですが、まずは最低限のスピードで読めるならば精読を練習するべきだと思います。高3の夏くらいまでは、単語帳や文法問題集をしっかりやっていたので、その貯金も少しは役立ったと思います。ただ、大詰めの時期に少しおろそかにしてしまったこともあって、なんと本番では時間が足りなくて解ききれないという事態に陥ってしまったので、英語の安定性に過信しすぎないようにしてください(とはいっても80台中盤くらいは取れている感触ではあるので安定はしていますが)。
数学
数学は、学校での勉強や、模試しか受けてないときの認識では、得意科目だったのですが、東大レベルの模試や過去問を解く中では、苦手科目となってしまいました。勉強の方法としては、これもよく言われていることですが、なぜその解法を選択したのか、また、ほかにはどのような解法があったのか、といったことを意識しながら、時には実際に他の方法で解いたりしてみることが重要だと思います。その点で、(東大レベルの)数学が苦手かつ東京在住の方は松田聡平先生のライブ授業を受けるべきだと思います。私は模試や過去問演習の解説授業でしか先生の授業を受けたことはないのですが、非常に問題に向き合った際のアプローチを習得するのに役立ちました。そのおかげか、おそらく半分以上(例年の合格者平均点くらい?)はとることができました。特に才能が優れているのでなくても、継続によってある程度のレベルまでは上がるでしょうし、皆さんもそれくらいの素質はあると思います。
国語
これは何をしたらいいのかよくわかりませんが、林修先生の授業を受けて、軽く古文漢文に触れておけばとりあえずの点は取れるのではないかと思います。国語力はこれまでの18年間で培われてきたものであるので、あまり一気に伸びると期待しないほうがよいでしょう。
理科
物理に関しては苑田尚之先生の授業を受けることで、見える範囲を増やしていくと、問題を解く際に役立つと思います。私は東大特進の分しか受けられなかったのですが、通期をじっくり受けていくのはさらに役に立つと思います(ある程度数学Ⅲ的な内容を理解していることが前提となりますが)。また、これも視野を増やすためなのですが、多くの問題に触れることも重要だと思います、ただ、教科の特性上、浅く広くというよりは狭く深くのほうが役立つとは思います。そのため、深いことは前提としてできるだけ広く、という文脈で広くしてください。
化学については、私は鎌田真彰先生のを受けていました。これも東大特進のものです。こちらも問題へのアプローチや、その単元で注意しておくべきところを教えてくれたり、ととても役に立ちました。あいまいな部分を強固にするのにかなり役立ちました。
最後に
地方公立から目指すにあたっては、情報不足が大きな懸念点となるはずです。運よく東大特進のことを知れたからこそ、受かったといっても過言ではないでしょう。Twitter等で仲間を作るということも情報収集の面でもモチベーション維持あるいは向上の面においてもとても大事なことだと思います。
■東進東大特進コースについて
東進にはトップレベルの講師がそろっており、地方から彼らの授業を受けることができるという点においては、唯一無二の強さを持つと思います。東進の強みであるハイレベルな講座を厳選して、活用していくことが一番大事なのかなと思います。前述のように過去問演習や本番レベル模試などは役に立ちましたし、林先生、松田先生、苑田先生、鎌田先生については実際に受けてみてお勧めすることができます。東進をうまく活用して、ぜひ合格してください。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
受験期に付き合うことについて、別れてしまったり、のめりこんでしまわないのなら私は支えあう仲間が一人増えてよいと思うのですが、受験勉強というものもなかなかにハードではあるので、依存しがちな点を踏まえると、自分にそういう兆候があるのならば控えるべきだとは思います。実際私も付き合って別れて落ち込んであまり勉強できなかった時期があったので、気を付けるべき点と思います。とはいえ、高校生の間にそういう経験をするのもよいことだとは思うので、前述のようなことに気を付けながらであれば問題はないでしょう。