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東京都 私立 麻布高等学校 卒
東京大学 理科一類

大和 優太さん

■センター試験得点 784点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 69 70 31 26 37 =233/440点
自己採点 65 65 35 30 30 =225/440点

■受験した感触・・・ 再現答案書いて、80%落ちたと思った。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 B 理科一類 A 理科一類 B

やってよかった受験にしましょう

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

志望時期について

 中3の時にコロナが流行り、部活等ができなくなってしまったので、「今のうちに勉強しておくか」と受験を見据えた勉強を開始しました。ただし、最初のうちはただ漠然と勉強しており、ちゃんと受験勉強を開始したのは高1の1月でした。

志望理由について

 特に強い理由はなく、自分の学校から東大に行く人が多く、早くから「東大」について意識することが多かったこともあり、気付けば自分も東大を目指していました。ただ、「東大の○○サークルに入りたい!」のような、特定の大学に行きたいという強い意志を持っていたほうがいいと思います。これがあると、勉強がつらいとき(特に受験直前)に頑張れる理由になります。

得点方針について

 自分は数学理科が得意、一方で国語英語は大の苦手であったので、以下の文章は主に自分のような受験生に向けたものであり、すべての人に当てはまるものではないことをお断りしておきます。あくまで一つの例としてお読みください。
  • 共通テスト 国語160-数学195-理科180-英語180-社会70(計785)を目標としました。もちろん共通テストの得点は軽視できないものですが、そうはいっても周りから離されなければよく、得意の数学理科で差をつけられない分自分に不利な試験だと思っていたので、東大2次受験者平均の780点程度を目指しました。
  • 2次 国語35-数学70-理科75-英語65(計245)をベースに、どこか一か所で事故を起こしても大丈夫な目標にしました。特に数学は一つのミスで20点が飛びうる不安定な科目なので、数学の-20を許容できる程度には他科目(特に理科)で得点を確保することが、自分のような受験生には大切だと思います。

勉強について

 勉強法は他の人が書いてくれていると思うので、ここでは自分が受験期に考えていたことを書こうと思います。
  • 苦手科目を割り切って考える。

苦手な科目はたいていの人が持っていると思うので、その科目の苦手を改善するよりも、苦手なりに得点を伸ばすことを考えるべきだと思います。自分の場合、英作文が苦手だったので、「英作文はできるだけ簡単な英語で書く」ことにしていました。高い得点は望めませんが、よくわからない英語を書いて0点を取る(実際に秋の模試で体験しました)よりはいいはずです。

  • 自分の納得できる勉強をする。

東大は「自ら考えることのできる人」を求めています。ならば受験勉強においても、自らにあった勉強法を考え、それを実践することが求められるはずです。林修先生が「成績が伸びているのなら、勉強法を変える必要はない」と言っていたように、他人に惑わされることなく自らを貫くことが大切です(もちろん他人の意見を聞くのも大事です。)

■東進東大特進コースについて

  • 林修先生

その経験からくる確かな授業はもちろんのこと、授業の合間に話される「受験に対する姿勢」も、受験するうえで大変参考になりました。自分自身は正直なところ、現代文の成績を大きく上げることができず、直前期は得点が足りるかどうかで不安でした。しかし、先生が12月に「ここから現代文の成績が大きく伸びることはないから、(現代文が苦手なら)いっそのこと別科目の勉強をしたほうがいい」と話されたことで自分は安心することができました。他にも「得点を上げる効率は現代文よりも古典のほうが高い」と話されるなど、真に現代文という科目を理解しているように感じました。

  • 駒橋輝圭先生

様々な英語の先生の中で、おそらく最も東大の試験問題を研究していると思います。各大問ごとに詳細な説明があり、問題への正しい取り組み方を学ぶことができました。英作文の文章を校閲してくれるサイトなど、便利なツールを通じて家庭学習する方法を提示してくれたのもいい点です。また、最終回の授業で話されていた、「試験は楽しんで受けるといいよ」という言葉は入試本番で自らの助けになりました。

  • リスニングアプリ

アプリ化されていることで、スマホでも簡単に英語を聞けるのがうれしい点です。(自分の会場は運よく聞こえやすい場所でしたが、)東大のリスニングは音が聞き取りにくいことで有名なので、雑音ありの音源が入っていたのもよかったです。入試1週間前からは、1.2倍速雑音ありの音源を、音質の悪いスピーカーで聞くことを日課としていました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

受験生へのメッセージ

 近年大学入試では推薦入試が急速に浸透しており、数年先には推薦入試のほうがスタンダードになると言われているそうです……ただ自分は一般受験をしてよかったと思っています。合格に向けて勉強をする過程で喜び、苦悩等を感じ、人間的に成長することこそが受験する意味であり、結果はおまけでしかないと思っているからです。だから皆さんにも東大を志望して、「受験勉強」をしてもらいたいです。