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福岡県 私立 明治学園高等学校 卒
東京大学 理科一類

李 子沐さん

■共通テスト得点 928点/1000点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 地理

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 73 50 59 39 29 =250/440点
自己採点 75 45 55 30 42 =247/440点

■受験した感触・・・ 数学0完は合否以前にへこむ。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A

想いを紡ぐ

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私が東大を意識しだしたのは中学に入ってすぐです。その頃テレビやYouTubeでみていた東大生になんとなく憧れを抱いたことがきっかけです。自分の出身校は中高一貫でしたが、東大志望者が多くなかったこともあり、自分が東大模試を受けると皆が注目してくださり、勉強の質問に来てくれる人もいました。いつしか「見てくれる人がいるから今まで以上に努力する」ようになっていきました。この様に自分の受験勉強はかなり周囲の人々に助けられたものだったと思います。この文章が皆さまの一助になれることを願っています。

受験全体のアドバイス

  • どの分野でも戦えるようにする

入試本番では何が起こるかわかりません。たとえ死ぬ気で努力した分野でも、それを超える難度の問題が来たら正解することは不可能です。得点源を潰されることもありえます。そんな時、他で挽回できるためにも苦手分野は潰しておくべきです。自分は物理が苦手だったのですが、最後苑田尚之先生の授業で最低限戦えるまでに持ち上げました。実際今年は数・化 難化、物 易化で物理でどれだけとれるかがカギという声も聞きました。

  • 最悪の場合を想定しておく。

自分は本番数学0完でした。普通だったら不合格に直結する結果ですが、自分は数学0完の想定もしてました(普段は約60点ぐらい)。そしてその中で部分点を最大化する練習、他で挽回できるほどに他教科を仕上げておくなどをしていました。後述の寝不足だった場合も想定し普段から眠い時にあえて過去問を解いてたりしました。

各科目の勉強

  • 現代文

いつも決まった流れで解くことが得点の安定に繋がります。私は林修先生のやり方を真似しました。また、東大は解答の根拠にあたる部分を短く要約する必要がありそこが難所でもあるので、添削を通して表現力を磨いてください。

  • 古典

英語と同じく単語・文法は完璧に。そして主語取り、和歌の解釈など古典特有の分野を東大特進の授業などで集中的に鍛えてください。

  • 数学

毎回の演習で ①なぜ解けなかったか ②どうすれば解けるようになるか ③何をその問題から学べるのか を考え、大事な問題ではノートの隅にメモしておくとよいです。また些細なミスも書き留めておくべきです。模試の直前に見返すことでミスがかなり減りました。座標、微積などは最後まで計算をやり抜くなど、実行力も大切です。

  • 英語

東大英語は要約、リスニング、エッセイなどバリエーション豊富なので分野別対策が必須です。難所である4Aは駒橋輝圭先生の講座のおかげで5分ほどで解けるようになりました。おすすめです。東大はリスニング環境が悪い(私の会場では換気扇がうるさく聞こえづらかった)ので東進リスニングアプリ 雑音ありモードを活用するとよいです。また、インド人話者などが登場することもあるので、対策はお忘れずに。

  • 物理

苑田尚之先生の授業に尽きます。自分は11月ごろまでは模試の点数が10点台だった程、物理が苦手でしたが、曖昧さなく一から説明してくださり完璧な理解が得られる先生の授業を受けてからは、物理が好きになり点数もだいぶ伸びました。授業は初学者にとっては大変ですが、時間を掛けてでも着実に理解していくことで、大学以降の勉強にも役立つ、“自分で物事を考えられる力”が身につきます。

  • 化学

東大化学は「超難問はないが時間が厳しい」ことが特徴です。そのため過去問演習でどの問題を捨てるかや、時間配分など戦略を鍛えることが最重要です。正直、難問全部捨てても合格点には到達できます。その際ミスをすると痛いので、数学と同じくミスの集計、分析が大切です。過去問を解ききったら、東大模試の過去問をやると良いでしょう。

■東進東大特進コースについて

  • 東大本番レベル模試

実施回数の多さ、返却の速さ、優れた解説授業、良心的な受験料などいいとこ尽くしの模試です。実は今年の東大入試は少しイレギュラーな回だったと思います。出題形式の変化は勿論ですが、理科ではあまりメジャーではない分野の出題があったりと面食らった受験生も多かったと思います。しかし他塾と比べ実施回数の多い東大本番レベル模試では何度かその様なイレギュラー(なぜこんな所から出すのか、難しすぎる、簡単すぎるなど)がありました。経験済みなら恐れるに足りません。また、回数豊富ゆえ何度かはわざと寝不足で迎えたりなど、不測の事態を想定した練習も行えます。実際、前日自分は眠れず試験中もあくびが止まらなかったのですが、何とか戦えました。

実戦経験に勝るものはありません。

  • 東大特進のスタッフの皆様

大事なイベント(模試、共通テスト、2次)の前後で電話を掛けて、相談に乗ってくださいました。模試で結果が悪かったときなどは、励ますと同時に、一緒に今後どうしたらよいかを親身に考えてくださりました。また、東大に関してよく分からないことなども質問できて良かったです。本当にありがとうございました。

  • LINEでの古文単語・英単語の出題

挙げられている人があまり多くないですが、自分は毎回楽しみにしてました。こういう普段と違う場で間違えたものは記憶に残りやすく、今でもしっかりと覚えています。解説も丁寧で解けた問題からも学びが得られます。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験期では心が折れそうになる時が度々あります。そんな時は自分を応援してくれる方々のことを思い浮かべてみてください。家族、友人、学校や東進の先生・スタッフなど数多の人々があなたの成功を願っています。投げ出してしまいそうな時は、「もしその人達が見たらどう思うのだろうか」と思ってもう一歩頑張ってみてください。本番でもそうです。前の科目で失敗し絶望しても、あなたは沢山の想いを背負っています。その想いと共に逆境を乗り越えてください。頑張ってくださいね。