
和田 健助さん
■共通テスト得点 902点/1000点
■共通テスト得点選択科目 物理 化学 地理
前期試験得点 (自己採点) |
英語 | 数学 | 国語 | 物理 | 化学 | ||||||
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開示得点 | 73 | + | 52 | + | 51 | + | 43 | + | 20 | =239/440点 | |
自己採点 | 76 | + | 50 | + | 40 | + | 49 | + | 24 | =239/440点 |
■受験した感触・・・ 得意の英語で大失敗。数学も1完だったので受験直後は落ちたと思った。
第1回(6月) | 第2回(8月) | 第3回(10月) | 最終(1月) | |||||
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東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 |
理科一類 | B | 理科一類 | A | 理科一類 | B | 理科一類 | A |
私の一番の得意科目でした。高1高2は英文解釈や読解を中心に勉強し、リスニングは東大型リスニングの参考書を3冊やりました。しかし得意になってきたのは直前期に演習を積み始めてからで、それまでは模試で60~70点付近を巡回していました。秋模試で点数が下がって危機感を覚え弱点である和訳や英作文を重点的に演習しました。そのおかげか直前期は得点が伸び過去問で90点台を連発できたのですが、本番ではリスニングでうまくいかず(9/15)和訳は訳し漏れを連発しかなり悔いが残る結果となってしまいました。本番はいつもより焦るので選択肢の先読み無しで解けるように訓練しておきましょう。
東進の数学特待というシステムを活用し高1の秋に数Ⅲまで学習し終えました。その後は先述の「ある講座」である数学の真髄(後述)を受講し数学の根幹の理解を求めました。しかしこれらを終えても東大模試の数学の点数は40~50で低迷していました。過去問の演習や東大特別演習などで実践力をつけ直前期は70点くらいまではもってこられましたが、本番は難化した数学の前にあえなく散りました。結局最後まで数学は安定とは程遠かったですが、問題を解くときに様々な解法が浮かぶように意識しておくのは大事だと思います。そうすることで未知の問題に対するアプローチも浮かびやすくなるはずです。
古文漢文に関しては高2までに文法知識をおさえてそれ以外はほぼ共テ直前の演習で実力を伸ばしました。共テ対策期間は多く演習すれば東大対策にも足しにはなるはずです。また現代文は早急に信じるものを決める、これに尽きます。
高2の夏以降に苑田尚之先生のハイレベル物理をベースに学習を進めました。高2中にハイレベル物理を受けきった後は高3から東大特進の東大物理で応用的な知識と実践力を身に付けました。その際復習は板書を見ないで再現できるまでやり込むことを意識しました。うわべだけの知識で満足しただ演習をこなすだけでは確固たる実力は身に付きません。基本概念を完全理解したうえで演習を積んで初めて意味があります。難解で辛いときもあると思いますが、理解した後は見える景色が変わるはずです。
高3までは1番苦手な科目でした。そこを救ってくれたのは大西哲男先生の東大化学(後述)でした。先生の授業をしっかり聞き、テキストの問題をこなしていくと自然と実力が付き最後には得意科目になりました。化学は分野横断型の問題が多いので、全範囲の学習を終えてから問題集等で演習を進めていくことをおすすめします。
通期講座では論理、写像、ベクトルなどの東大数学を解くには欠かせない内容を非常に丁寧に説明してくださいます。これを学ぶと複数の問題が一見関連がないように見えても実は根幹の部分では深くつながっていることに気づき、数学を解くときの考え方が一気に変わります。また東大特進の講座では各期ごとに単元を絞って通期講座で学んだことのアウトプットの仕方を学べます。テキストで扱われている問題も一問から多くのことを学べ、先生が解法への道筋を丁寧に説明してくださるので数学があまり得意でない私でも楽しく続けることができました。
この講座がなければ私は今年の化学で十数点になっていたかもしれません。この講座の最も特筆すべき点はその演習問題の量と質です。演習問題には東大の40年以上前の過去問や後期試験の問題も含まれます。一問一問に東大化学を解くのに必要なエッセンスが含まれていて伸びを着実に実感できます。また授業に関しても板書がきれいで自分で問題を解く時の参考になり、多くの受験生があやふやになっている部分を解消してくださるので非常に助かりました。