ページを更新する ページを更新する
メインビジュアル

東京都 私立 麻布高等学校 卒
東京大学 理科一類

藤本 悠佑さん

■センター試験得点 730点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 75 57 33 41 25 =231/440点
自己採点 60 75 33 32 21 =221/440点

■受験した感触・・・ うーん……数学以外ダメだった……英語むず過ぎ

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 C 理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A

がんばれ

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

東大志望動機

 将来に対する明確なビジョンがなかったので、決断を一年待ってくれる東大にしました。教養課程で幅広い知識を付けながら自分のしたいことや適性を探っていきます。

勉強方法や勉強の姿勢

  • 短期集中

私の場合は、高1から高2の間のコロナ休校中に一番勉強して一番伸びました。短期で集中的に勉強することで、昨日やった内容や一昨日やった内容が短期記憶にあるので、その内容とその時勉強している内容が頭の中でつながり体系的な理解につながりました。講習期間などに合わせて「この4日は物理だけをやる!」など目標を立てるのもいいと思います。

  • 一期一会

今取り組んでる問題には二度と会わないと思うのがいいと思います。復習が大事だと考え復習を前提とし勉強すると、復習するからとりあえず今はよく理解したり覚えていなくてもいいかなと逃げてしまいます。この問題とは二度と会わない、この問題で吸収しきれなかったものは後で取り返しがつかない、そのくらいの覚悟で妥協せずに問題に取り組むのがお勧めです。それでも人間は忘れるものなので、小さなノートに新しく学んだことを出典と共に記しておくと良いと思います。大事なことは抽象度を上げて簡潔に新しく学んだ事項を1行程度で示すことです。だらだらと書くのはよく理解していなくても出来るので、問題から逃げてしまいます。簡潔さはノートの確認の効率を上げ、それに必要な抽象化は深い理解を要し、学んだ事項の初見の問題への汎用性も上がります。この問題にには二度と会わないからノートの一行に託す、そんな心構えが大事な気がします。

  • 深謀遠慮

塾選びや講師選び、勉強方法は時間を惜しまず熟考してください。これらは今後の学習効果を大きく左右します。特に講師選びに失敗すると悲惨です。「この講師がお勧め!」とか書くと怒られちゃうので自分で調べてください。とりあえず不安だからといってがむしゃらに勉強するのは勿体ないです。

受験時のメンタル

 一番勿体ないのは本番で失敗してそれを引きずって後の科目に悪影響を及ぼすことです。本番は神経質になっているので少しのミスやつまずきも大きく感じます。だから試験後には「絶対落ちた~」とか言ってる人が大半なんだと思います。入試ではミスが大きく見え、自分の出来を過小評価してしまうものだと思っていれば、いい精神状態で入試を乗り切れるとおもいます。一方でどう考えても大きいミスをすることもあると思います。私は共通テストのリスニングでマークシートを一つずらして50点くらい飛びました。解答欄が一つだけ余っているのに音声が終わる衝撃、途中の解答欄に2つマークされている衝撃はなかなかです。直す時間もなかったです。そんな時はあまり考えずに気合で乗り切るしかないと思います。たった2日間なので息を止めて頑張りましょう。しょうもないミスで受かるべき人が落ちるのはあなたも東京大学も悲しいので、できる人ほど点数を犠牲にしてでも問題以外の解答欄や科目マーク欄などに気を配るのをおすすめします。

それぞれの入試戦略

 上の話とかぶりますが、できる人は無理をせず確実に点を取れるように見直し重視をお勧めします。自分の取れる最高の点を取りに行くのではなく、守りの姿勢で合格点をとれる確率を少しでもあげるのがいいと思います。「4完できるんじゃね?」とかいう欲は抑えたほうがいいと思います。できる人が落ちるのは悲しすぎます。東大がチャレンジ校の人は必要に応じて見直しの時間を削って攻めの姿勢でいくのがいいと思います。

■東進東大特進コースについて

 東大特進コースは「4日だけ」とかこの「分野だけ」など自由がきいて良かったです。苑田尚之先生、青木純二先生、林修先生の授業は全て高3からとりました。苑田先生の授業は一部ハイレベル物理と重複しますが、演習問題は重複も少なくいい復習になりました。青木先生の授業は数学がそこまで得意じゃない人にもお勧めできます(レベルは断じて低くないですが、無駄に高くもないです)。林修先生は評判が高かったので受けました。雑談もすごい面白いです。長岡恭史先生や栗原隆先生の授業も受けました。長岡先生のテストゼミはとても楽しかったです。成績優秀者で名前呼ばれたり、張り出されると嬉しいです。栗原先生はライブ授業では結構ギリギリの発言をするので面白いです。プレ講座や第Ⅰ期の付録は古文文法や単語がまとまっていてとても良いです(後の授業でも要持参です)。東大本番レベル模試はトップ講師の解説授業がすべての問題についていて、学習効果が高いと思います。また、東進のスタッフの方も、電話やメール、面談などでいつでも学習相談をしてくれました。ありがとうございました。そして過去問演習講座は、自分の答案が他人に評価される点でモチベーションアップにつながりました。(予想)配点が分ったり、ほかの受験生の出来事や自分の偏差値が分ったのも良かったです。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験期前には時間があることが当たり前でだらだら過ごしていましたが、受験中は時間がなくやりたいこともできなかったので、今では時間の大切さも実感しています。後悔のないように頑張ってください。応援しています。