■センター試験得点 772点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
54 |
+ |
60 |
+ |
28 |
+ |
43 |
+ |
26 |
=211/440点 |
自己採点 |
40 |
+ |
80 |
+ |
25 |
+ |
35 |
+ |
35 |
=215/440点 |
■受験した感触・・・ 模試開示得点で英語が50、60取れていたら運だけで東大受かった奴だと嘲笑ってください。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科一類 |
B |
理科一類 |
C |
理科一類 |
E |
理科一類 |
D |
英弱でも東大現役は受かれます
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
もともと私は東工大志望だったのですが、高2の一月に試しに受けた東大本番レベル模試で英語国語もそこそこの点数が取れ、また共通テスト模試の点数も悪くなかったことから、東工大に行くのは勿体ないと先生に言われ、東大を目指すようになりました。しかしその時の英語の点数はビギナーズラックだったようで、その後英語の点数は一切伸びず、40から60あたりの間で低空飛行が続きました。結局十月頃に英語を伸ばすのを諦めて得意の数学と理科を伸ばしていくことに集中することにしたのですが、よく言われるように東大の現役生はみな英語が強く、実際に合格体験記の合格者の得点を見てもみんな軒並み70,80点台を取っていて、50はおろか60点台もほとんどおらず、ずっと「東工大にしておけばよかった」という思いは心のどこかに燻り続けていました。それでも自分を信じて数学と理科の勉強を続けていくと、理科は十二月、数学は一月ころになって過去問や模試の得点が徐々に伸びだし、良いときは合格点付近に点が届くようになりました。点数が上がると自己肯定感も上がり、その頃には「英弱でも東大に受かると見せつけてやる」とだいぶポジティブに物事を考えられるようになりました。
まあ当日の英語で大失敗してそのポジティブシンキングはぽっきり折れるんですが。
うまくいったこと
前倒しの学習です。
私は小学校一年からずっと先取りで数学をやっていて、かなりのアドバンテージがありました。おかげで受験数学にも一年の頃から取り組むことができ、結果最後の最後で数学を再び伸ばすことが出来たかなと思います。また、東進などにより高二のうちに物理の学習を一通り終わらせることが出来たのも大きかったです。
上二つのお陰で、私は化学以外に関して六月ごろから過去問演習講座をやることができ、夏休みまでにそこそこの年数を終わらせられました。これにより夏休みには苦手を意識した勉強ができるようになるなど学習を前倒しで進めることができました。
うまくいかなかったこと。
前述のとおり、英語です。
欠けていたのは語彙力と読解速度でした。私は過去問を比較的早く解き始めたのでむしろ「東大英語にはそこまで難しい英単語は出ない」という先入観が早くからついてしまい、夏休みから露骨に単語帳を開いている時間が減りました。十月あたりに解いた早慶の過去問の非常に高いレベルの語彙も、この先入観に拍車をかけました。結果として本番、和訳や要約などで「傍線部あと一単語だけわからない」が多発。多くの得点を落としました。
読解速度は輪をかけてひどかったです。どれくらいひどいかと言えば1Bの文補充を飛ばしてもなお解き終わりません。今思えばこれ語彙力の不足から来てる気がするんですが受験期の私はそれを認めませんでした。それでもこちらは少しずつ早くなって行って時には終わるようにはなりました。本番の運は悪かったです。しかもいつもより遅れたせいで英作文にかけられる時間が減少。結果として二つほどケアレスしたうえに文章内容が題意とずれて下手したら0点かもしれない答案になりました。自業自得です。
教科ごとの勉強法
- 国語 授業の他は過去問のみ。林修先生の過去問演習講座は優秀です。古典単語は十二月くらいにちょろっとやりました。そのおかげで五点くらい拾いました。
- 数学 過去問の他に問題集を二冊やりました。解答解説に「こんなの思いつかねえよ!!」ってキレるのを我慢するのはいい心のトレーニングになります。
- 英語 単語帳は学校で配られたものを二冊やりましたが、そのうち一冊は買ったのが三年の九月頃だったので結局一周も出来ませんでした。そりゃ上がるわけないよね。
- 物理 教科書で予習した後ハイレベル物理をやり、その後問題集を二冊やりました。ハイレベル物理が私に合わなかったら死んでました。
- 化学 問題集は学校でもらった2冊を使いました。無機化学・高分子の暗記は少し先行してやりましたが基本的には授業の進度に合わせてやりました。東大理科は学力以上に問題に何分かかるかの読みの方が大事なので過去問はたくさん解いて慣れましょう。
■東進東大特進コースについて
過去問演習講座
採点してくれるのが何よりありがたいです。解説授業ともどもどこにどんな風に配点されるかという東進が集めた膨大なデータの結晶を余すことなく使うことが出来ます。それはそのまま解答方法にもつながりますし、何より東大が何を問うているかをよく理解できます。解説授業も優秀で、国語なんかこれの解説授業がなければ今年なんかたぶん5点くらいしか取れてないです。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
受験勉強に明確な始まりはありません。大学受験は生まれてからの二十年近い人生すべてが問われるといっても過言ではないです。ですが同時に、その人生すべてで完璧でなければ受からないほど東大の壁は高くありません(理三は知りませんが)。ここまで読んできて「なんだよ高一には数学一通り終わってたとかチートかよ参考にならねえな」と思っている方も多いかもしれませんが、大事なのは今までにやってきたことを如何に活かすかです。これまでの自分のすべてを信じて頑張ってください。