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青森県 県立 弘前高等学校 卒
東京大学 理科二類

神尾 理仁さん

■センター試験得点 766点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 82 38 40 35 27 =222/440点
自己採点 90 60 30 26 26 =232/440点

■受験した感触・・・ 得点源とするべき理科で失敗した。数学は自分にしては出来たので満足。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 A 理科一類 B 理科一類 A 理科一類 D

常に前向きに

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私が東京大学を志望したのは、高校1年生の時です。初めは本気で東京大学に行きたいとは思わず、「日本一の大学を志望していれば届かなくてもそれなりの実力がつくだろう」という軽い気持ちでした。しかし、勉強しているうちに強く東京大学を意識するようになり、受験学年では東京大学に特化した対策をしました。

教科ごとに大切だと思うこと

  • 国語

古典は文法と単語などの基礎的な知識を覚えた上で、教科書や過去問の文章で覚えた知識を使って読解する練習をしました。現代文は解答の枠組みを作ることを意識していました。

  • 数学

東大でも、まず基礎的な問題を解ききることが大切です。難しい問題に挑戦するときは、すぐに答えを見るのではなく様々なアプローチを考えることで数学的思考力がつきます。答えを見るときは他の問題にも適用できる普遍的な解法を覚えると良いと思います。数学は受験勉強の前に過去問を見ておくことで東大数学のレベルを把握しておきましょう。

  • 物理

問題の中で起こる現象を理解し、それに対応する数式を立てることが大切です。そのときに使う公式は丸暗記するのではなく、どのように導かれるのか原理的に理解し、当たり前にするのが重要です。東大は理科全体で時間がシビアなので、早期から多くの過去問演習をして速く解くことに慣れましょう。

  • 化学

物理と同様理解に徹することは重要ですが、理論・無機・有機の中で無機分野は知識をつけることで堅実に点を取ることが出来るので、知識の抜けがないように気をつけましょう。東大はやはり時間が厳しいので化学は自分が解ける問題を解くことで最低限の点数を確保するのが大切です。

  • 英語

東大は問題自体の難易度は高くありませんが、分量が多いことが特徴です。要約・和訳英訳・並べ替え・誤文訂正など様々な種類の問題が出るので幅広く勉強しましょう。共テ、二次のどちらも処理スピードを付ける必要があるので過去問をたくさん解いて慣れることが重要です。

受験一般について

 最後に受験全体に関して、勉強は漫然とするのではなく目的意識を持ってしましょう。「私はこの分野を強化するためにやる」や「難しい問題を解く土台を作るためにやる」などを考えながら勉強するということです。また、仲間と切磋琢磨して競い合うのもモチベーションを高めるのに役立ったので、おすすめです。特に、地方から東大を目指す方には、Twitter(現X)を始めることを勧めます。Twitter(現X)ではインターネット上でたくさんの東大志望の受験生と情報共有できて、自分よりもはるかに勉強が出来る人がいるので、やる気を出すのに大変役立ちます。

■東進東大特進コースについて

授業について

 自分が一度で理解できなかった部分を何度も見直し、納得できるまでやり直すことが出来るので、授業内容を深く理解できました。また、自分のペースで都合の良い時間に受けられるので、意欲のある東大志望の皆さんにはうってつけの勉強方法だと思います。

東大本番レベル模試について

 東大本番レベル模試を受けることで日々の学習での成長を感じることが出来ました。年4回も実施され答案を採点した結果がたったの1週間でスピード返却されるので、自分のそのときの実力が明確に分かりすぐに分析することが出来ます。

東大特進について

 最後に、東大特進の授業が受験勉強の中心として大いに役立ちました。私が受講した講座を紹介します。
  • 東大物理

高校物理のほとんどの内容を数学を用いて基礎の部分から教わることが出来ます。物理の理解で曖昧な部分がなくなり、東大の難解な問題にも物理学的に対応する力がつきます。

  • 東大特進化学

高校化学の内容を体系的に学ぶことが出来ます。各講座で主に東大の過去問を使った例題がたくさんテキストに載っており、化学の演習をこなすと同時に東大の出題形式に慣れることが出来るので東大対策として最高の勉強が出来ます。

  • 数学の真髄

数学の問題の解法を暗記するのではなく、多くの問題に適用できる普遍的な解法や考え方を学べます。数学のセンスがないと感じる方々でも、考える練習を行うことで地道に確実に数学力をつけることが出来ます。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 日々の模試やテストの結果を受けて、自分の実力に絶望するときがあるかもしれません。そのような時には落胆し続けるのではなく、これから何をしたら現状を変えることが出来るのか、「どのように成績を上げてやろうか」と前向きに考えて、また勉強に向かうことが出来たら素晴らしいと思います。本番の試験でも、1日目に失敗するかもしれません。そんなときには、2日目では満点を取る気持ちで望めばよいのです。皆さんの健闘を祈ります。