■共通テスト得点 913点/1000点
■共通テスト得点選択科目 物理 化学 倫理
前期試験得点 (自己採点) |
|
英語 |
|
数学 |
|
国語 |
|
物理 |
|
化学 |
|
開示得点 |
71 |
+ |
59 |
+ |
49 |
+ |
49 |
+ |
23 |
=251/440点 |
自己採点 |
50 |
+ |
50 |
+ |
35 |
+ |
45 |
+ |
20 |
=200/440点 |
■受験した感触・・・ 英語でコケるとは……
|
第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科二類 |
B |
理科二類 |
B |
理科二類 |
B |
理科二類 |
B |
楽しいを原動力に
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
まず、このように合格体験記を書く機会をいただいたことをとても嬉しく思います。長崎の学校で東進をメインに勉強していたので参考にならない部分も多いと思いますが、私の受験生活について後輩の参考になればと思い綴らせていただきます。
中学生1,2年生
私の所属していた学校は中高一貫校としては県内では1番の進学校とされていて、私はそこに中学受験をして入りました。入学した時は真ん中ぐらいの成績だったと思いますが、熱心な先生たちは多かったものの大学受験など少しも考えられなかった中学生の私は見事に中だるみをして、当時入っていた東進中学NETを週に1コマ受講することとテスト前に詰め込む以外にはほとんどちゃんとした勉強をしておらず、提出物も適当にやって出したり出さなかったりといった感じだったと思います。週に1回ある英数の小テストのようなもので最下位を取って先生にご指導いただいた記憶もあります。
中学3年生~高校2年生
中学3年生から、東進中学NETから東進衛星予備校に移り、そこで多様な授業を受ける中で、受講する時間が自分の世界が広がる楽しい時間となり、東進に平日はできるだけ通い、受講をメインにして勉強をするようになりました。東進で授業について行くことだけを考えて受講を進めるうちに、自然と模試などでの成績も上がり、高1の時に先生に東大を目指してみないかと言われたのが東大を意識したきっかけでした。そして、自分の恵まれた境遇を自覚し、社会に恩返ししたいという自分の思いも合わさって東大を志望大学に設定することを決めました。この学習習慣が受験勉強を有利に進められた大きな要因だと感じています。
高校3年生
初めの方はなかなか受験生としての当事者意識が持てませんでしたが、「東大入試同日体験受験」での物理が6点だったことを受け、危機感を持って「ハイレベル物理」を死ぬ気で受講していたのを覚えています。苑田尚之先生の授業は本当に数式が現象を語る言語であることを痛感させられ、受講が終わる頃には物理が1番の得意科目になっていました。また、共通テストの過去問と二次試験の過去問を夏休みまでに5年分ずつ終わらせたのも演習を積むとともに自分の東大との距離を認識でき、とても有意義でした。秋から12月までは「最難関4大学特別演習」をメインに勉強していました。自分にはここで大量の演習を積めたことが計算力や思考力を養う大きな糧になりました。夏の模試でB判定だったのが秋でE判定を取ってしまったり伸び悩んだ時期でもありましたが、自分を信じてひたすら演習を重ねました。共通テストは得意だったのであまり緊張せずのぞみ、まあまあの点数が取れた一方で、秋の判定が気になり志望校の変更なども考えましたが、東大に出願しなかったら一生続く心残りになると思い、東大に出願し、後期も含め併願校には一切出願をしないことと決めました。共通テストのあとは自分の弱点は数学だと感じ、数学をメインに東進のAI予測問題演習やさらに古い過去問などを25セット以上演習しました。
本番では緊張して英語で普段通りの力を発揮できなかったり、数学でミスを連発したりしてしまいましたが、東進で養った地力のおかげで何とか合格点を確保することが出来ました。
■東進東大特進コースについて
私は本当に怠惰な性格で、自分が楽しいと思うこと以外はやる気が起きず、しようと思っても何日かけてもできないという性格です。また学校の授業中に別のことが気にかかってしまい、気づいたら授業が進んでしまっていてついていけなくなるといったことが多々あった私には、東進の一時停止や巻き戻しができ、とことん自分の興味を追求できる授業はとても合っていました。それに加えて、東進の先生方の授業はいつも教科書や参考書を読んでいるだけではたどり着けない発見を授けてくれるもので、私にとっては宝物のような時間でした。どこの予備校に行っても、これだけ自由度が高く、質の高い先生たちの授業を受けられる環境はなかなか手に入らないものだと思います。英語の宮崎尊先生、武藤一也先生、数学の長岡恭史先生、青木純二先生、大吉巧馬先生、松田聡平先生、物理の苑田尚之先生、化学の鎌田真彰先生、大西哲男先生、国語の林修先生、三羽邦美先生にはとてもお世話になりました。どの先生もただ単に試験の問題で点を取るための授業ではなく、学問の本質に近づき、その楽しさに自然と気づかせるような素晴らしい授業を展開してくださいました。
また、演習系のコンテンツについて、何より添削が受けられるのがとてもよかったです。私のどんなひどい答案にも丁寧に改善策を書いてくださり、モチベーションが下がりがちな秋の時期に学習を継続できた大きな力となりました。さらに「過去問演習講座」などには解説授業がついているのも、他では得られない大きな魅力だと思います。東大の解説授業では通期で受講した先生方が東大の問題を解説してくださることで、講師の方々の脳内の思考回路を自分の中に作り上げることにつながり、ただ単に問題を解いて答え合わせをするといった過去問演習の方法とは比べられないぐらいのものをこの講座を通して得られたと思います。私は共通テストまでに全教科11年分終わらせ、共通テスト後に得点が低かったものについては2周目を行いました。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
後輩たちへのアドバイスとして伝えたいことは、私は自己採点をどのようにしても最低点に届いておらず、ぎりぎりの合格であることが予想されるのでこのようなことを言うのも恐縮なのですが、どうせ受験勉強をするなら勉強を心の底から楽しんでほしい、そして学問の楽しさに気づいてほしいということです。東京大学はどれだけ地頭が悪くても、勉強が得意じゃなくても勉強が純粋に楽しいと思っている高校生を積極的に採用したいと考えているのではないかと思います。ですから、勉強自体がつらくなったとしても、一度広い視点で物事を考え、はじめの純粋に勉強が楽しいと思った感覚を思い出しながら受験を乗り切ってほしいと思います。