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奈良県 県立 奈良高等学校 卒
東京大学 理科一類

本澤 悠介さん

■センター試験得点 764点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 76 48 33 43 30 =230/440点
自己採点 70 55 35 36 40 =236/440点

■受験した感触・・・ 自己採点は感覚です。自分の実力ではこんなもんしかとれないだろうと思った。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 理科一類 理科一類 理科一類

後悔のない勉強を

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私が東京大学に憧れをもつようになったきっかけは、小学校六年生のときに読んだある一冊の本です。その本とは、プロジェクトXという、誰も知らない世界に挑戦する無名の人に焦点を当てた本でした。それに登場する人は、ほとんどの人が東京大学出身でした。当時の私は、高度経済成長を支えた彼らのようになりたいなあと思うようになりました。これがきっかけです。そして、勉強するうちに、憧れが夢になり、夢が目標となり、目標が現実になりました。皆さんも、何か東大を目指す理由を見つけてください。その思いは必ず答案に表れます。
 以下、各教科の勉強方法を述べますが、かなり特殊なものとなっているので、参考程度にお願いします。

英語

 とにかく苦手でした。なので、とりあえずたくさんの英文に触れました。英語は言語なので、たくさん読むだけで伸びると思ったからです。しかし、電子辞書は持ちませんでした。なぜなら、英文に出てくる単語のすべてを知っていることはなく、簡単に調べると、最近流行りの思考力が衰えてしまうと考えたからです。おかげで、マーク問題は苦労しましたが、記述問題は他の人にない発想力を発揮できたと思います。

数学

 模試レベルだと解けるのですが、東大レベルは歯が立ちませんでした。なので、取れる問題をミスなくしっかりと取りきることを目標としました。しかし、共通テストも東大入試もバグレベルの難易度だったので、かなり焦りました。共通テストでは、途中で気持ちが切れてしまいました。その反省から、当日は、「焦らない、焦らない」と言い聞かせながら解いていました。私の当日の問題の所見は、「捨て問が6個ある」でしたが、諦めずに手と頭を動かし続けると、何かが起こります。特に東大の採点は、答えの正否ではなく、解答の見た目や論理構造が重要だと思われるので、自分が読みやすく、高得点をつけたくなる答案を目指すと良いと思います。

国語

 他教科に比べて桁違いに苦手でした。もう少し、古文単語の勉強や筆者の主張をとらえる練習をすれば良かったと思います。

物理

 数学に並んで、好きな教科の一つでした。問題集などで基礎を固めると、ある程度は通用すると思います。しかし、自分の武器にしたいのであれば、授業を聴いて勉強すると良いと思います。その時は、記述をしっかりするとなお良いと思います。

化学

 ろくに勉強していないのに問題は解けるという謎の教科でした。化学グランプリや化学の甲子園の問題は、とてつもなく難しくて、いい練習になると思います。当日に気をつけたことは、計算ミスをしないことと、反応式の係数を書き忘れないことです。目の前の一点を取りこぼさないことが大事だと思います。

■東進東大特進コースについて

  • 先生方に気を配っていただいて、ほんとうに助かりました。入試前は誰でも精神が乱れます。その時に電話でみんな不安だと励ましていただいて、気持ちが落ち着きました。
  • 私は過去問演習講座を受講していましたが、入試問題をたくさん解く良いきっかけになりました。特に、昨年受講者の得点分布はありがたかったです。
  • 古典の解説授業を聞いて、二次試験だけでなく、共通テストの得点もかなり伸びました。
  • 東大本番レベル模試の解答用紙が、当日のものそのもので、安心して受験することができました。そして、最後の模試の判定が悪かったので、その後しっかりと頑張ることができました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 自分の熱きその思いが得点になるのです。小手先の技術を磨くのではなく、学問や自分の人生を見つめなおすことが東大合格には必要不可欠です。東大で何がしたいか、さらにその先の未来に何がしたいか、そういったことを答案にぶつけてきてください。そうすれば採点者の心は動くはずです。