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東京都 私立 早稲田高等学校 卒
東京大学 文科一類

片山 蒼太さん

■センター試験得点 776点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   日本史   地理  
開示得点 96 50 58 31 19 =254/440点

■受験した感触・・・ 地理で時間がなく半分ちょっとしか埋められなかった時は絶望した。英語は吹っ切れて楽しめた。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 B 文科一類 B 文科一類 C

楽しさと満足感

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

逃げ癖

 私が受験勉強を始めたのは高一の冬でした。中一の時点で既に英語の成績は上出来だったので、残りの教科を伸ばすことを目標に受験勉強を始めました。しかし私には逃げ癖があり、苦手教科を後回しにして好きな英数の勉強ばかり続けていました。それに対して危機感を持つようになったのは、高三になってからでした。勉強していないのに勝手に伸びると勘違いした結果、東大本番レベル模試の教科別偏差値が国語と地歴で30台という悲惨な成績を叩き出しました。

方向転換

 そこで流石にまずいと思い、国語と地歴の勉強に取りかかったものの、成績の伸びはイマイチ。どうしようか悩んだ末、私は得意な英数を絶対的なものにする方が良いのではないかと考え、国語と地歴の分量を最低限にして、英数の勉強量を増やしました。その結果、教科別偏差値が国語と地歴で40台とちょっとしか伸びなかったのにもかかわらず、英数でそれぞれ偏差値60台後半をとれたことで初めてA判定を出すことができました。その後、その方針を変えることなく本番を迎え、地理などでやらかしましたが、英数を固めたことで合格をつかみとることができました。

正しい勉強法

 私の方針は割と危険で、英数で激難化したら即終了という賭けでもありました。でも私にとっては好きな教科を頑張ることは楽しさやモチベーションにつながるため、自分なりの正しい勉強法だったと自信を持って言えます。もちろんこの方針が適する人の方が少ないので、余力があれば満遍なく努力する方が良いとは思いますが。

共通テスト

 ここからは試験本番について書こうと思います。まず共通テストでは、行きの電車に乗っている間は緊張していましたが、会場で同じ高校の友達を見て緊張がほぐれました。でもほぐれすぎて休み時間に廊下で騒ぎすぎたり、そのせいで疲れて英語リーディングでウトウトしてしまったことは反省点でした。私は文系なのですが、数学の点数が想定以上に高く、私大受験で大きなアドバンテージとなって助かりました(私大の二次はあまり手応えが良くなかったので)。

東大二次試験

 共通テストが終わって一ヶ月後の東大二次は、私大をいくつか受けたあとだったので、緊張はそれほどしませんでした。1日目の数学で3完したつもりが、Twitterを覗いたことで計算ミスを見つけてしまい、少し引きずった状態で2日目に入ってしまいました(当たり前かもしれませんがSNSは遮断した方が良いと思います)。二日目の地理で半分ちょっとしか埋められなかった時は絶望しました。そこで私は振り切って、得意な英語だけは後悔のないように楽しもうという心持ちで望みました。その姿勢が英語で良い点数をとれたことにつながったと思います。終わった後は、地理でのやらかしも含め、やっぱり楽しかったなと思えた二次試験でした。

■東進東大特進コースについて

受講講座

 私は現古漢、数学、日本史、地理を受講していました。
 林修先生の講座は、実際の過去問を通して東大現代文の本質を理解することができるものであり、点数向上にかなり役立ちました。スタッフの方々による採点・講評もついてくるため、受講後に次に繋げやすい授業だったと思います。漢文は東大特進での受講でしたが、少ない回数にもかかわらず共テ対策を含めてしっかりとした解説をしてくださるため、受けていてとても楽しかったです。

東大本番レベル模試

 とにかく回数も多いので、自分が東大志望者のうちのどの位置にいるのかを逐一確認できた上、地歴ではネタ集めのためにも有用でした。余談ですが、最終東大本番レベル模試の漢文の文章が早稲田大学法学部の試験にも出題される奇跡も起きたので(私はその上でその学部には落ちたのですが)、来年もひょっとしたらそのようなことがあるかもしれません。

チームミーティング

 チームミーティングは気分転換としてとても役に立ちました。特に学校の登校期間が終わると、友達と直接話す機会も希少になってくるので、短い時間でもコミュニケーションがとれてありがたかったです。

東進Global English Workshop

 英語だけで3日も過ごす経験がなかなか無いので、将来留学をしたいと考えている方には面白いかもしれません。3日間は他に時間を作れないので、高3の方には参加が難しいものかもしれませんが、高2以下の方々は参加を検討してみてください。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 おそらく他の多くの方々が「英単語帳はコツコツ〜」とか「社会科目は高2のうちに〜」とか細かいアドバイスを残して下さると思うので、私は少し違う方向で、ワンメッセージだけ残しておきます。せっかくの受験を、とにかく楽しんでください。本屋での参考書選びを楽しんでください。友達と模試の結果を見せ合って切磋琢磨しあうのを楽しんでください。うっかり誘惑に負けて観てしまうYouTubeを楽しんでください。直前期の強烈なプレッシャーを楽しんでください。そして、試験本番を全力で楽しんでください。高校生の青春の時間を「犠牲にする」のではなく、「受験」を自分の誇れる青春にしてください。それに望んだ結果がついてきたら最高ですね。