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東京都 私立 桜蔭高等学校 卒
東京大学 文科一類

加治 美央子さん

■共通テスト得点 934点/1000点

■共通テスト得点選択科目 世界史 日本史 生物基礎 地学基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   日本史  
開示得点 76 28 84 49 29 =266/440点
自己採点 75 30 60 45 40 =250/440点

■受験した感触・・・ 国語も数学も楽だったので、周りの人がもっと出来ているような気がした。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 A 文科一類 A 文科一類 B 文科一類 C

油断せずに頑張ろう

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

志望理由など

 幼稚園の時に、多数の東大の卒業生を見る機会があり、その時の卒業生のかっこよさに憧れたためです。中学・高校に進学した後も憧れは変わりませんでした。私は中高一貫校に通っていたのですが、私のような場合、まず学校の授業とテストでいい点数を取ることが大事です。なぜなら、学校はすべての範囲をまんべんなくテストで出してくれるからです。学校で知識を固めたうえで、受験勉強に手を付けるのがおすすめです。

教科ごとの学習

  • 国語

割と得意科目でした。個人的に古文を読むことが趣味だったため、平安時代の物語を読むことで、古文常識を学ぶことができました。以前読んだものが本番で出るといいな~と淡い期待を抱いていましたが、その夢はむなしく潰えました……。古文・漢文は大量に読むと雰囲気が理解できる上、点数も高めで安定しやすいので、本腰をいれてやるといいと思います。現代文はなかなか点が伸びにくいですが、林修先生に論理的な答案の書き方を学びつつ頑張りましょう。漢字は絶対に落とさないように!

  • 数学

とても苦手でした。模試ではほぼ常に足を引っ張り、過去問演習でもほとんどが20点ほど、ひどい時には5点でした……。そもそも共通テストレベルの解法が身に付ききっていないことを共通テスト演習の中で悟らされることとなりました。対策としては、共通テストの演習を頑張りつつ、過去問の間違えた問題をひとつひとつ、解説を聞きながら解答を復元して、数学の考え方を身に着けていきました。意外と最後まで伸びるので、数学に苦手意識のある人も希望を持ってください。

  • 英語

まずまずでしたが、リスニングには苦労しました。東進のリスニングアプリを使い、雑音入りを何度も聞くことで音質が悪い中で聞くことに慣れました。おかげで本番のスピーカーのくぐもった音が聞きやすく感じるほどでした。あとは、取りやすい1Bと5はなるべくとるべきだと思います。

  • 日本史

小学生のころから趣味としても科目としても大好きだったのですが、記述は得点源とするには不十分な出来で、東大日本史の奥深さを実感することになりました。過去問の点数の振れ幅もとても大きく、最後まで結構不安でした。過去問をなるべく多くやることが大事な科目だと思います。

  • 世界史

結構好きな科目でした。書き方が決まっており、教科書の流れを把握することで高得点に手が届くため、やりがいを感じやすい科目だと思います。加えて、第3問の一問一答がちゃんと完答できるように、人名や都市名を確認しておきましょう。

その他

 秋以後に、それまで部活に全力投球していた人たちが追い上げてくるため、夏の成績が良くても油断しないようにしてください。また、私は共通テストが終わった後見事に共通テストボケにかかってしまい、最終東大本番レベル模試で冷や水を浴びせられることになりました。私のようにならないためにも、共通テストが終わった後すぐに過去問の復習をしましょう。

■東進東大特進コースについて

  • 東大現代文……林修先生は論理的に解答の要素を抽出してくれるので、国語が得意な人にも苦手な人にもおすすめできる授業です。配付されるプリントを読むことで、家でも復習することができます。
  • 東大世界史……荒巻豊志先生は、歴史の流れを大局的に解説しつつ、問題文を読み解いて、最初は思いつかなかったような視点も紹介してくれます。対面授業は緊張感が漂っていますが、歴史が好きであれば受けてみると良いと思います。
  • 東大日本史……東大の過去問は、独自性がとても強いため、山中裕典先生による資料の注目ポイントの紹介は聞いておくべきです。時代ごとに分けて解説・添削をしてくれます。私はもっと多く受けておくべきだったと後悔しました。
  • 東大特別演習……直近のものから30年以上前のものまでの東大型の問題がそろっているため、急な傾向の変化にも対応しやすいうえ、AIがそれぞれの苦手に合わせた必勝必達セットを選んでくれるため、効率的に穴を埋めることができます。共通テストの後、何をやればいいか見失いがちな時でも、これを無心にやっていくことで進歩していけると思います。
  • 東進リスニングアプリ……雑音入りの音声があるため、東大のくぐもった音声への対策としてとても有用です。特にインド人の音声を雑音入りで聞くのはものすごい負荷がかかりますが、最終的には耳が鍛えられるので、余裕がある時にやってみると良いです。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 何よりも大切なことは、3食きちんと食べることと、睡眠時間をしっかりとることです。試験会場で熱を出すことほどもったいないことはありません。私は平日でも8時間、休日は10時間以上寝ていました。自分の体の疲れが取れるまでしっかりと寝ましょう。コツコツと勉強を続けていれば、合格は目の前です。休む時は休みつつも頑張ってください!応援しています。