ページを更新する ページを更新する
メインビジュアル

兵庫県 私立 甲陽学院高等学校 卒
東京大学 理科一類

山本 大樹さん

■センター試験得点 点/900点

■センター試験得点選択科目 物理 化学 地理

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 65 43 51 43 36 =238/440点
自己採点 70 52 50 39 43 =254/440点

■受験した感触・・・ ぶっちゃけやばいと思った(特に数学)。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 A 理科一類 C 理科一類 C 理科一類 B

あくてぃぶらぁにんぐのすゝめ

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

うまくいったこと

 僕はストレスが精神に直接来るタイプで(高一で一回うつ病になって大変でした)、無理をしたらまずいため本格的に受験勉強を始めた高2の冬以降、勉強の効率を求め、結局主体的に「アクティブラーニング」を行うという方法に行き着きました。聞いたことのある人も多いと思いますが、これが具体的にどういうものかというと、人によっていう事は違いますが、僕はアウトプットを勉強の過程に組み込んだりと「積極的」に効率よく、そして楽しく勉強の仕方を工夫することだと思っています。東進衛星予備校のスタイルのおかげで自分なりの方法を追求できたこともあり、この戦略のおかげで、特に苦手だった暗記科目において成績が伸びたと思っています。あと睡眠時間を勉強に回しても全く身が入らないので、やりたいことがあっても切り上げて寝るようにしていたのもよかったです。

うまくいかなかったこと

  • 例え受験前日であっても、生活リズムを崩してはならない。本番一日目の前日風呂入らなかっただけで殆ど寝れなくて実力が発揮できませんでした。皆さんは気を付けてください。
  • 過去問があまりできなかった。十年分くらいやっておけばよかったと思っています。

勉強法

 科目にもよりますが、基本暗記→問題集→過去問の流れでやってました。自分の足りない部分を意識して復習するために東進の添削機能や返ってきた模試の答案を生かしたほうがいいと思っています。あと油断は禁物。ほんとに。
  • 英語 文法→単語→長文の流れ。本番は時間が少なくしんどいので、長文を読むスピードを意識したほうがいいです。単語に関しては、他の大学では問われない基礎的な単語の中心的イメージや類義語のニュアンスの違いがでてくるので、それにふさわしい単語集を選んでおくべき。
  • 数学 勘を養うため定期的に問題をといたほうがいいです。凡ミスで多くの方が悩んでると思いますが、完全になくすのは非常に難しいです。それでも問題文を読むことや見直し(一分でもいい)で結構へらせます。
  • 現代文 林修先生の授業は一回受けたほうがいいですよ。現代文の解き方と人生変わります(割と本気で)。
  • 古漢 自信のない人は基本となる句形や単語を見直してはどうでしょう。大分変わる人もいると思います。
  • 地理 傾向と例外の暗記の繰り返し。理解を深め知識同士を結び付けることができるようになればセンターは8割はとれるようになりますが、そこから先がなかなか伸びない。本番での点数配分も考えれば理系はそこで現状維持選ぶのもアリだと思っています。少なくともヘンに時間割いて他が悪いのよりはましなはず……。

■東進東大特進コースについて

 自分が受けた中で外れといえる授業はないように感じました。自分が足りていない部分を補うように授業をとればいいと思います。
  • 林修先生の東大現代文 「文章や意見を論理的に読み解く」という入試の現代文だけにとどまらず、言語を用いる状況ほぼ全てで使えることを教えてくださいました。当然他の教科にも役立ちますし、先に言ったように本当に人生が変わると思います。
  • 東大古典特講 古漢文の文章を理解できたとして実はそれだけで高得点が狙えるとは限りません。本文中の要素を拾いつつ論理的に解答を組み上げる必要があります。この授業ではそれを学ぶことができました。「古漢の文章は理解できるのに……」となったら一度受けるのをお勧めします。
  • 宮崎尊先生の東大特進英語 本場の英語の一端にふれ、文章の構造や雰囲気をとらえるのが大分うまくなったと思います(この辺りは林先生に通じるところもありますが)。教材も豊富で助かりました。

 自分は東進以外に通う塾がなかったため、周りを自分と同じ東大志望者に囲まれるといった経験は東大特進以外でめったになく、大きな刺激になりました。特に一月の双方向講座では全国の東大志望者と競い合って問題に答え最後までのモチベーションにつながりました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 大学受験とは人生の中でも一二を争うほどの難所です。落ち込んだりやる気がなくなったりすることも多いはずです。そんな時はゆっくり休んだり昼寝したりして、とにかくストレスをためないように。そうしないと時としてとんでもない結果になります(ちなみに失敗してどうしよーもなく落ち込んだときは松岡修造先生の動画がおすすめです。めっちゃ元気出ます)。最後に、アクティブラーニングをするにしろしないにしろ勉強に必要なのは等身大の自分と向き合うことだと思っています。そもそも自分がどういった人間か分からなければ、自分に合った勉強法、受けるべき講座、買うべき参考書など見つけようがないからです。自分の才能を過信して意地を張ったりしても得られるのはひと時の優越感だけです。自分の客観的なデータをとったり、両親や友人といった身近なひとにきいてみるのもいいかもしれません。いずれにしろ、私がここで語れることはそれほど多くはありません。ですから、スタッフさん方から話を聞いたり、他の合格体験記を見て色々試してほしいです。皆さんが大学受験を通じ一つでも多くのことを学べることを祈っています。