■センター試験得点 777点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
0 |
+ |
0 |
+ |
0 |
+ |
0 |
+ |
0 |
=0/440点 |
自己採点 |
85 |
+ |
43 |
+ |
42 |
+ |
28 |
+ |
27 |
=225/440点 |
■受験した感触・・・ 化学で解答欄間違えて大問1吹き飛んだ……さすがに落ちた。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科一類 |
A |
理科一類 |
B |
理科一類 |
C |
理科一類 |
A |
東大受験の振り返り
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
私は地元の公立中学校からそのまま公立高校へ進み、高校1年生の終わりごろに東京大学を志望し始め、合格することができました。おそらく、都会の進学校よりも勉強の進度も遅く、情報も少ない中での受験だったと思います。そんな中で運よく合格を掴み取ることができた身として東大受験を振り返り、実際に行った勉強法や勉強戦略を簡単にまとめておこうと思います。少しでも受験生の助けになれれば嬉しいです。
まず大前提として、効果のある勉強法は十人十色であるということを念頭においておくと良いと思います。昨今はYouTube等でも気軽に受験に関して情報が得られるようになったため、勉強法に関する情報は手に入れやすくなっていると思います。その反面、矛盾した情報が存在して混乱してしまったり、どの情報を参考にすればよいのかわからなくなったりすることがあるでしょう。そんな時は、とりあえず試してみるのが最善だと思います。結局、勉強法に関しても少なからず個人差があるから、人によって効果の出方が違って、様々な情報が生まれてしまうわけです。私の場合も、勉強を本格的にはじめてから様々な勉強法を試してきましたが、これが自分にあったもっとも効果のある勉強法だ!と思えるものがわかったのは、共通テスト終了後ぐらいでした(笑)。受験勉強は、将来自分が生きていく上で効果的な勉強法を見つけたり、勝負の日に自分の最大限のパフォーマンスを出し切れるように自分の特性と向き合うための期間でもあるんだと割り切って、自分にあった勉強への取り組み方を模索してみることをおすすめします。
この前提のもと、私のおすすめの勉強法と勉強戦略について書きます。まず、勉強法に関してですが、非常にシンプルで、私のおすすめは音のならないタイマーを自分の意気込み分(60〜80分)にセットしておき、見えないようにふせておいて、集中力が切れた段階でタイマーを止め、15分ほど休憩するというものです。受験生は少なくとも1年は継続的に集中力を保ちながら勉強をしていくわけですから、勉強の間に休憩を取るのは必須と言えます。とはいっても、東大の試験時間を考えると、割と長時間の集中力も培っておく必要があります。このやり方では、集中できないなと思うときでも今の自分の集中状態を可視化することができますし、集中できるときには2時間でも3時間でもぶっ通しで勉強することも可能になります。再現性も高いので、ぜひ一度試してみてください。
次に、勉強戦略についてです。私は高2のはじめに3ヶ月ほどほぼ英語だけしか勉強しない期間をつくり、英検準1級レベルの英語力を身につけました。この期間があったおかげで、あとは時期に合わせて東大特進の宮崎先生の授業を受け東大型の演習を行うだけで、英語に関しては80点前後をキープできるようになりました。次に理科に関してですが、私は大胆に高2の間に物理を完璧にして、高3で化学を固めようという戦略をとりました。高2の間は化学を学校の定期テストで赤点を取らないレベルの勉強をするだけで物理に全振りしていたので、結果として東大入試同日体験受験では物理は35点(偏差値80)をとることができました(化学は6点)。もちろん、完璧とは言えない点数だったので高3になっても割と時間は割いたのですが(笑)、周りよりも物理と英語に関しては余裕があるんだという心持ちで高3を迎えることができたので、高3では自分のやるべきことを明確にしながら、受かるビジョンを持って勉強に取り組めたのでよかったなと思いました。
■東進東大特進コースについて
東大特進の特徴はなんといっても実績のある有名講師の授業を受けられることだと思います。私はほぼ全科目を受講しましたが、中でもおすすめなのは物理の苑田尚之先生と現代文の林修先生です。まず苑田先生に関してですが、先程も述べた通り私は高2のうちに物理をほぼ完璧に仕上げる戦略を取り、高3のときに東大特進で苑田先生に再びお世話になりました。名古屋での授業を受けましたが、受講するたびに自分の物理の理解度の甘さを痛感し、単元ごとにわからないところがなくなるまで仕上げきることを意識しました。私は友達と一緒に受講していたのですが、苑田先生が授業内でおっしゃられていたように、友人と議論しながら基本的なことについて理解を深めていったところ、過去問でも70分で40点以上が安定してとれるくらい、物理の力をつけることができました。次に林先生ですが、授業内容がわかりやすいこともさることながら、雑談が面白く、聞いていてあきない授業でとても楽しかった印象です。また、現代文を自分で勉強しようとする気にはならないので、私は授業に全力で集中して授業内で現代文の対策は完結させようとしましたが、結果的にうまくいき、本番でもくいのない点数をとることができたと思います。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
いくら本番に向けてみっちり対策をして、コンディションを整えても、ほんとうに当日は何がおこるかわかりません。私の場合は、試験1週間前のすべての生活習慣と食事の内容を親にも協力してもらい、1ヶ月前くらいに試して自分の本領が発揮される状態をつくることに注力したのですが、共通テストの試験当日はひどい頭痛に悩まされました。また、二次試験本番でも化学の解答欄を書き間違えるミスをして、大問1をほぼとかない状態で試験が終了してしまいました。結果的に受かったのでよかったですが、当日のシミュレーションだけは念入りに行っておくことをおすすめします。