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兵庫県 国立 神戸大学附属中等教育学校 卒
東京大学 理科二類

保 里菜さん

■共通テスト得点 917点/1000点

■共通テスト得点選択科目 化学 生物 地理

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語      
開示得点 73 35 50 33 49 =240/440点

■受験した感触・・・ 今までにないくらい手応えが悪い……

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科二類 B 理科二類 C 理科二類 B 理科二類 C

できることを着実に

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私が本格的に大学受験を意識し始めたのは、高2の冬でした。それまでは勉強といえば考査直前の詰め込みのみ、お正月とお盆以外の大半は部活漬けの5年間を過ごしていました。そのため、高3では常に「周りから遅れている」という焦りを感じる羽目に。それでも、現状を冷静に見つめ、できることを着実に積み上げた結果、目標に到達することができました。
 まだ受験本番までに余裕がある読者の皆さまへ、今からなら何でも出来ます!気負わず頑張りましょう。
 もう本番が近づいている皆さまへ、まだ間に合う!私のギリギリ度合いを見て元気を出してください。
 以下に私の受験生生活の一部を記します。何かお役に立てば幸いです。

1)意識していたこと

  • 「ここまでやって合格できないのなら仕方ない」と思える努力をする!

よく言われると思いますが、受験に必勝法はありません。受験生の私たちにできることは、とにかく学習内容の理解を深め、過去問で問題形式に慣れ、演習で知識を定着させることです。だからこそ、本番後に「あの時もっと頑張っていれば……」と後悔したくないですよね。私は受験勉強の開始が遅いという自覚もあり、特に高3の秋以降は「睡眠以外の全ての時間を勉強に使う」くらいの勢いでスキマ時間の活用を心掛けました。極力雑談はしない、電車に乗ったらすぐに単語帳を開く、などです。とはいえ、ずっとこの調子だと疲れてしまうので、適度な息抜きは必要です。そのあたりは自分の状態に合わせて、うまくバランスを取って頑張りましょう!

  • 判定よりも気にすべきことがある

受験生なら模試の判定はやはり気になるものでしょう。けれど、模試の結果で注目すべきは判定のアルファベットよりも各科目の点数や問題の正誤です。自分の課題を冷静に分析するために、私は判定の良し悪しを深刻に捉えないようにしていました。良い判定だけ都合よくモチベーション維持に利用する、くらいが丁度良いです。もちろん判定が良くなければ何かしら問題点があるわけですが、結果が振るわなかった原因はアルファベットを見ても分かりません。問題の正誤の方を重視して、苦手をつぶし、戦略を練りましょう。

2)学習方法

  • 全般……高3の夏から、間違えた問題について自分が間違えた原因や正解するために必要な知識を、ルーズリーフにまとめていました。模試や試験本番前の最終確認に使いました。

二次の過去問演習は高3の8月から徐々に始めて、問題集等と並行しながら10年分+αを解きました。科目ごとに自分の課題に合わせて、過去問を解く年数や方法(大問ごとに解くのか、全体を通して解くのか)を変えるのがおすすめです。

  • 共通テスト……過去問演習あるのみ。慣れとスピードが大切です。
  • 国語……現代文は過去問演習あるのみ。古漢は基礎知識を詰めてから、過去問や模試で場数を踏みました。
  • 数学……私は数学がとてつもなく苦手だったので、2月の直前期まで過去問と並行して問題集で基本事項の確認をしていました。数学に限った話ではありませんが、特に共通テスト後は、焦らず、周りに流されず、自分に必要だと感じたことをするのが一番だと思います。
  • 理科……共通テストの過去問・模試で基礎を固めて、二次の過去問で記述の練習をしました。理科は時間配分と解く順番の戦略を色々試すと良いです。私は生物を得点源にしていたため、生物(全問解く)75~90分→化学(解けるものだけ)60~75分に落ち着きました。
  • 英語……過去問演習で時間配分とスピード感を体得しましょう。私は要約に時間がかかるのが課題だったため、共テ後は毎朝1Aの過去問タイムアタックをしました。

■東進ハイスクール・東進衛星予備校・東大特進コースについて

 東進衛星予備校、東大特進コースに通っていました。衛星予備校では苦手だった数学と化学、東大特進コースでは主に英語と生物を受講しました。

おすすめ講座

  • 数学の真髄−基本原理追究編−

言わずと知れた有名講座です。数学の捉え方が根本から変わります。

  • 過去問演習講座

東大は25年分が一般的なようですが、私は量をこなすよりも1年分ずつ丁寧に取り組んで確実に自分のものにしたいと考え、10年分を受講しました。講座用の解答用紙を提出すると添削してもらえます。記述式の問題は、自分の考えが採点者に正しく伝わらないこともあるので、添削結果を受けて解答の書き方を見直すと効果的に演習ができます。この講座では新課程に含まれない範囲の問題は、問題文が書き換えられているのも特長です。

また、全科目に丁寧な解説授業があるため、理解が深まります。特に、松田聡平先生(数学)の解説授業は、問題を見た時にどこに注目し何を考えればよいのかを丁寧に解説してくださるので、数学が苦手な私にはとてもありがたかったです。長岡恭史先生(数学)の授業では問題設定を単純化して考えていく解説を通して、類題に活きる考え方を身につけることができました。宮崎尊先生(英語)の授業は、英語を何となくではなく積極的に読む姿勢が身につきます。所々で語源を踏まえた単語の解説をしてくださるので、知らない単語への対応力も上がります。

  • 東大生物(東大特進)

理系生物選択は人数が少ないため、質問し放題で先生も丁寧に対応してくださるので、理解が深まります。特に生物基礎メインの回を受けておくと安心して試験会場に向かえるでしょう。

東大本番レベル模試

 結果の返却がとても早いうえに、解説授業も丁寧で分かりやすいです。解答用紙が本番のものと本当にそっくりで驚きました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 東進のあるスタッフさんが仰っていました。
 「『努力は必ず報われる』は嘘や。努力したら受かるんじゃない。受かるまで努力した人が合格するんや。」
 確かに「努力は必ず報われる」のような言葉は、受験生にとっては魅力的に響くでしょう。しかし、現実はそれほど甘くはありません。いくらあなたが努力しても、それがあなたの目標には不十分であれば、あるいはライバル達がそれ以上の努力をしていたら、あなたは目標を達成できないかもしれない。だからといって諦めてしまわずに、人生最大の努力をして良い結果をつかみ取りましょう。
 周囲の人への感謝を忘れず、勉強に専念できる幸せをかみしめて頑張ってください!