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宮城県 県立 仙台二華高等学校 卒
東京大学 理科一類

山越 爽ノ介さん

■センター試験得点 792点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 72 48 31 34 28 =213/440点

■受験した感触・・・ 数学できなさすぎて1日目終了時絶望しましたが、得意科目じゃないのでいいやと割り切りました。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 B 理科一類 A 理科一類 E 理科一類 D

なんか受かった

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

志のない志望動機

 高校2年が終わる頃、周りの人たちが皆急に将来の夢なんかを抱きだし、それに従って志望大学を決め、そこに向かって努力し始めるなか、将来の展望が何もない私は一人取り残されました。でも志望大学はどうしても決めなければいけない。どうしよう……と思っていたところ、東京大学は2年の終わりまで全員が教養学部に入り、そこでようやく専攻を決めるということを知りました。おっこれちょうどいいじゃん?ということで私の志望大学は東京大学になりました。早いうちから塾(東進)には通っていたので一通りの履修は終わっていたため、まあなんとかなるかな〜くらいに考えていました。

遅すぎる開始

 周りの人たちの様子を見て焦り出し、ちゃんと受験勉強を始めたのは夏休みに入った頃でした。すると、一度は履修したはずの物理や化学、数学などが、東大レベルには文字通り手も足も出ない。本気でヤバいなと思い、本腰を入れて勉強を始めました。自分は英語と現代文が得意でこの科目は東大レベルにも立ち向かえたので、これらは一旦置いておいて苦手科目の対策に専念しました。東大特進の講座や、志望校別単元ジャンル演習講座などが特に役に立ったと感じています。9月に入る頃には一通りの穴は埋め終わったため、それからは過去問もかなりスムーズに進められるようになりました。

共通テスト、そして二次試験へ

 12月中旬頃から、本格的に共通テストのみに焦点を絞って対策を始めました。共通テストの問題形式に慣れるためというよりは知識の最終確認として、特に理科と社会をやっていました。社会科目について、学校では地理を選択していたのですが、5月ごろに、やっぱり地理よくわかんないし倫理とか楽しそうだから倫政にしよ〜ということで共通テストは倫政で受けることに決めました。結果、対策の学習も比較的苦しくなく、本番でも十分な点を出すことができました。皆さんも、社会科目は少しでも興味のあるものを選ぶとよいと思いますよ。
 共通テストが終わってからは二次対策。周りの東大志望の真面目な人々にも聞いたのですが、共通テスト直後はやり切った感が出てしまい、すぐに二次対策をガリガリやろうという気分にはなりにくいようです。とはいえずっとサボるわけにはいかないのでなんとか勉強を再開します。試験直前にはメンタルケアも大事。勉強もしつつ、時には休憩も取ることも必要ですよ。まあ私は休憩ばっか取ってましたが……。バランス大事。

最後の審判、二次試験本番

 本番はすごい緊張するもんだと思っていましたが、自分はなんかそうでもなかったです。試験が始まってしまうと、余計なことを考える余裕がなくなります。多分。まあ緊張してもしょうがないので、目の前の問題に向き合うことだけを考えましょう。
 1日目の結果が芳しくなくても気にしないことが大事……とは言いますが、なかなかそうもいきません。自分は1日目終了後、数学ができなかったことに結構気を落としてました。別に得意科目じゃないのに。Twitterでみんなが数学難化だ〜って言ってるのを見てなんとか安心できましたが、みなさんの時にはそううまくいかないかもしれません。そこら辺はまあ、幸運を祈る。

■東進東大特進コースについて

 勉強したのはほとんど(共通テスト対策以外は)東進のコンテンツのみです。
 全体の講座を通して特に良かったと思うのは、苑田尚之先生の物理、林修先生の現代文、青木純二先生の数学、宮崎尊先生の英語(いずれも東大特進)です。特に宮崎先生について一言述べさせていただくと、英語という科目が楽しくなる授業だと思います。自分はこの授業が学習に対するモチベーションの向上につながりました。
 志望校別単元ジャンル演習はかなり役に立ったと思います。苦手科目を重点的に学べるのは非常に効率が良い。東大だけでなく他の大学の問題をたくさん解くことで、しっかりとした基礎ができ、ある程度変則的な問題にも対応できるようになると思います。
 第一志望校対策演習は、一応取ってはいたのですがあまりやる時間が取れませんでした。みなさんは、他の方々の声も参考にしながら、自分のやるべきことを慎重に選択すると良いのではないかと思います。やった分だけで述べると、難易度の上がった志望校別単元ジャンル演習講座みたいなものでした。受験直前の確認、調整に役立ちました。
 リスニングアプリはたまに使っていました。少し不便な点もありますが(問題文を読む時間が調整できないなど)、なかなか対策し辛いリスニングをできるのは有効だと思います。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 入試直前とかは特に、自分が本当に受かることができるのか不安になったりすると思います。これは多分避けられません。そして解決策とかも特にありません。耐えるしかないんです。でも、休憩時間にもそんなことばっかり考えていては、気が休まらないし勉強にも集中出来なくなると思います。しかし、軽減することはできると思います。なにか没頭できる趣味に、休憩時間はひたすら打ち込む。これで多少は鬱屈とした気分も和らぐと思います。私はなりました。参考にしてみてね。
 あと滑り止めに関してですが、東大の対策をしていれば大体の私大には対応できると思うので、そんなに気にしなくて良いです。