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三重県 私立 高田高等学校 卒
東京大学 理科一類

宮本 蓮さん

■センター試験得点 点/900点

■センター試験得点選択科目 物理 化学 地理

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 83 57 46 44 36 =266/440点
自己採点 82 47 40 46 36 =251/440点

■受験した感触・・・ 受かったような気がする

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 D 理科一類 B 理科一類 C 理科一類 D

自分のペースで

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 受験勉強をする上で勉強法は人それぞれだと思いますが、この体験記が少しでも参考になれば幸いです。

うまくいったこと

  • 勉強姿勢

自分のペースを守って淡々と勉強を続けました。受験は他人との競争なのでどうしても他人を意識してしまいがちですが、自分と他人を比較すればするほど気が滅入ってしまいます。勉強法や勉強時間、模試の成績などを他人と比較せず、自分なりのやり方で継続することが何より大事だと思います。また、私は常に前向きな気持ちでいるように心掛け、自分は東大に合格するんだという根拠のない自信を持ち続けていました。もちろん常に良い成績を取り続けて確固たる自信を持つことが理想的ですが、それはかなり難しいことです。前向きな気持ちでいれば、おのずといい結果がついてくると思います。

  • 戦略

自分なりの戦略を立てて目標を達成できるように勉強することが大切です。私は「センター換算得点100点、二次国語45点、数学45点、物理35点、化学35点、英語80点で合計340点」という計画を立てていました。本番もほとんど計画通りになったと思います。

うまくいかなかったこと

  • 演習量

復習を中心に勉強していたため、十分な演習を積むことができず初見の問題を解ききる力が身につきませんでした(特に数学)。

  • 基礎を固めること

過去問演習を始めるまでは基礎に重点を置いた勉強をしていましたが、過去問を解き始めてからは基礎に戻ることが少なくなり、基礎的な問題の取りこぼしが最後まで無くなりませんでした(特に化学)。

各科目の勉強法

  • 英語

点数が安定して取れていた科目でした。英語は一度安定すれば崩れにくい科目なので、毎日コツコツと勉強するのがいいと思います。東大の英語の問題を時間内に解く力をつけるためには、まず英文を正確に読み解けるようになった上で、多くの文章を読んでスピードを上げていくのがおすすめ。解く順番は1A→4B→2→3→5→1B→4Aでした。

  • 数学

理系のくせに苦手科目でした。模試ではせいぜい1完しかできず、常に足を引っ張っていました。しかし、過去問演習をしていくなかで、取り組みやすい問題を2問完答する程度の実力を養うことができました。難問に時間を取られず、簡単な問題を完答するための工夫として、最初の30分で各大問5分ずつ手を付けてみるということを実践していました。

  • 国語

現代文は林修先生の授業、古典は過去問を中心に勉強しました。

  • 物理

苑田尚之先生にお世話になりました。高3の5月までにハイレベル物理を受講し、授業ノートの復習と合わせてテキストの例題や演習問題を何周もした後、過去問に取り組みました。

  • 化学

大西哲男先生の授業を受講した後、授業の復習とテキストの問題を使った演習をするというサイクルを1年間続けました。

■東進東大特進コースについて

 東進衛星予備校では苑田尚之先生のハイレベル物理と過去問演習講座を受講していました。苑田先生の授業は非常におもしろく、物理の理解が深まるので受けて損はないと思います。過去問演習講座は10年分の過去問すべてに解説授業がついているのがよかったです。
 東大特進では数学と化学、現代文を受講していました。私は市販の参考書や問題集をほとんど使わず、東大特進に頼りっきりでした。東大に合格する実力を身につけられたのは東大特進のおかげです。
  • 数学(長岡恭史先生)……論理的な答案の書き方を学ぶことができました。何度も開催されるテストゼミは演習を積むのに役立ちました。
  • 数学(青木純二先生)……授業の内容は知らないことばかりで、まさに数学の真髄を教わりました。テストゼミは丁寧な添削付きなので、自分の答案が論理的かどうか確かめるいい機会です。
  • 化学(大西哲男先生)……授業はもちろん、テキストが素晴らしいです。基礎から応用までぎっしり書かれており、東大の過去問までついているのでテキストを有効に活用すれば十分な実力が身に着くと思います。
  • 現代文(林修先生)……誰もが知っている先生で、評判通りためになる授業でした。それまで適当に解いていた現代文を論理的に考えて解けるようになりました。

 また、東大本番レベル模試は自分の苦手分野を把握するのに役立ちます。さらに解答用紙が本番で使用するものとそっくりそのままなので、何度か模試を受けていれば本番で緊張が少し和らぐと思います。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験期はどうしても不安を感じてしまい、気持ちが休まらない時があるかもしれません。しかし、受験生全員が不安を抱えています。あまり深刻に考えすぎることなく、疲れた時には休み、気持ちを切り替えて自分のペースで勉強を続けてください。目の前に迫っているときは受験は高い壁のように思えますが、乗り越えればたいしたことなかったと思えます。辛い受験勉強の日々も終わってしまえば目標に向かって努力した有意義な日々です。家族や友人を大切にし、学業に学校生活に充実した日々を送ってください。応援しています。