■センター試験得点 853点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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生物 |
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開示得点 |
98 |
+ |
66 |
+ |
49 |
+ |
43 |
+ |
38 |
=294/440点 |
自己採点 |
90 |
+ |
50 |
+ |
50 |
+ |
30 |
+ |
45 |
=265/440点 |
■受験した感触・・・ 数学と物理で失敗したが、他はベストを尽くせた。悔いはあまりない。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科一類 |
A |
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理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
受験体験記
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
うまくいったこと
- 共通テスト……全国統一高校生テストを用いてどれくらい自分が取れるのかを確認していたが、900点満点のテストはそれだけであった。苦手科目は国語、地理、生物であったため、それらは7年分くらい演習し、少し心配であった数学と物理も5年分ほど演習したが、英語は一年分くらいしか解かなかった。結果、それが成功したため、もしなるべく時間を節約したいのであれば、特に英語と数学の共通テストの過去問演習に割く時間を減らすことを勧める。2回目の受験の気持ちで、周りの受験生を見て緊張してそうだなと思えるくらいにリラックスするといい。楽観的にうまくいくはずと頭のどこかで思っていれば夜眠れないということも減るはずだ。
うまくいかなかったこと
- 過去問演習……始めた時期が1月の共通テスト後と遅く、10年分解くので精いっぱいで復習する時間などはなかった。また、これは半分仕方がないことであるが、緊張感をあまり持たなかったため、本番との落差はかなり大きかった。あと、一科目終わると、反動で長い時間休んでしまうのもよくなかった。
教科ごと勉強法
- 英語……多読が最も効果的だと個人的には考える。特に共通テストのリーディングは半分強の時間で読み切れるようになり、東大の英語も時間内に十分解ききれるようになると思う。文法の勉強も怠ってはならない。リスニングはリーディングの能力が伸びれば自然とついてくるようになるので、まずはリーディングに集中すべきだと思う。
- 数学……私もそこまで得意だったわけではないが、理解を深めることが最も重要だと思う。あと、個人的には解答を見ることはなるべくせず、自分で考えて答えをだすことを意識した。また、直前期には6問セットを眺めて、短い時間でどれを解き、どれは後回しにするのかを判断する練習をした。
- 国語……現代文は、線を引きながら読むようにすると、要素を拾いやすくなった。古文、漢文は単語、文法の基礎が一番重要で、なるべく品詞分解を意識して行うようにしていた。
- 物理……私の場合は高2までは授業で力学と波動を勉強していただけであったので、分野としては電磁気が苦手であった。また、全体的に難しい問題に対応できていなかった。結果、夏模試ではひどい成績であったが、重点的に電磁気を勉強して、2学期と3学期に苑田尚之先生の授業をたくさん見たことで、理解が深まり、苦手意識はなくなった。もちろん、受験生の皆さんには早くからすべての分野を体系的に勉強することを勧めるが、半年足らずでも十分逆転可能な科目であるということは強調しておきたい。
- 生物……私の場合は、基礎となる知識が不足していたために、模試などで点数が取れていなかった。夏休みと2学期に参考書を何度も読み、知識を確認する問題を解いたことで、人並みの知識は身に付き、さらに考察問題も前提知識を用いて解きやすくなった。逆に、知識があれば、それなりにとれる科目なので、努力次第で十分高得点は狙える。
■東進東大特進コースについて
東大特進コース
苑田尚之先生の講座を受講したが、2月初めのテストゼミは本当に役に立った。2月25日まで受講して、波動の復習などをしていたため、復習教材かつ理解を深めるためとして授業を見るのも、少し長いとは思うが、一つの使い方であると思う。内容は理解が大変であったが、理解してしまえば、すごくすっと腑に落ちるうえ、物理への自信がつく素晴らしい講座であった。絶対に履修すべきだと思う。
東大本番レベル模試
返却が早いことのメリットはみんなが触れているであろうが、なかなか模試を復習するのは難しい。私がやっていたのは、夏休みに6月の模試の物理だけ解きなおしたりと、たまに苦手科目のみ解きなおすことだ。理解がどれだけ深まっているか確認できる。受験者数はすこし少ないが、こんなに早く帰ってくるものはなく、また一日にすべての科目を詰め込むことを体験すると、本試の一日二科目という日程がすごく楽に思われる。また、自分で受験後の感触と実際の採点を確認することで、自分の手ごたえがどれだけ正確なのかを知ることができる。これが他社の模試だと1か月近くかかるのでなかなか難しい。いずれにせよ、模試は自分の立ち位置を測るのには有効だが、勉強した分野が出なかったり、勉強していなかった分野が出たりと、特に理科においては上振れ、下振れが大きいため、参考程度にとどめて、自分の実力を伸ばすことに集中するのがよいということを、模試と過去問演習から私は学んだ。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
入試は結局、どれだけ準備をしていても不合格になることはある一方、どれだけ遊んでいても合格する人もいて、ある意味、運まかせな部分はある。ただ、それまでにどれだけ自分を追い込んで、勉強できたかが、自分の自信につながっていき、大学での勉強につながっていくと思うので、受験自体の結果に関しては最悪に備えて計画し、受験後は最善を願うくらいにとどめておいて、過程においてどれだけ自分を追い込めるかというところに集中したかった受験生生活であった。