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静岡県 県立 沼津東高等学校 卒
東京大学 理科二類

細谷 真太郎さん

■センター試験得点 810点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 84 71 39 48 35 =277/440点
自己採点 80 70 35 35 25 =245/440点

■受験した感触・・・ 多分合格できてる気がする……!

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 C 理科一類 B 理科一類 C 理科二類 D

三年間のパッション

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

東大志望になった瞬間

 私の志望理由は東大合格者の中でも5本の指に入るくらい浅はかなものだと思います。高一の時の模試にて見事全国偏差値50以下を叩き出してしまった私は流石に焦りとりあえず得意な数学を勉強し、次の模試ではそこそこの手応えを感じたため良い結果を期待しながら成績表PDFをダウンロード。ドキドキしながらPDFを開くと数学の偏差値の欄に75の文字が。“これ、東大行けるな”こうして私は東大志望になったのでした。

高三になる時の3,4,5月の合計勉強時間23分

 私は活動の多くない化学部に所属しており、その上高一高二の頃は東大を第一志望に据えていたにも関わらず程々にしか勉強していなかったため、特に高二の夏くらいから暇を持て余し、毎日、何か楽しいことはないか、青春っぽいことはできないものか、とぼーっと考えていた私は香陵祭祭典委員長(香陵祭は沼津東の学校祭のこと)を務めることになった友人に、実行委員に加わらないかと誘われます。学校祭といえば青春の代名詞。当時の私がこの誘いに乗らないわけがありません。その後諸々あり、私は沼津東で約20年実施されていなかった前夜祭を復活させる企画のリーダーとなってしまいました。更に青春っぽいことをしたかった私は、トイストーリー・マニアを模したアトラクションを作ったクラス模擬店の代表者、高一から行事の度に行っていたヲタ芸、高二でもやったため高三でもやらざるを得なかったバンド、部員でもないのになぜかみんな仲良くしてくれていたバド部と一緒にジャンボリミッキーのダンス(しかもジャンボリお姉さんの女装役)も掛け持ってしまい、当然てんてこまいに。香陵祭の準備が始まる3月から当日の5月末まで、授業中も香陵祭のことだけを考え、放課後や休日はステージの練習、アトラクション作成、書類作成の毎日。一度は(おそらく)過労で発熱したこともありました。こんなんで勉強時間が取れるわけありません。その結果、3,4,5月は盛り無しでほとんど勉強することなく過ぎていきました。

いよいよ受験勉強

 さて、ここからが本題です。無事香陵祭を終えた細谷青年は受験勉強を始めました。友達といっしょに東大特進に入学し、とりあえず6/4実施の東大本番レベル模試を受けます。東大本番レベル模試は1週間で返ってくるからいいですね。東大と自分の圧倒的な距離の差を知り気合が入ります。その後はひたすら毎日勉強です。以下各教科について高三での勉強内容をざっと挙げます。
  • 数学

一年間青木純二先生にとにかくついていきました。先生は合格に必要な論理的思考力をしっかり養ってくれます。授業の予習復習をしっかり行う、これに尽きます。

  • 物理

数学と同じく一年間苑田尚之先生にとにかくついていきました。物理学の基本をとても丁寧に教えてくださるためしっかり理解すればほとんどの問題で困ることはなくなります。難しくて途中何度も挫折しそうになりましたが諦めずなんとしても食らいつきました。

  • 化学

学校の先生が良い先生だったのであまり困らなかったです。ただ上記の勉強しなかったシーズンがぴったり有機の授業期間に被っており何もわからなかったので、7月後半の2週間で有機化学の参考書をやって完成させました。また秋頃から鎌田真彰先生の授業もとり始め、無機が苦手だったので第Ⅰ期も追加で受けました。

  • 英語

夏頃から宮崎尊先生の授業をとっていました。英語を英語として読めるようになり楽しいです。また東進のリスニングアプリ等を使って秋頃からは毎日リスニングをやっていました。

  • 国語

気合と根性。

  • 地理

パッション!!

■東進東大特進コースについて

 高三になってからの勉強はほぼ東大特進に頼りっきりだったのでおすすめの先生を教科ごとに紹介します。
  • 数学 青木純二先生

イケメンで背も高いしとにかく良い先生です。優しいし、東大合格のために必要な力をしっかりつけてくれます。私は東進衛星予備校に在籍していなかったので「数学の真髄〜基本原理追究編〜」等を受けていないのですがそれでもこんなに役立ったので、そっちの方も受けている人はもうとんでもないことになっちゃうと思います。

  • 物理 苑田尚之先生

いつもサングラスをかけています。怪しい見た目とは一転、とても優しい先生で受験生目線から丁寧に物理学の基本を教えてくださいます。とは言ってもやはり内容はむずかしいので苑田先生の授業をとっている友達を見つけ、わからないことがあったら一緒に議論するようにした方がいいです。1人だと挫折の可能性大です。

  • 英語 宮崎尊先生

ちょびひげのおじいちゃん先生です。訳にこだわることなく英語を読めるようになるので英語を読むのが楽しくなります。段落の構成や、東大特有の小説やエッセイの読み方についてもしっかり教えてくださいます。なかなか他や参考書では教えてくれないことなので、宮崎先生がいなかったらどうなっていたことやら、と思うばかりです。

また過去問演習講座にもお世話になりました。自分で丸つけをするだけじゃ見逃しそうなミスも添削では指摘してくれたのでありがたかったです。あと点数とか出してくれるので単純に楽でよかったです。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験は団体戦という言葉がありますね。この言葉を聞くと鼻で笑う人も多いと思いますが、私のこの一年はこの言葉を体感した一年でした。A判定しか取ったことないレベチの友達、私と同じようなレベルで一年間ずっと一緒に頑張ってきた友達、小学校からずっと同じでずっとライバルだった友達、私より断然勉強熱心だった彼女、いつもあたたかい雰囲気のクラス、勉強だけに専念できる環境をつくってくれた家族、東大特化の授業を展開してくださった東大特進の先生方。挙げればキリがありません。みんなのおかげで楽しく一年間を過ごしながら合格できました。受験は団体戦、ガチです。