■センター試験得点 743点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
0 |
+ |
0 |
+ |
0 |
+ |
0 |
+ |
0 |
=0/440点 |
自己採点 |
70 |
+ |
60 |
+ |
40 |
+ |
20 |
+ |
30 |
=220/440点 |
■受験した感触・・・ チェックメイト
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科一類 |
A |
理科一類 |
C |
理科一類 |
A |
理科一類 |
B |
受験は早い者勝ち
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
東大受験の動機
私が東大受験を決意したのは中2の頃、東進に入塾し、最初の面談をした時でした。どうせなら、一番高いところを目指したい。その当時、東大について何も知らなかった私にとって、東大受験などただの夢物語に過ぎませんでした。しかし、今思えばそこで少し大きな目標を持っていたことで、他人よりも早いスタートダッシュが切れ、東大合格につながったのだと思います。地方ではあったものの、中高一貫校に通っていたこともあり、中学の段階で高校の先取りが十分できる環境にありました。さらに、東進の数学特待制度を利用し、高1のころまでに数Ⅲや東大対策数学の講座を修了でき、数学を大きな武器にすることができました。数学ができることで、物理や化学も容易に理解でき、数学的思考力は国語の根拠拾いの際にも応用できました。その結果、東大模試等でもA判定を出すことができ、自分の自信につながりました。受験勉強にはタイムリミットがあるので、「受験は早いもの勝ち」という鉄則を信じ、なるべく早め早めに勉強することが、東大合格の近道だと思います。
部活との両立
私は、週5日、夜19:00まで部活の練習があったので、勉強時間は一日2~3時間が限界でした。そこで、週末をうまく利用し、勉強時間を確保していました。また、学校で宿題は済ませ、家に持ち込まないようにしていました。部活は、高3の5月まであったので、それ以降は完全に受験勉強にシフトし、最低でも一日5~6時間は確保するように心がけました。
メンタルの保ち方
受験期は、様々な要因からメンタルを保つことが難しく、必要以上に悩んでしまうことがあると思います。そういう時は、自分の受験生活を長いスパンで考えるといいと思います。というのは、メンタルが崩れている人は、自分の状況を短いスパンでしか考えられていないことが多いからです。例えば、模試で目標得点に達しなかった時、反省することは大事ですが、それを引きずってしまうことは、時間の無駄以外の何物でもありません。すぐに原因を分析し、長期的な視点から今自分に何が足りていないのか考えて、「行動する」ことが大事です。うずうずして何も「行動しない」ことが一番もったいないです。よく言われることですが、模試で一喜一憂しないようにしましょう。また、模試の復習に関しては、間違えたところだけでなく、正解したところも含めて全て真っ白の紙に解きなおしてみることを強くお勧めします。自分の弱点を明確に把握でき、「本番の感覚」を身につけるのに非常に有効だからです。受験勉強は長いので、各自で自分に合ったメンタルの保ち方を実験してみるといいと思います。
本番で勝つために
本番は、何が起こるかわかりません。私も、共通テストのリスニングで途中から解答欄がずれていることに気づき、大急ぎで修正した記憶があります。結果、その後の解答に影響は無かったのですが、リスニングは科目の特性上自分のペースで解くことができず、リスニング音声に完全にスピードを支配されてしまうので、マークずれは致命的です。練習するときから、実際のマークシートを使うようにしましょう(問題用紙の選択肢に〇をつけて済ませていると本番で痛い目に遭います)。練習の段階から本番で起こりうる最悪の事態を想定して、できる限りの準備をしましょう。本番で実力を発揮し、しっかりと勝つためには地道に準備をしていくしかありません。
■東進東大特進コースについて
元々、現代文は得意な方ではなかったのですが、高2の頃に林修先生の授業を受け、現代文に対する付き合い方が全く変わりました。それまでは現代文は、とてもミステリアスな科目で、問題集はできるのに、模試で成績が安定しないことがよくありました。原因を探しても、特に見つからず、困っていたところ、林修先生の授業に出会い、完全に論理的・客観的に解き、一切自分の感情を交えないことで、以前よりも得点が安定するようになりました。高3の頃は、過去問演習講座をひたすら進め、共通テスト模試の前にセンター試験の過去問を解きました。
古文も、現代文同様あまり得意ではありませんでしたが、コロナ自粛期間等を利用することで、比較的短期間で力をつけることができました。1ヶ月ほどあれば、古文単語集1冊程度を完璧にできると思うので、苦手な人はとりあえず単語から始め、学校で配られる文法書などの付属問題集等を利用して文法を固めればよいと思います。漢文に関しては、古文よりも成績が良く、特に勉強はしていませんでしたが、模試の前には文法書を読み返したり、漢文の知識をまとめた自作ノートを見返したりしていました。
一番得意ではあったものの、一問20点と配点が高いため、解けるときと解けないときで点数の差が大きく、最後まで不安が残る科目でした。問題集はほとんど使わず、東大特進の青木純二先生の講座や長岡恭史先生のテストゼミを受講しました。どれも受けていて楽しく、自分が日々成長しているなと感じることができるほど実力がみるみるついていきました。
苑田尚之先生の講座を取り、概念の部分を理解し、自然に人に話せるようになるまで何度も何度も授業を受講しました。また、問題集も3周程度しました。
岸良介先生の講座で概念部分を習得した後、鎌田真彰先生の講座を取り、ひたすら東大対策の演習をしていきました。化学は一通り理解したら、あとはそれをいかに素早く正確に解けるかで勝負が分かれると思うので、とにかく大量の良質な問題をスピーディーに解く訓練をしてください。
学校で配られる参考書や問題集はもちろん、東進のテキスト等を使って学習しました。毎日必ず英語に触れるようにし、音読を欠かさないようにすることが大事だと思います。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
受験勉強は、暗く長い道を一人で走っているように思われがちですが、実はそんなこともありません。確かに、辛く苦しい時期が続くことが多いです。しかし、その中にも、自分の成長を見出し、同じ志を持った仲間や応援してくれる親や先生がいることを考えれば、少し希望の光が見えてきます。本当に一生懸命に勉強すれば、必ず東大に合格します。絶対に合格できます。3月の合格発表日に笑顔でいられるように、今すぐにでも行動し、貴重な高校生の時間を受験に割いてよかったと心から思えるよう、頑張ってください。