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東京都 国立 筑波大学附属駒場高等学校 卒
東京大学 文科一類

下出 大智さん

■センター試験得点 863点/900点

■センター試験得点選択科目 世界史 日本史 化学基礎 生物基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   日本史  
開示得点 92 51 62 47 49 =301/440点
自己採点 90 40 50 50 45 =275/440点

■受験した感触・・・ 1日目で心が折れそうになったが、2日目で立て直せたと信じたい。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 A 文科一類 A 文科一類 A
  8月 11月
志望学類 判定(ABCDE) 志望学類 判定(ABCDE)
東大入試実戦
東大即応オープン

身の丈に合った学習計画の策定とその愚直な実践

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

受験全体について

 東大の問題は、パーフェクトに点数を取ることはほぼ不可能だと考えればたしかに難しいと感じるかもしれませんが、6割の点数を取ることが出来れば受かると考えれば、意外と易しく思えてくるかもしれません。東大に合格するためには、2月末の二次試験で「どんな問題が出ても6割は取れる」ように予め勉強計画を策定しておくことが不可欠だと思います。その際大切なことは、闇雲に全科目全単元固めることではなく、勉強する科目・単元に強弱をつけることです。即ち、勉強してもあまり伸びなさそう、或いは完璧に習得しても得られる得点はあまり多くは見込めない、という分野に割く時間は少なめにし、その分勉強すれば伸びそう、しっかり勉強すれば大量得点に繋がる、という分野に傾斜的に時間を割くよう学習計画を策定するということであり、私はこれを「身の丈に合った」学習計画と呼びたいと思います。自分のできない問題ほど、焦りから多くの時間を割いてできるようになろうと努力してしまいがちですが、本当にその時間の使い方は正しいのだろうか?と一度立ち止まり、努力してもあまりできるようにならなさそうな、身の丈に合わないレベル、或いはそのような分野、の問題は潔く諦める、そういった思い切りも時には必要となることでしょう。なぜなら、本番までの時間は有限だからであり、また基礎レベルの問題がきちんと取れれば十分だからです。それでは以下に私の科目ごとの勉強の仕方について軽くまとめておきますので、皆さんが学習計画を立てる際の一助となれば幸いです。

科目ごとの勉強の仕方

  • 英語……苦手でしたが、最終的には得意になりました。大学受験において英語が苦手では相当なビハインドとなるので、苦手でしたが地道に基礎から固めて克服に努めました。文法や英単語・英熟語を高2まででしっかり固めることができたので、東大型の問題で演習を積むうちに慣れからか次第に点数にも結びつくようになりました。英語は頭の中に入っている英文の量で決まる要素が多分にあると思うので、諦めずにたくさんの英文を読み続ければ得点に繋がるでしょう。
  • 数学……終始比較的得意でした。高3で数学にかけられる時間はあまりなかったので、高3の間は疎かになりがちでしたが、その分高2までで基礎は固めつつある程度難しい問題も経験していたので、貯金で耐えた感じがありました。東大文系数学は2020年以降極端に難しくなりましたが、2完1半くらいが取れれば十分だと思うので、本番解けない問題があっても焦らず解ける問題で稼ぐことが大切です(と言いつつ私は本番2か所計算ミスしてしまいました)。
  • 現代文……調子の波が激しかったです。もっとも、それは実力がない証拠なのですが。林修先生の東大特進の授業の予習・復習は徹底的に行いました。第一問は全問頑張りたいですが、第四問に関しては書きやすそうなところを見極めてその問題だけ(大抵4問中2問)しっかり考えてわからない問題は深く考えないようにしていました。なぜなら、何度解説を聞いても本番自分で書けるようになる気がしない問題が結構あったからです。第四問対策は軽めに、第一問をしっかり、をモットーに頑張りました(威張れることではない)。
  • 古文……調子の波が激しかったです。古文単語を固めてあとは本番解けなかったら諦めようと思い、そこまで時間はかけませんでした(ちなみに本番は爆死しました)。
  • 漢文……比較的得意でした。漢文は句法と少し単語を勉強して過去問を解けば十分でしょう。あまり時間はかけませんでした。
  • 世界史……得意でした。教科書を2冊計5周ほどと単答型の問題集を10周くらいして徹底的に基礎を固めました。知識が頭の中に入っていないとスタートラインに立てないので、早めに全体像を掴んでかつ継続を怠らないようにしましょう。論述は頭の中で考えた内容がだいたい何字くらいになるのかわかるようになるまで量を積みましょう。そうしないと大論述で最後まとまらなくなります。
  • 日本史……比較的苦手でした。東大日本史では日本史の細かい些末な知識は要求されないので、気軽に教科書を3周ほどしました。東大特進の授業で演習量を積みました。ただ、最後までぼんやり書いている感を払拭することはできませんでした。東大特進以外の参考書等での過去問の解説に釈然としないものを感じたのを口実に過去問演習を疎かにしてしまった感じがありましたが、もう少し過去問演習に時間を割くべきだったかもしれません。

■東進東大特進コースについて

  • 現代文……東大特進の授業を全て受講しました。前述したように、徹底的に東大特進の授業の予習・復習を行いました。林修先生の風刺の効いた雑談は性格の悪い私にはとても面白いものだったので、性格の悪い自覚のある方は是非ライブ授業で先生の雑談を楽しまれるといいと思います(あくまで個人の感想です。先生の雑談は性格の良し悪しに関わらず普遍的に面白いものであり、ひいては私の性格も悪くないという可能性も十分あります)。
  • 古文……東大特進の授業を全て受講しました。授業で扱う古文以上に栗原隆先生のキャラクターが非常に面白かったです。もちろん、古文の授業の内容も非常にためになります。楽しく古文を学ぶことができました。
  • 漢文……夏と冬の授業を受講しました。演習量を積むことができただけでなく、付録の単語のテキストが直前の時期に非常に効果的でした。
  • 世界史……荒巻豊志先生の授業で、大論述のちゃんとした書き方のみならず、大学受験以外の場所で役に立つであろう教養も学ぶことができました。
  • 日本史……東大特進の授業を全て受講しました。日本史の大局的な理解を学びつつ、東大の過去問をたくさん解くことができました。山中裕典先生の解説授業・解答は他の参考書等から勘案するに極めて質の高いものであり、添削指導もあって相当な実力をつけることができたと思います。付録の文化史プリントは共通テスト直前期に非常に有用で光り輝く聖なるプリントに大化けします(私がそれまで使っていなかっただけです)。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験はたしかに大変で精神的にもキツいものです。しかし、受験生でいられる期間は長い人生において、他人のために一切何もすることなく専ら自分のスキルアップのみに専念し続けることが許されるばかりか、偉いと周囲に褒めてもらえる最後の機会だと考えれば、少しは頑張ろうかなという気が芽生えてくるかもしれません。この拙文が少しでも受験生の皆さんのお役に立てたなら幸いです。頑張ってください。