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埼玉県 県立 大宮高等学校 卒
東京大学 文科一類

馬場 佳帆さん

■共通テスト得点 945点/1000点

■共通テスト得点選択科目 日本史 地理 化学基礎 生物基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   日本史   地理  
開示得点 99 28 62 44 47 =280/440点
自己採点 90 25 60 25 40 =240/440点

■受験した感触・・・ 過去問よりはできたと期待していたが、自己採点をしてみて特に日本史がやばいと感じた。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 A 文科一類 A 文科一類 A 文科一類 A

自分に合った勉強計画

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私はマイペースな性格で、本格的な受験勉強を始めたのは高2の冬、一日の勉強時間は10時間ほど、と周りの東大志望者よりも圧倒的に時間が少ない状況でした。もっと早く始めていれば、もっと今日勉強時間を確保していれば、と後悔を繰り返す中、自分に必要な勉強を見極め合格を勝ち取ることができました。勉強量は多いに越したことはありませんが、勉強時間が確保できず悩んでいる方に参考にしていただければと思います。

学習計画

  • 高2の春~秋

志望校を東大に決めましたが、具体的な対策は始められていませんでした。

  • 高2の冬

学校の勉強や部活の合間を縫って自主的な勉強を始めました。具体的には苦手だった数学の網羅系の参考書や、知識が不安定だった日本史の一通りの復習などです。

  • 高3の春

周りの東大志望者が論述対策を始めているのを見て危機感を持ち、東大特進コースに入会しました。各科目の基礎固めを続けながら、科目ごとの学習の進度に合わせてオンラインで受講を始めました。

  • 高3の夏

基礎固めを終了するという目標を立て、共通テストのみで必要だった理科基礎と情報を完成させました。二次試験の過去問演習で論述ならではの考え方の習得の必要性を痛感し、東大特進コースの受講の科目や頻度も増やしていきました。

  • 高3の秋~直前期

学習の中心を過去問演習と東大特進コースの受講に切り替えました。夏に共通テスト対策に重点を置いたおかげで、冬休み中も共通テスト対策と二次試験対策を1:1の割合で行うことができました。直前期は勉強時間の7割を地歴の対策に費やしました。

  • 全体を通して

基礎が固まっていないことが不安で論述対策が後回しになってしまいましたが、論述対策を通じて基礎が固まった面もあったので、早めに論述対策を始めれば良かったと感じます。

科目別の勉強法

  • 英語

中学生の頃から得意科目であり、高校の指導も手厚かったので、高1から高3の夏まで続けた単語のインプットの完了後は早めに速読練習や時間配分の調整に重点を移しました。単語は単語帳作成アプリに入力し通学時間などの隙間時間に覚えました。速読や時間配分は東大英語に絶対に必要な力なので、早めに対策できると良いと思います。

  • 数学

高校入学以来苦手科目でしたが、網羅系の参考書を解いた後、解法の整理やパターン化が自分に合っていると感じ、東大特進コースの松田聡平先生の講座を受講すると東大の問題にも立ち向かえるようになりました。

  • 国語

古文漢文の基礎知識や漢字は高3の春までに定着させ、現代文の対策も高3の春~夏に存分に行い、直前期に他の科目に回せる時間を増やせるようにしました。

  • 日本史

高3の夏まで復習を繰り返し、予習や論述対策を行わなかったことが受験生活の中で一番の後悔です。知識の穴埋めは後からできるので、通史を早めに終わらせ、論述対策に取り掛かる中で東大日本史に求められる本質理解を深めるべきだったと感じます。

  • 地理

予習をして夏休みまでに基礎の定着を終わらせました。共通テスト対策をする中で、解説を熟読すると、二次試験に必要な「なぜ」「○○の特徴は」などの知識も身に付けられました。

■東進東大特進コースについて

授業

 どの科目も基礎固め、応用演習、過去問演習の段階があると思いますが、私は応用演習の段階で東大に特化した効率の良い学習がしたかったので東大特進コースを利用しました。市販の論述対策の参考書を使わなくても十分二次試験が解けるくらい充実した授業をしてくださいました。
 また、オンライン受講では自分に合ったペースで受講ができることも魅力的でした。基礎固めに遅れがある科目は受講のペースを落とすなどの柔軟性があり、学習の進度がほかの東大志望者より遅れ気味だった私に合っていました。しかし、私は一科目のみ受講を先送りにした結果直前期にその科目をひたすら受講することになってしまったので、やはり計画的な受講をおすすめします。
 以下、私が特におすすめしたい講座を紹介します。
  • 宮崎尊先生の東大特進英語

文章の流れを理解し、必要な情報を素早く読み取る力がつきました。慣用表現も知ることができ、役に立ちました。

  • 松田聡平先生の東大への数学

個々の問題解説だけでなく分野別に着眼点や解法の選択肢を一覧にして提示してくださり、難しい問題でも糸口を模索することができるようになりました。

  • 山中裕典先生の東大日本史

図解板書がとてもわかりやすく、時代や仕組みの全体構造をつかむことができました。

東大本番レベル模試

 返却が早く、解説授業も受講できるので、復習がしやすかったです。

東進リスニングアプリ

 東大に特化したリスニング対策はなかなかできないので重宝しました。通学時間などに利用しました。

東大生スタッフ

 入会したての頃は受講する講座の相談、直前期は当日の過ごし方の相談などにのっていただきました。東大受験の経験者にアドバイスをいただけてありがたかったです。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 周りの受験生と比べて落ち込んでしまうこともあると思いますが、自分のペースを崩さず良いコンディションを保つことも大事だと思います。特に思考力が求められる東大入試の対策の場合、勉強中の睡魔は大敵です。良い論述が書けず、さらに落ち込むことにつながってしまいます。勉強時間などの数値にとらわれすぎず、よく食べよく寝て、頭をフル回転できているか確認しながら密度の濃い学習をするよう心がけることをおすすめします。