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茨城県 県立 土浦第一高等学校 卒
東京大学 文科一類

木村 芽依さん

■共通テスト得点 917点/1000点

■共通テスト得点選択科目 世界史 地理 化学基礎 生物基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 74 36 74 47 45 =276/440点
自己採点 78 30 62 46 34 =250/440点

■受験した感触・・・ 頭痛がしたまま受けた英語は微妙。全体的にはまずまずかな……。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 A 文科一類 A 文科一類 A

努力で負けない

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

志望理由

 私の通った高校では東大受験を見据えた授業や環境が整っており、自身の成績が良かったこともあって東大受験を決めました。当初は履修の選択肢が広そうな文科三類を目指していましたが、他大学のオープンキャンパスで法学部の説明を受け興味を持ったことをきっかけに、法学部への進学率が高い文科一類を目指すことにしました。

勉強方法(時系列)

  • 東進に入るまで

高1の頃から平日3時間、休日10時間の勉強を継続したおかげで英語を中心にかなりの学力がつきました。受験勉強の早期スタートを切ることが合格には一番重要だったなぁと今では感じます。定期テストには全力で取り組み、大体学年5位以内を維持していました。週に6日部活があり、通学時間は一日3時間かかるなど勉強時間の確保は難しかったですが、隙間時間をほぼすべて勉強にあてたことで逆に他の人より勉強できたのかもしれません。

  • 東進に入ってから高3の夏まで

現代文の成績がブレブレだったので林修先生の授業を受けました。この時期はまだ過去問は解かず、月1回訪れる定期テストと、模試の解き直しを重点的に行っていましたが、これは自分にはとても有効でした。2,3か月経つと自分でも驚くほど忘れていたので、解き直しで知識を定着させました。この時期の知識の定着がないと東大の過去問には太刀打ちできないと思います。

  • 高3の夏から共通テストまで

夏休みには受講を進めるとともに東大の過去問も数年分解きました。この時期に過去問を解く際には形式に慣れることや難易度の把握を目的にして、制限時間は気にせずやっていました。時間を気にせず解くことで一つ一つの問題にじっくり取り組めるのでおすすめです。夏休み後は東大特別演習を集中的にやりました。他大学の問題も一部混じっていますが気分転換(?)になるし難易度もかなり高かったのでやりがいがあります。12月以降は、共通テスト演習はほぼ学校の授業内のもので済ませ、東進ではひたすら過去問を解き、復習しました。配点を考えると共通テスト演習は最低限でよいと感じますが私大の共通テスト利用を考えるとある程度の対策は必要かと思います。

  • 共通テストから二次まで

共通テスト翌日に一人ミスドを楽しんだことで気持ちの切り替えができ、燃え尽き症候群を回避しました。そこからは過去問をできる限り解き、国語、英語、地理は20年分、数学、世界史は30年分取り組みました。今年の世界史の第一問は昔出題されたものととても似ていて、過去問を多く解くことの重要性を実感しました。

勉強方法(各教科)

  • 英語

演習あるのみだと思います。特に英作文はたくさん書いて添削してもらうことで自分がしやすいミスを把握できます。リスニングは配点も高いので対策は必須です。自分は過去問のディクテーションを徹底的に行いました。東大のリスニングは音質が悪いと定評があったため音源に布団をかけて演習したりもしました。(本番の音質はクリアだったが……)。

  • 数学

学校の教材を3周した他、問題集を3~5周しました。自分は基礎固めから応用までこれだけやって身につけました。過去問に関しては、大問4つのうち解けそうな問題を2つほど見極めて完答を目指す形で演習をしました。分からなかった問題の中でも比較的簡単な問題は解説を見て理解することで自分の解法パターンを増やすことができました。難問は時間の無駄だと割り切って諦めていました。

  • 国語

現代文を得点源にするのは難しいですが、林先生の授業を受ければ、感覚ではなく論理的思考による解答を作ることができるようになります。古文、漢文は単語や文法を高1の間に完成させ、あとは演習を繰り返しました。

  • 社会

世界史の大論述は、メモの取り方や構成、指定用語の使い方など考えることが多く、たくさん過去問を解き添削をもらいコツをつかむことが大切です。地理は教科書の勉強では足りず、資料集を破壊するまで読み込んだことでかなり知識をつけられました。地理は問題数も多いので過去問演習講座では時間配分を意識しました。

■東進東大特進コースについて

  • 過去問演習講座

添削がすぐに返ってくるので記憶が新しいうちに復習でき、自分がしやすいミスを発見して改善につなげることができます。解説もとても丁寧であるうえ、解説授業までついているため問題の理解以上のものが得られます。過去の先輩たちと自分の点数の比較ができるため、他人と比較した自分の弱点を知ることができ、弱点克服のための勉強を効率的にすることにつながりました。

  • 東大本番レベル模試

回数が多いので、問題を解く順番や時間配分などをいろいろ試すことができます。レベルもその名の通り本番と同様(もしくは本番以上)の問題が出ますし、英語のリスニングも本番を想定して雑音入りの音源であったりするので、本番慣れができます。自分は本番よりむしろ模試のほうが緊張していたぐらいでした。

  • 担任の先生

勉強のことにとどまらず、部活との両立や息抜きの仕方などに至るまで様々なアドバイスをいただきました。自身の受験も経験もいろいろ伝えてくださって参考になりました。つらい時も笑顔で話しかけてくださったので励まされました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 東大に合格する可能性を上げるには、やはり少しでも早く受験勉強を始めることが大切だと思います。英語や数学、古文、漢文を中心に、ほぼどの教科も基礎の積み重ねこそが後の演習の段階になっても必須です。必ずしも高1の頃から全力で勉強する必要はありません(多分途中で燃え尽きるので……)が、高3になってから基礎の復習をしていては志望校対策が不十分になるのが現状です。そのため学校の教材であっても東進のコンテンツであっても、計画的かつ継続的に進め、知識が定着した状態で過去問演習に入れるようにすることをおすすめします。別に東大を受験するからと言って特別なことをする必要はないと感じます。受験当日皆さんが戦うのは怪物でも他の受験者でもなく、自分自身です。その時、積み上げてきた勉強量は間違いなく自信になり、何よりも強い武器になります。最後になりましたが、皆さんと東大のキャンパスで会うことを楽しみにしています。