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兵庫県 県立 長田高等学校 卒
東京大学 理科二類

奥田 悠太さん

■共通テスト得点 901点/1000点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 地理

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語      
開示得点 69 54 34 31 33 =221/440点
自己採点 68 35 40 32 34 =209/440点

■受験した感触・・・ 数弱すぎるためか、問題だけでなく難化したことも分からなかった。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科二類 E 理科二類 B 理科二類 C 理科二類 C

万策尽くした

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 40.1、42.9。これは私の同日と第一回の東大本番レベル模試の総合偏差値です。かなり渋いですが、色々な学問の講義を聞いて進む道を見極めたかったので、高一から考えていた東大を本気で目指す9ヶ月を、部活を引退した6月から送りました。合格可能性1%のとこから60%程度へもっていくまでを書かせていただくので、高3の一年で滑り込みを狙う方の参考になれば幸いです。

教科毎の作戦と実行

  • 国語(目標40)

唯一得意だったため、なるべく時間を他教科に回した。古文単語と漢文の句法を入れた後、答案の書き方の型を学ぶために東大特進で古漢共に第Ⅲ期講座のみを受けた。過去問はやらなかった。

  • 数学(目標40)

6月時点で冠模試で10点も取れない実力だったため、勉強する分野を絞って、絶望的な点数だけは回避することを目指した。とはいえお先真っ暗だったのだが、7月から長岡恭史先生の数学ぐんぐん応用編を受講したところ、パアァと世界が開け、過去問に取り組めるレベルまで飛躍的に成長した。もう一つ役立ったのは、模試や過去問やテストゼミなどで解けなかったけど解けそうな問題とその解答を、ノートに貼っつけるか書くかしてまとめたフィードバックノートを作ったこと。まとめノートには賛否があるが、使用する定石やポイント、自分のつまづいた点などを書き込めば、復習の効果はかなり高いので私はおすすめしたい。

  • 物理(目標35)

王道だと思うが、力学と電磁気を集中して勉強し他分野からは目を逸らす。問題集を仕上げた後は、東大特別演習と過去問で東大形式のものを多く解いた。過去問は苑田尚之先生の授業を利用すると演習効果が跳ね上がった。普段の苑田先生の授業を受けていなくても分かるようになっていてかなり助かった。

  • 化学(目標35)

大西哲男先生の東大化学を全期受けた。個人的には、基礎が入っていればこの講義とテキストのみで化学の対策は完結すると思う。自分は市販の難しい問題集には手を出さず、授業ノートを参照しつつテキストの問題を反復すれば、理一理二の合格には十分な実力がつくはず。

  • 英語(目標75)

実力がミジンコでも、記号が約半分を占めるため記号で50点取れば80点も夢ではないと思い、1B-3-4Aの対策に注力した。中でもリスニングには膨大な時間を割いたが、そうすると自然と英語を読む力がつき、解くスピードも上がっていった。宮崎尊先生、駒橋輝圭先生両氏の講義は全期受けた。

  • 共通テスト、私立

二次対策で手一杯で、共通テストはほぼ無対策、私立は受けないという選択をする他なかったが、東進で一年から共通テスト本番レベル模試をたくさん受けてきたおかげか共通テストは耐えた。

後輩には避けてほしい失敗集

  • 手続きを面倒がり、東大特進コースへの加入が遅くなった。各教科で正しい勉強方針を示してくれるので、加入は早ければ早いほど有利になる。なんとなく先延ばしにしてる方がいれば今申し込むのをおすすめ。
  • 東進の講義の復習をしない。これは上野動物園でパンダを見ないくらい勿体無い(自分が受験生の間に消えていたけど)。授業内容のノートやテキストに目を通すだけでもやった方がいい。
  • 一般に受験勉強は反復が命とされているのに、ついつい色々な問題集に手を出してしまう。
  • 二次前日すらかなり勉強する想定で計画を立てていたが、二次4日前位から勉強が手につかなくなった。どうやらこの現象は私だけではないので、ド直前の詰め込みにあまり期待しない方がいい。
  • 二次当日、会場に着いてから古文の助動詞を確認しようと思っていたら、着いた瞬間に参考書をしまうようアナウンスされ出来なかった。最後の足掻きタイムの終了は割と早いので気をつけよう。

■東進ハイスクール・東進衛星予備校・東大特進コースについて

主な受講講座

  • 東大古文(栗原隆先生)、東大漢文(寺師貴憲先生)

読解した内容を高得点となる解答に変換するプロセスが学べた。時間のない理系でもそれぞれ第Ⅲ期講座くらいは受講すると良いかも。

  • 数学ぐんぐん応用編、微積もぐんぐん応用編、東大特進数学テストゼミ(長岡恭史先生)

手っ取り早く東大数学に不可欠な手法たちが学べた。長岡先生の授業は自分の集中力を極限まで引き出してくれて大好きだった。

  • 東大への数学(松田聡平先生)

自分の勉強したい分野の講座だけ取った。東大志望のための、東大のことだけを考えたテキストで、演習効果の高すぎる例題とテスト問題が揃っていた。

  • 東大化学(大西哲男先生)

講義で独学では身に付き難い上手な考え方及び処理方法を知り、テキストの豊富な問題でそれらを体得できた。

  • 東大特進英語(宮崎尊先生)

宮崎先生は、大事なことは何度も言ってくださるため、確実に論理構造を考えながら英文を読む癖がついた。

  • 東大英語in depth(駒橋輝圭先生)

東大英語の各大問のコツが押さえられ、多量の演習によって本番でも揺るがない解き方のルーティンが身についた。

  • 東大特別演習

東大形式の演習ができるセットの解説が一級品で、非常に役にたった。

  • AI予測問題演習

二月は毎日、英語を通しで演習していたのだが、これのおかげで演習素材の不足に陥らなかった。解説がとても良い。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 自分はたまたま、願っていた数学の超難化が起き、英語の記号を当てまくって受かりましたが、不運が重なれば普通に落ちていました。結局は前倒しで準備を進め、不運の大雨が降りかかっても受かるようにするのが一番です。また、受験勉強していると過去の勉強法、学習姿勢などを後悔することがあると思います。とはいえ合格すれば帳消しです。過去のことは諦めて今打てる最良の手を打ちましょう。