■共通テスト得点 918点/1000点
■共通テスト得点選択科目 物理 化学 地理
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
65 |
+ |
47 |
+ |
51 |
+ |
30 |
+ |
20 |
=213/440点 |
自己採点 |
65 |
+ |
25 |
+ |
35 |
+ |
40 |
+ |
35 |
=200/440点 |
■受験した感触・・・ 答案作成の重要性を痛感した。対策が不十分だったように思う。合格の手応えは全く無かった。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科一類 |
B |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
自己分析で活路を見出す
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
東京大学を志望した理由
私が明確に東大を受験すると決意したのは中学に入学した頃です。中高一貫校に入学した私は、先生に6年間あればどの大学でも行くことが出来ると言われ、せっかくならば日本最高峰の東大を目指そうと考えたのが始まりでした。
本格的な受験勉強のスタート
私は競技としてボウリングに幼稚園の頃から取り組んでおり、意識的に勉強するようにはしていましたが、高校2年生の10月までボウリング中心の生活を送っていました。学内の順位が良かったため、のほほんと勉強していましたが高2秋に受けた模試の結果があまりにひどく、心機一転勉強漬けの生活を送ることに。同年代のライバルたちから大きく遅れた状態で私の本格的な受験生活はスタートしました。
自分なりのビジョンを立てる
先述したように私は約1年3か月で他の受験生に追いつく必要がありました。ただがむしゃらに取り組むだけでは現役合格は不可能だと考え、まず各科目の合格者平均点を調べ、自分の得意不得意に合わせた目標得点の設定から始めました。数学が明確に苦手だったため数学は55点程度でよいと割り切り、英語と理科で75点、国語で40点と設定し、理科と英語メインで勉強を進めました。この段階で教科ごとの勉強の配分を考慮したことが、迷走することなく受験生活を走り切ることが出来た一因だと考えています。これを読まれている方で勉強方針で迷っている方がいれば、一度自分の実力から合格点を取るための戦略を考えてみると良いと思います。
教科別の対策
- 英語……高2の間に基本的な勉強を終わらせて、高3では演習を軸に勉強していましたが秋頃まで得点が思うように伸びず苦心しました。設問形式ごとの答案作成の仕方をよく分析することを心がけるようになってから得点率が良くなったように思います。リスニングがあまり得意ではありませんでしたが、武藤一也先生の講座を受講してから格段に取り組みやすくなり徐々に苦手意識は消えました。
- 数学……青木純二先生の「数学の真髄」を中心に勉強を進めました。演習量の不足を補うために長期休みには意識的に参考書や問題集を回すようにしていました。後悔しているのは6問150分のセット形式での演習量を取らなかったことです。自分の点数が伸びないのは問題集に十分に取り組めていないからだとずっと考えていましたが、今考えると時間内で自分の処理能力に合った適切な問題選択が出来ていなかったことが大きな要因であるように思います。試験時間内でおおまかな難易度を把握し難問に見切りをつける能力は本番形式の演習でしか培うことが出来ないと思いますし、この能力が試験本番で実力を発揮するために大事です。
- 国語……現代文は林修先生の授業がお勧めです。古文と漢文は最低限の知識を押さえる段階までしかできませんでした。余裕のある方は古文もしっかり対策すべきだと思います。
- 物理……苑田尚之先生一択だと思います。レベルはとても高いですが詳しく解説してくださるのでなんとかついていくことが出来ました。共通テストが終わってからの1か月はひたすら苑田尚之先生の講座の復習に取り組んだことで、飛躍的に物理の得点が良くなり本番もまずまずの出来で合格に貢献してくれました。先生の仰るように原理から学ぶことが一番の近道です。
- 化学……私の唯一の得意科目です。問題集を6月頃までに終わらせて、そこからは大西哲男先生の講座と過去問をやりこんでいました。知識のインプットと問題演習のバランスをとることが何より重要です。個人的に無機化学に深く向き合っておけば理論と有機が楽になると思っています。今年は記述ばかりで試験場で面喰いましたが、例年通りの難易度であれば頑張れば誰でも得点源になりうる科目だと思います。
これから過去問演習を始める方は2020年代に入ってからの理科が急激に得点がとりにくくなっていることを念頭に置いて演習を進めることをお勧めします。私は2010年代の過去問から取り組み始めてかなり良い点数がとれていたので秋に油断して理科のペースを緩めてしまい、最後の1か月で2020年代の過去問に取り組み始めた際に点数がとれずかなり焦りました。理科に限らず、最新年度に近い過去問を取っておきたくなる方もいると思いますが2年分程度は早めに演習することをお勧めします。
■東進東大特進コースについて
東大特進コース
東大特進の教材はどれも質が高く最後まで重宝しました。大西哲男先生の「東大化学」はテキストがすごい量で講義内容も面白くこの講座のみで二次試験に対応可能だと思います。神講座です。その他にも青木純二先生の「数学の真髄」や苑田尚之先生の「東大物理」など素晴らしい講座がたくさんありました。東大受験には東大特進コースが必須だと思います。
過去問演習講座
私は主に夏休み頃から利用しました。答案を添削してもらえるので自分の答案の至らないところが分かりやすく復習に役立ちました。模範解答を見ても納得出来ないところは授業を受けるようにしていました。自分の得点が徐々に高くなっていくのを実感しやすく自信に繋がりました。
東大本番レベル模試
「東大本番レベル模試」の大きな魅力は実施回数と返却の速さだと思います。2か月程度の短いスパンで実施されるので自分の立ち位置を見つめなおす良い機会でした。また、他の模試は受けてから成績が返却されるまで長いと1か月以上待つ必要がありますが「東大本番レベル模試」は一週間で返却されるのでモチベーション維持に役立ちました。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
高校3年生になってからの1年間は合格出来そうだという感覚が全く無く、かなり辛かったですが、合格してみると充実した良い1年間だったと思います。
後輩の方へのアドバイスとしては
1 自分の実力の把握(現段階で各科目どの程度安定して得点できるのか)を常に行う
2 目標得点に基づく学習計画を立てる
3 最後まで粘り強く学習する
の3点です。
これを読まれている方の受験が良いものになることを願っています!ありがとうございました!